[ DOUBLE BELL ] M1911A1 CO2GBB スライドトラブル対処法

[ DOUBLE BELL ] M1911A1 BSP CO2GBB は、[ APS ] DRAGONFLY を上回る強烈な重さのブローバックで人気です。

なのですが、1911 CO2GBB は、スライドがひっかかって戻らなくトラブルが起きるときがあります。この原因は 「ブローバックの際、本来はブリーチブロックがディスコネクターを押してシアーを開放してハンマーをロックするのですが、スライドがブローバックの勢いで浮いてハンマーがロックせず、ブリーチブロックにハンマーが引っかかるため」 です。


理屈はともかく 対処法は簡単なので、下記の写真で解説します。






















※スライドロックが頻発するようでしたら、スライドが歪んでいるので、スライド交換をお勧め致します。(DOUBLE BELL の純正パーツはこちらで販売中)























  

VIPER TECH SOPMOD M4 BSP CO2GBB 分解講座 後編

皆様こんにちは、Gunsmith BATON ドン.キホーテ八王子駅前店でございます。

本日は[ VIPER TECH ] SOPMOD M4 BSP CO2GBB 分解講座の後編ということで、ロアレシーバーまわりを中心とした分解手順をご紹介いたします。
(M4 BSP分解講座 前編はこちらです)



分解を始めるにあたり、まずはバットストックを取り外しておきます。ストックの外し方は、皆さんご存知ですよね。





バットストックを外したところで、まずは上段の画像中、赤丸で囲っているバッファーストッパーを押し込み、リコイルバッファーを取り出します。このリコイルバッファーは、下段画像のように長いバッファースプリングでテンションがかかっていますので、上述のバッファーストッパーを押し込む際には、リコイルバッファーを押さえておく必要があります。




こちらがバッファーチューブから取り出したリコイルバッファーと、バッファーストッパー、バッファーストッパースプリングです。通常見えないところですが、実物パーツの形状に良く似せてありますよね。




次にバッファーチューブを取り外すため、画像のストックレンチを用意します。ガス、電動に関わらず、M4ユーザーなら、前編でご紹介したアーマーレンチと合わせて持っていたい便利な工具です。





このストックレンチで、バッファーチューブ付け根のバッファーリングを緩めます。この際、ある程度緩めて行くと、下段画像のようにロアレシーバーとストックプレートとの間に、プランジャースプリングが出て来ます。
バッファーリングを一気に外すと、このスプリングを紛失する可能性がありますので、作業時には充分注意しましょう。

ちなみに、上段画像では先に外したはずのバッファーが入っていますが、撮影の順番が前後してしまっただけなので、どうかお気になさらないでくださいませ。



バッファーリングを緩めた後、バッファーチューブを反時計方向に回して、ロアレシーバーから取り外した状態がこちらです。ストックプレートが外れたことで、プランジャースプリングとプランジャーが外れ、テイクダウンピンも抜き取ることが出来ました。




ちなみにこちらは、テイクダウンピンとプランジャー、プランジャースプリングのアップです。テイクダウンピン側面の溝の中にご注目いただくと、溝の両端に窪みがあることがおわかりいただけると思います。この窪みにプランジャーの先端が入ることで、テイクダウンピンが脱落しないというわけですね。




バッファーチューブまわりが外れたところで、ロアレシーバー左側面にあるボルトリリースレバーを分解しましょう。画像の場所に横から刺さっているピンを、赤い矢印の方向へピンポンチで叩き出します。




上述のピンを抜くと、ボルトリリースレバーが外れるのですが、この際ご覧のように、ロアレシーバー側からスプリングとプッシュロッドが現れます。ボルトリリースレバーを外すと、これらのパーツが抜け落ちて来ますので、紛失しないよう注意しましょう。




こちらが取り外したボルトリリースレバーと、スプリング、プッシュロッドです。M4のガスブローバックモデルは様々なメーカーからリリースされていますが、ボルトリリースレバーの形状は各社でかなり異なっているのが興味深いところですね。




次はマガジンキャッチを外します。まずはロアレシーバー右側のマガジンキャッチボタンを深く押し込み、画像のように突き出したマガジンキャッチを反時計回りにぐるぐると回します。




するとこのように、マガジンキャッチとマガジンキャッチボタンの結合が解けて、両者とマガジンキャッチスプリングが、ロアレシーバーから取り外せるわけですね。




それではいよいよ、機関部の分解に着手しましょう。まずはロアレシーバー右側からピンポンチを使い、画像の位置にあるシアーピンを叩き出します。




上述のシアーピンを抜くと、画像のフルオートシアーと、シアースプリングが取り出せます。画像中央はシアーピンですね。




このシアーピンを良く見ると、中央から片側にずれた位置に溝が切られています。この溝は、シアースプリングを引っかけるためのものなので、組み立て時、ピンの向きを間違えないように気を付ける必要があります。




フルオートシアーを外すと、ご覧のようにセレクターレバーが分解出来ます。弊社にて販売しております、 VIPER TECH純正のKAC Style アンビセレクターレバーに交換する場合は、シアーピンを1本抜くだけで良いわけですね。




ここでセレクターレバーを取り外した後の、ロアレシーバーの穴を覗くと、ご覧のようにセレクタープランジャーが突き出しています。尚、この状態でプランジャーが抜け落ちることはありません。





次に、画像の位置にあるハンマーピンを、やはりロアレシーバーの右側から叩き出し、ハンマーアセンブリーを取り出します。下段画像の左から、ハンマー、ハンマースプリング、サークリップ、ハンマーピンカラー、そしてハンマーピンですね。




サークリップは、ご覧のようにハンマー左側の、ハンマーピンが通る穴の部分にセットされています。この上にハンマーピンカラーが被さるのですが、サークリップはハンマーピンの溝と噛み合って、固定する役割を持っているわけですね。





最後にトリガーピンを、先の2本のピンと同様、ロアレシーバー右側から叩いて抜き、トリガーアッセンブリーを取り出します。ちなみにこのトリガーピンは、先のハンマーピンと共通の物です。




トリガーアッセンブリーは、画像のようなパーツ構成になっています。左からそれぞれ、トリガー、トリガースプリング、シアースプリング、シアー、となります。




主要な内部パーツを取り外した後のロアレシーバー内部を覗いてみると、まさに空っぽといった印象ですね。また、レシーバー両側面の壁に当たる部分に、けっこうな厚みがあることに驚かされます。電動ガンとは大きく異なるポイントですよね。




こちらは、上の画像で右の方に写っている銀色の部分のアップですが、この部分には、ハンマーの力をマガジンの放出バルブに伝える、バルブノッカーが組み込まれています。




画像は、分解前の状態を撮影したものですが、ご覧のように、ハンマーの付け根部分がバルブノッカーを叩く仕組みになっています。
もし仮に、実物のボルトキャリアを組み込むことが出来たとしても、ハンマーが銀色の部分にブロックされ、ファイアリングピンを叩ける角度まで落ちないので、撃発することは事実上不可能です。
パーツ単体で見ると非常にリアルな形状ですが、ちゃんとこうした安全対策が盛り込まれているわけですね。




ちなみにこちらは、マガジンキャッチボタンが入っていた穴から内部を覗いた画像ですが、奥の方に小さいイモネジが確認出来ると思います。
このイモネジを緩めることで、上述した銀色の部分がロアレシーバーから外れると思われるのですが、今回取り上げた個体は、まったく外れる気配がないのです。
強引にこじれば外れるとは思うのですが、無傷での分解は出来そうにないので、今回この部分は割愛させていただきました。




最後に、ロアレシーバー内の後方に見える六角穴の皿ネジを外します。肝心の部分にピントが合っていなくて申し訳ございません(汗)




このネジを外すと、画像中央のL字型のブロックがロアレシーバーから取り出せます。このブロックは、セレクターレバープランジャーをセットするためだけに設けられたパーツのようですね。
実銃ではほとんどの場合、ロアレシーバー下面のグリップを取り付ける部分から、セレクター部分に向かって貫通穴を開け、そこにプランジャーをセットしているのですが、VIPER TECH社が何故こうした独特の方法を採用したのか、ちょっと興味深いところですね。




上述のL字型ブロックから取り外したセレクターレバープランジャーとプランジャースプリングを、セレクターレバーと並べてみました。
ちなみに、本レポートでプランジャーと表記しているパーツについてですが、実銃においてこれらのパーツは、ディテント(Detent)とも呼ばれているようです。
Googleで調べたところによれば、「戻り止め」という意味だそうで、なるほど、機能にぴったりの名称ですよね。




こちらの画像は、グリップの底から内部を覗いたところです。奥に見えるボルトを外せばロアレシーバーとグリップが分離するのですが、何故かこの六角ボルトが、JIS規格のmmレンチではサイズが合わないのです。
通常、特に外す必要の無い部分ですが、グリップ交換などで分解する場合は、適合する工具を用意する必要がありますので、ご注意くださいませ。

以上で、M4 BSPの分解はすべて完了です。完全分解とまでは行きませんでしたが、通常のメンテナンスを行う分には、今回ご紹介したところまでで充分でしょう。
ガスブローバックガンならではのリアルな構造は、銃のメカニズムに興味のあるマニアの方にとって、大変に魅力的なものですよね。
VIPER TECH SOPMOD M4 BSP CO2GBBのオーナーの皆様にとって、この記事が少しでもお役に立てば幸いでございます。




最後に、こちらのド派手なM4をどうぞご覧ください。
このM4は、本レポートで分解したM4 BSPのハンドガード、グリップ、ストックを、実銃用のMAGPUL純正品に着せ替えたものでございます。





鮮やかなピンクで成型されたMOE(Magpul Original Equipment)ハンドガードとストックは、ポン付けで換装することが出来ました。つまり、リアルサイズの外装パーツが取り付け可能ということですね。

※バレルナット(レシーバー)は実ピッチ(インチ)ではなく、トイガンピッチ(ミリ)です。バレルナットから交換する実物RASを取り付ける場合は、アッパーレシーバーのネジを1.1/4インチ径のダイスで切りなおす必要があります。




こちらはMOEグリップですが、このグリップだけは何故かそのままでの装着が出来ず、レシーバーへの取り付け部分の内壁と、バックストラップの内側を、それぞれ少しだけ削る必要がありました。




実銃用のMOE3点セットを取り付けたM4 BSP、いかがでしたでしょうか。こうして実物パーツが着くとなると、あれこれとお金のかかる妄想が膨らんでしまいますよね(汗)

素晴らしくリアルな外観と、トイガンとは思えぬ剛性の高さを併せ持ち、CO2による驚くほど強烈なリコイルが堪能出来る、[ VIPER TECH ] SOPMOD M4 BSP CO2GBB
当記事執筆時点では、残り在庫がわずか2挺となっておりますので、ご購入を検討されているお客様は、お早目のご決断をお願いいたしますです。









[ VIPER TECH ]
M4 BSP専用CO2マガジン
【ガス漏れ確認済み】












  

【悲報】 RPDに重篤な弱点発覚。箱出しでは、そう長くは…

昨日、LCTが納品されました! 長らくお待たせしてしまい申し訳ございません、さっそくRPDの大量制作に着手しました (`・ω・´)ゞ


…が、さっそくチューナーから残念なお知らせが報告されました。「 …前略…  現状は問題なく動作しても、いずれタペットプレートの破損や、ピストンに巻き込んでのクラッシュにつながる可能性が残ります。」 とのこと。



そして、さっそく
RPD 弱点対策パーツ
を開発しました!







まだ試作段階ですので、これからテストを行い、完成版の対策パーツを組み込んで調整してから、RPDご予約のお客様にお届けします。出荷まで少し時間がかかりますが(来週から再来週にかけて出荷予定)、いましばらくお待ちください。

また、未調整では破損の可能性が高すぎるので、RPDは無調整・カクヤス販売の Gun Shop BATON での販売は中止いたしました。これまでにGun Shop BATON でご予約いただいたお客様には、調整済みの Gunsmith BATON でのご購入に変えていただくよう、お願いのご連絡をさせていただきます。



このRPDの重篤な構造的弱点と対策パーツを秘密にしておくつもりはないのですが、ちょうど、来週、RPDの分解・調整の模様をミリブロさんが取材に来る予定でしたので、RPDの弱点はミリブロレポートで公開していただきますから少々お待ちください <(_ _)>

また、対策パーツも単品で発売いたします。ただ、いまは予約商品の入荷が連続し(RPD、M4BSP、DRAGONFLY BSP)、チューナーが大変忙しいことになっておりますので、対策パーツの発売は12月後半から1月頭になる予定です。こちらもいましばらくお待ちください <(_ _)>
※対策パーツの装着にはメカボへのフライス盤による加工が必要でしたので、対策パーツ単体での販売は行えません。持ち込み調整での施工のみとさせていただきます。

そして。対策パーツの製造工程が固まり価格が決まったら、他店様でご購入のRPDの持ち込み調整も承りますので(対策パーツ分、通常の持ち込み調整にプラスアルファの代金になります)、こちらも少々お待ちください <(_ _)>




では、中華エアガンチューニングショップの当店でRPDをご予約のお客様、しっかり調整して「ちゃんと動いて、ちゃんと飛ぶ」状態にしてから出荷しますので、いましばらくお待ちいただければ幸いです face06
























  

ASP SVU 分解・調整レポート [後編]

前編から続く





マガジンキャッチを含む、レシーバー底部のカバーを引っ張り出します。







底部カバー取り付け品を押し出し、奥にあるメカボ固定ネジを外します。







ブルバップライフルならではのパーツ、前方にあるトリガーとメカボを繋ぐ連動バーの連結を外します。







これでメカボを上方に引き抜くことが出来ます。










ASP SVUのメカボは基本的にはRS SVDのコピーですが、ブルバップ機構並びにフルオード有りのため、細部が異なります。





【 Point ! 】





SVUのギヤボックスはセレクターギヤがメカボ左右外部に組み合わさっており、組み立ての際、この写真のかみ合わせ通りに組んで下さい。







右側のセレクターギヤカバーを外します。細かなスプリングがあるので、紛失に注意。







外したセレクターギヤのパーツ群。ver.3 メカボと違い、SVU / SVD の細長いレシーバーにメカボを収めて、適切な位置にセレクターを配置するため、こうしたセレクターギヤが必要になったわけです。




【 Point ! 】



モーターホルダーを外します。SVUは通常のメカボと違い、トランシジョンギヤを含む4枚ギヤセットで、ギヤが1つ増えるのでモーターは逆回転しています。

なので、モーターの配線はプラスマイナスが逆です。組み立てのとき、プラスマイナスを逆に付けることを忘れないように要注意。

また、SBD(ショットキーバリアダイオード)を施工するときも、通常とは逆に電極を付けなければなりませんので要注意です。







メカボ御開帳! ギヤセットはRS SVDと互換ですが、ピストン・スプリングガイドはASPとRSとの互換性はありません。





【 Point ! 】



ASP SVUの弱点というか、ベベルギヤにヒビが入っている固体が散見されます…

いま、ASP・RSのギヤセットはないのですが、このベベルギヤは次世代ベベルギヤを流用することが出来ます。ただし、ASPベベルと次世代ベベルは厚みが異なるので、シム調整で位置合わせをしなければなりません。




また、写真はありませんが、SVU 日本仕様は、箱出しでは0.25gなどの重量弾のホップが効かず、また0.2gでも適正ホップ時の初速低下が激しいという症状がありますが、Gunsmith BATON では対策チューンを施工してあります。





スナイパーライフルながら、ブルバップ式ゆえに全丁914mmに収まっており、そしてフルオートも可能という、ある意味チートウェポンとも言える SVU。一方変わったライフルをお好みの方、いかがですか face02



[ ASP ]
SVU



















  

ASP SVU 分解・調整レポート [前編]

ロシアのブルバップマークスマンライフル、SVUは、香港 ASP 社により電動ガンでモデルアップされ人気を博しております。

M4系、AK系とは異なる分解手法、そして、SVUならではの弱点や対処方法を解説していきます!





名機SVDをブルバップしたSVU。レシーバーはそのままでグリップだけ前に出したという、ロシアブルバップライフルではお馴染みの (!?) 簡易な手法ですが、あの長~いSVDと同等のバレル長がこの短さになるので、かなり実用的ですよね。







まず、レシーバー右後部のロックレバーをこの位置まで回し、トップカバーを外します。







ロックレバーとセレクターレバーはこの写真の角度にすることで引き抜くことが出来ます。







ボルトリターンスプリングのスプリングガイドを前に押すことで上に外せます。これで、ロックレバー、セレクターレバー、ボルト一式を外すことが出来ました。







ストック底部のボルトを外します。








ストック内部にモーターが入っています。ここだけ見ると ver.3 メカボのようですが、細長いSVU(SVD)のレシーバーに合わせて作られた特殊メカボです。







続いて、フロント周りの分解です。ハンドガード前部のロックレバーをロック部分を外してこの位置まで回します。







ハンドガードキャップを前方向にずらし、ハンドガードが外れます。ハンドガードの脱着は普段のバッテリー交換でも行います。









メカボを取り出すためにはチャンバーを外さなければならず、そのためにはアウターバレルを外す必要があります。まずは、フロントサイトを外します。









するど、フロントサイトの下に写真のパーツがありますので、ラジオペンチなどでひっぱって取り去って下さい。







カバーの下にネジがありますので、外しておきます。






【 Point ! 】



アウターバレルを外す前にチャンバー固定のネジを外すのですが、実はこのネジは不要…というより無いほうがいいのです。

ASP SVU のチャンバー部は Real Sword (RS) SVD のコピーで、RS SVDの初期ロットには確かにこのチャンバー固定ネジが付いていました。しかし、後期ロットではこの固定ネジは無くなっています。

なぜ固定ネジが無くなったかというと、チャンバー固定ネジがあると、マガジンの挿入方法が悪かったときなどにチャンバーが押されてしまうと、ズレた位置のままになってしまいまうからです。もちろん、チャンバーが定位置にないと各種性能が低下し、給弾不良等のもとになりますので、いいことはありません。なので、Gunsmith BATON では、このチャンバー固定ネジを外して出荷しています。







トリガーガード前部のネジを外します。








これでアウターバレル、インナーバレル&チャンバーが外れました。後編ではメカボの取り出し&分解を行っていきます。









[ ASP ]
SVU



















  

E&L MK18 / SOPMOD Ⅱ / M4A1 分解・調整レポート [後編]

中編から続く




前編で、「E&L M4 シリーズのストックパイプは通常の電動ガンと異なりレシーバー固定」と書きましたが、なぜそのような構造になっているかというと、このスプリングクイックリリース機構のためです。







メカボ後部にスプリングガイドを外すための特殊工具が装着されていて、凹凸を合わせて回します (写真の逆、ボルト側でメカボに装着されていて、ひっくり返して使います)。





【 Point ! 】



写真ではメカボ単体でスプリングを外していますが、E&L M4 シリーズのスプリングクイックリリースは、レシーバーにメカボを装着したままスプリングを外すことが出来ます。

これまでもスプリングクイックリリースメカボ(QDメカボ)はありましたが、クイックリリースとはいえ、スプリングを外すためにはレシーバーからメカボを外す必要がありました()。しかし、E&Lでは、ストックパイプをレシーバーに固定する構造とし、レシーバーのストックパイプ基部が貫通しているので、スプリングガイドを抜くときにメカボをレシーバーから外す必要がないのです。

MODIFY XTC-G1 はレシーバーからメカボを外さなくても済むだけでなく、ストックパイプを外さなくてもスプリングリリースができるのですが、そのためには、かなり長いヘキサゴンレンチ(ストックパイプより長いもの)が必要です。







スプリングを外したら、通常通り、9本のネジを外してメカボを分解します。







あらかじめスプリングを外しておけるので、スプリングガイドが飛び出したり、パーツが散乱することなく、スムーズにメカボを開くことが出来ます。





【 Point ! 】



E&L M4シリーズに使用されているパーツの品質は問題ないのですが、実は少々、構造的問題があります。メカボ左側に取り付けられている 逆転防止ラッチ解除機構のパーツはメカボ内に貫通しているのですが、写真のように、解除パーツとスパーギヤが干渉しています…

これはすぐに壊れるような致命的な設計ミスではないのですが、いずれ双方のパーツが摩耗してしまうわけであり、Gunsmith BATON では干渉しないように加工してから出荷しています。





このように、E&L 初の ver.2 メカボは、若干の詰めの甘さがあるものの、意欲的な設計であり、外装パーツはリアリティのある質感でお勧め出来る逸品です。これから、Gunsmith BATON / Gun Shop BATON では、E&L M4 シリーズを定番として推していき、そして、これからの E&L M4バリエーションにも大いに期待していきたいと考えております。





[ E&L AIRSOFT ]
MK18 MOD1 Elite








[ E&L AIRSOFT ]
SOPMOD Ⅱ Elite









[ E&L AIRSOFT ]
M4A1 Elite
















  

E&L MK18 / SOPMOD Ⅱ / M4A1 分解・調整レポート [中編]

前編から続く





メカボをレシーバーから外すと、セレクターインジケーター作動のための右側ギヤが見えます。このギヤがあるので、これからE&LのM4シリーズにはアンビセレクターのモデルも登場するかもしれませんね。





【 Point ! 】



一方、メカボ左側には、赤枠で囲った部分の見慣れないパーツがありますが、これはセレクターをセーフティの位置にすると、逆転防止ラッチを解除してスプリングを開放する機構のパーツです。セレクターをセーフティに入れておけば、保管時はスプリングが解放された状態であり、スプリングのへたりを防止するという機構です。



…この逆転防止ラッチ解除機構は便利なようですが、逆転防止ラッチを解除すると、セーフティ→セミオートで撃ち始めたとき、まれにバーストすることがあります。

このセミオートでのバーストは2ショット目(2回目にトリガーを引いたとき)からは戻りますし、撃ち始めがフルオートならば次にセミオートで撃つときは大丈夫なのですが、セミオートの初弾でバーストしてしまうとセミオート戦やシューティングマッチでは致命的なので、個人の好みや使い方によりますが、この機構はオミットしておいたほうがいいかもしれません (セミオートで撃ち終えればほぼスプリング解放の位置にピストンが止まるので、セミオート撃ちだけでスプリングのへたり防止は問題ありません。

※ Gunsmith BATON で E&L M4 シリーズをご注文の際、備考欄に「逆転防止ラッチ解除機構オミット」と記載しておいていただければ、このパーツを外して調整させていただきます。





BATON's column
『 撃ち終わりと撃ち初めに、セミオート2発撃ちの習慣を 』


上記のように、セミオートで撃ち終えればスプリングのへたり防止になりますし、電動ガンは撃ち終えたときチャンバーに弾が残る機構ですので、撃ち終わりにはセミオートでの空撃ちを推奨します。サバゲフィールドでは、フィールドからセーフティエリアへの出入り口に撃ち捨て箱があると思いますので、そこでマガジンを抜いて、セミオートを2発撃ちます。1発目でチャンバーの弾を抜き、2発目で空撃ちになったことを確認します。チャンバーを空にしておけば、セーフティエリアで、万が一、誤って動作させてしまっても空撃ちになり、事故を防止できます。


そして、逆に撃ち始めるとき、上記のようにチャンバーを空にすると、電動ガンは1発目が出ません。なので、フィールドインするときは()、マガジンを装着して撃ち捨て箱にセミオートを2発撃ちます。1発目で空撃ちし、2発目で弾が出ることを確認するわけです。こうしてチャンバーに弾を送ってからセーフティにしておけば、ゲーム開始後、初弾から戦うことが出来ます。

※フィールドのレギュレーションによって、ゲーム開始前の発砲を禁止している場合もあります。その場合は、ゲーム開始直後に安全な方向に向かって2発撃つか、初弾は出ないことを認識しておいて、「初弾は必ずダブルタップする」と覚えておけばいいでしょう。フルオートなら初弾が出なくてもそれほど問題はないでしょうが、セミオートの場合、初弾は重要ですので。










右側、セレクターインジケーターへの連動ギヤが圧入されているので、マイナスドライバーでこじって軸から外します。







これがセレクター連動ギヤセットです。逆転防止ラッチ解除機構は外さなくてもメカボを割ることはできます。








[ E&L AIRSOFT ]
MK18 MOD1 Elite








[ E&L AIRSOFT ]
SOPMOD Ⅱ Elite









[ E&L AIRSOFT ]
M4A1 Elite
















  

E&L MK18 / SOPMOD Ⅱ / M4A1 分解・調整レポート [前編]

「至高のAK」でおなじみのE&L airsoft (EL) が2016年に発売したM4電動ガンシリーズは、そのクォリティの高さと手ごろな価格で、新たな定番として人気を博しています。

そのM4シリーズの分解・調整方法をご紹介。ここでは、MK18をモデルにしていますが、メカボ分解への手順は SOPMOD ⅡM4A1ともに同じですのでご参照いただければ幸いです。







まな板の上の鯉 ならぬ、E&LのMK18が、これから分解・調整のためにバラされていきます。3万円強というプライスにしては品質の高い造りで、みなさんにご満足いただけるアウターと思います。ただ、内部には少々問題もあったりするので Gunsmith BATON では修正しています。その問題点ものちほど記載します。







通常のM4系電動ガンでストックパイプは内部のボルトでメカボに固定されていますが、E&LのM4シリーズは、実銃やガスガンと同様、ストックパイプはアッパーレシーバーに固定されており、M4レンチを使用してストックパイプ基部の固定ナットを緩めて外します。







ストックパイプを外すと配線が出てきます。E&LのM4シリーズはM4A1も含めすべて後方配線であり、またストックにはバッテリーが入るスペースがないので、バッテリーはストックパイプに収納。BATON airsoftリポなら、短い7.4v900mAh[30C]ショートスティックが推奨です。







ボルトキャッチのピンを抜いて外します。E&LのM4シリーズのボルトキャッチはダミーではなくボルトカバーを固定する機構があり、メカボと干渉するので、ボルトキャッチを外さないとメカボが抜けません。







マガジンキャッチは、レシーバー右側のマガジンキャッチボタンを奥まで押し込むと、左側にレバー部分が飛び出しますので、その部分を回して外します。





【 Point ! 】



セーフティーの位置で、セレクターレバーを外します。E&L M4シリーズの分解において、この「セーフティーの位置」というのが重要ですので、必ずセレクターレバーの位置を確かめてから分解してください。







セレクターレバーはセンターの6角を緩めると外れますが、クリックストップのボールが出てきますので無くさないように注意。







グリップ底部のネジを2本外してモーターを取り出し、グリップ奥のネジを外して、レシーバーからグリップを外します。







これでメカボに干渉していたすべてのパーツが外れ、レシーバーからメカボを取り出すことが出来ます。





【 Point ! 】



メカボを前にずらしてから、上へ引き抜きます。この外し方も、通常のM4系電動ガンとは異なる、E&Lならではの動かし方ですのでご注意下さい。







「セーフティの位置」、「前にずらしてから上へ」という分解方法が必要だったのは、E&LのM4シリーズはレシーバー右側面のセレクターインジケーターがライブだからであり、セレクターインジケーターとメカボのギヤがこの写真の溝でかみ合っているので、E&LのM4シリーズは一般のM4電動ガンとは違う手順が必要なのです。


中編へ続く






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MK18 MOD1 Elite








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M4A1 Elite
















  

東京マルイ AA-12 メカボ分解:後編


今回はあまりお待たせせずに済みましたね。東京マルイさんの新製品、AA-12電動ショットガンのメカボックス分解レポート:後編をお届けいたします。(前編はこちら中編はこちら外装分解編はこちら




前回記事にてピストンまわりの構造が明らかになったところで、今回はシリンダーユニットから見て行きましょう。




はい、こちらがシリンダーユニットですね。トリガーの形からおわかりいただけるとは思いますが、画像右が銃口側になります。左側に突き出した白いフック状パーツは、給弾ノズルを後退させる、いわばタペットプレートの役割を果たしています。




このように、ピストン下部に設けられた切り欠きにフックが引っ掛かり、ピストンの後退とともにノズルを引き下げるわけですね。このフックは、ある程度後退したところで開放され、ノズルが前進する仕組みです。





上述した給弾ノズルは、ご覧のように3本が突き出した形で、ノズル基部の黒いパーツごと前後する構造になっています。ちょっとガトリングガンっぽくてカッコイイけど、もちろん回転はしませんので念のため。




ノズルの反対側、シリンダーユニット後方から見た状態がこちらです。従来タイプよりも細いシリンダーが3本束ねられていますね。シリンダーの奥には、中央にまとめられるように開いた、エアーの吐出孔が確認出来ます。




ちょっとわかりにくい画像ですが、シリンダーの内径を測っているところです。従来タイプの電動ガン用シリンダーの内径が約24mmですから、約15mmというのはかなりの細さですが、その分、長くすることで、容量を稼いでいるようです。




さてこのシリンダーですが、グリスが塗られている様子が見受けられませんでした。油分が必要無い設計なのかもしれませんが、ここは通常調整に則って、シリコングリスを薄く塗布してみました。




ピストンヘッドまわりもノンオイル状態だったので、ピストンOリングの入る部分にくシリコングリスを充填しています。これによって初速が低下する可能性はありますが、試す価値はありますよね。




ギヤボックスには適切なグリスアップが施されていましたが、こちらも念のため、
ピストン本体のラックギヤ部分にもグリスを塗布しました。




さてさて、最後はチャンバーまわりを見て行きましょう。まずは3発のBB弾を同時発射するための仕組みがどのようになっているかについてですが・・・




チャンバーユニットを後から覗くと、ご覧のような構成になっていました。3本のインナーバレル末端、ホップアップパッキンのリップの後に設けられたローディングゲートの内側でBBストッパーが下がり、BB弾を保持する仕組みのようですね。




こちらが、チャンバーにBB弾を入れてみた状態です。給弾ノズルが後退した瞬間にマガジンから上がって来たBB弾は3つのチェンバーに振り分けられ、その直後にBBストッパーで保持されているのですね。絶妙なクリアランスとタイミングによって実現されている、綱渡りのような給弾システムは、さすが東京マルイさんならではの設計だと思います。





さてそのチャンバーユニットの分解ですが、3つ並んだホップ調整ダイヤル側に見える3本のネジを外すことで、ご覧のようにチャンバーケースが開き、チャンバーセットが現れました。いったいどのような仕組みで、3つのホップアップパッキンの調整を可能としているのでしょうか。






こちらはそのチャンバーセットを上と左右から写した画像です。それぞれの調整ダイヤルから伸びたアームが、3箇所に分かれているのがおわかりいただけるでしょうか。




そのチャンバーセットを分解した状態がこちらです。ホップアップ調整ダイヤルまわりと、BB弾を押さえるローディングゲート部分の分解は止めておきました。




ホップアップパッキンは、マルイさんがほとんどの電動ガンに使っているものと同じです。こうした部分を従来製品と共通化するのは、コストダウンのための常道ですね。




こちらはチャンバー部分を後方から覗いたところです。画像が上下逆で申し訳ありません。頂点にあるチャンバーは、従来通りパイプ状の押しゴムでテンションをかける構造です。しかし、左右に並んだ下側2つのチャンバーは、ホップアームがダイレクトにホップアップパッキンを、それも斜めから押し下げる形となっています。




当記事のための分解前に試射したところ、20~30メートルでのBB弾の広がり方が不安定という印象がありました。これは上述したホップアームの構造が原因かもしれないので、適切なテンションがかかるよう、ちょっとした加工を施してみました。上の画像は、チャンバーにホップアップパッキンを入れて、加工後のホップアームを押し込んだ状態です。加工前よりも、ホップパッキンの突き出し方が柔らかくなったように思える(比較画像がなくてごめんなさい)のですが、果たして弾道にどのような影響が出るものでしょうか。



以上、おおよその内部構造がわかったところで、AA-12を元通り組み立て、トリガートーク様のインドアレンジにて、弾道と散らばり具合を確認してみました。その様子を撮影しましたので、以下の動画を是非ともご覧くださいませ。


この動画は、シューティングレンジ奥のターゲットまで30mの射座から撃った様子を収めたものです。ハイパ~道楽さんAA-12フィールドテストの記事内で公開されている動画と見比べていただければ、3発のBB弾がよりまとまって飛んで行く様子がおわかりいただけるかと思います。動画の中でも思わず言っておりますが、「すげぇ良くなった!」というのが正直な印象でした。なんとも抽象的で申し訳ない限りですが(汗)



以上、都合4回に渡ってお届けしたAA-12の分解記事は、弊社が電動ガンチューニングショップとして、この製品のハイサイクル化や流速化が出来ないものかと検証する際の様子をレポートしたものです。しかしこの新機軸電動ガンは、第三者が内部を弄ることを一切許さない、ギリギリのバランスで成立している奇跡のような製品でした。そもそも、メカボックス各部に使われているネジの種類と長さが多岐にわたっているため、無計画に分解すれば、元に戻すことすら出来ないだろうと思われます。

今回、AA-12の内部構造を検証し、弊社が出した結論は、“ 東京マルイさんのAA-12のサイクルアップ、飛距離アップ等の調整は承らない ” でした。今回試行したホップアームの加工についても、今回試した時は上手くいきましたが、これは感覚で削ったものであり安定的にこの加工が制作できるか未検証ですので、受注はもちろんのこと、加工方法を公開することもいたしませんので、お問い合わせ等はご遠慮くださいませ。(※)  AA-12は、付属の説明書に従った使い方で、ノーマルで楽しむべき電動ガンだと思います。

※みなさまのご要望にお応えして、『 【持ち込み】 AA-12 ストレートホップ化加工 』 を4990円にて承ります。中距離でも弾が集束する弾道となります。



尚、以前にも当ブログにてお知らせしましたが、今回の検証に使用したAA-12は、GunsmithBATONアキバ店にて、レンタルガンとしての貸出を行っております [ レンタル代 15分 250円(税抜) ・ レンジ使用料 15分 250円(税抜) ] 。お陰様でレンタル開始以来、「一度撃ってみたかった!」と、多くのお客様にご利用いただいております。3発同時発射フルオートの迫力を体験してみたい方は、是非とも当アキバ店にお越しくださいませ!












  

東京マルイ AA-12 メカボ分解:中編


大変長らくお待たせをいたしました。東京マルイさんの新製品、AA-12電動ショットガンのメカボックス分解レポート:中編をお届けいたします。(前編はこちら外装分解編はこちら




前編でシリンダーユニットを外したメカボックス後半部。これを分解して行きます。画像の位置のネジを左右ともに外して行くと・・・




ご覧のようにメカボックス外装が開いて、3本のピストンが姿を現しました。




こちら、ピストン部分のアップです。3つのピストンヘッドから伸びたステー(コンロッド、ではありませんね)が、後方にある乳白色の部分に繋がっているのがおわかりいただけると思います。なるほど、構造が見えて来ましたね~。




引き続き分解を進めて行きましょう。画像の位置のネジを両側ともに外し・・・




モーターホルダー後方上側のネジも取り外します。




そして、ギヤボックス前方、画像の位置にささっているピンを、ピンポンチで叩き出したところ、もの凄い勢いでピストンが飛び出しました。なるほど、画像の状態ではピストンがコッキングされていたのですね。




そしてこちらが、メカボックスから取り出したピストンの全体像とスプリングです。従来の電動ガンと同タイプである乳白色のピストンに、黒い3本のピストンが取り付けられているのがわかります。




乳白色部分、ピストン本体に設けられたラックギヤは、1枚カットの20枚歯になっていました。一般的な電動ガン用のピストンが1枚カットの14枚歯であることを考えると、かなりのロングストロークということですね。




そしてスプリングはなんと、線径が1.6mmもある等ピッチのものが採用されていました。その長さから見ても、従来の電動ガンにはまず使うことが無い強力なスプリングです。これにはスタッフ一同驚かされました。




ピストンを抜き出したことで、メカボックス後半部が上下に分割出来ました。ピストンまわりの収納部分が外れたわけですね。




そして、ギヤボックスとモーターホルダーを止めているネジを外して、両者を分割しました。メカボックスがこのような分割構造になっているのは、マルイさんの製品では初めてではないでしょうか。




モーターは、AA-12のために新しく開発されたという、ES1000Sなる製品が搭載されています。線径1.6mmものスプリングを引き切るのですから、相当なハイトルクモーターだろうと思われます。




ピニオンギヤは一般的な10枚歯タイプですが、弊社チューナー陣によれば、「材質が違うような気がする」そうです。確かに、強烈なスプリングのテンションと、それを引き切るハイトルクモーターとの力関係に耐えるためには、ヤワな材質では保たないでしょうからね。




こちらは、モーターホルダー後方に取り付けられたヒューズホルダー。平型ヒューズが採用されたのも、マルイ製品では初めてではないでしょうか。ヒューズの上に見える赤い突起はLEDで、内蔵されたFETスイッチの異常時に点灯、点滅するパイロットランプとのことです。





取り外したギヤボックスを上から覗くと、幅の広いセクターギヤがひときわ目を引きます。下段画像など、まるで戦車のスプロケットホイールですよね。




作業工程上、画像がちょっと前後していますが、ギヤボックス側面に見えるギヤの軸径は、ご覧の通り約4mmという太さになっていました。さすが電動フルオートショットガン、何から何まで規格外ではありませんか。




ギヤボックスを開いた状態がこちらです。ベベル、スパー、セクターという構成こそ従来モデルと一緒ですが、ピストンを巻き上げるセクターギヤの歯が、外周の半分以上を占めているのは、なかなか見られない光景ですよね。




画像中央の逆転防止ラッチも、強烈な負荷を受け止めるため、分厚く頑丈に作られています。それにしても、さすが純国産のマルイ製品。メカボックスの造りがすべてにおいて美しく、しっかりしていますね。


と、いったところで、AA-12メカボックス分解:中編はここまでです。次回、後編では、シリンダーユニットとチャンバーまわりの構造をご紹介しますので、楽しみにお待ちくださいませ~。


後編はこちら














  

東京マルイ AA-12 メカボ分解:前編


外装分解の記事からちょっと間が空いてしまいましたが、東京マルイさんの意欲的新製品、AA-12電動ショットガンのメカボックス分解レポートをお届けいたします。前、中、後編と3回に渡ってご紹介しますので、お付き合いのほどをよろしくお願いいたします。




こちらは、一体成型の外装部品から取り外され、剥き出しになったAA-12の内部メカです。3発いったいどのような構造になっているのか、順を追って分解して行きましょう。





まずはガスパイプセットとアウターバレルセットの付け根に見えるネジを左右4本すべて外し、両者をメカボックスから取り外します。3本束になったインナーバレルが現れましたね。





次に、画像にある位置、ボルトガイドセットと、その後方に見えるリアサイトベースセットを固定しているネジを外すと、下段画像のようにリアサイとコッキングハンドルまわりが、メカボックス本体から分離します。ここから本格的にメカボックスの分解に着手して行きます。






シリンダー前方、画像の位置両側のネジを4本外すと、ご覧のようにインナーバレルを含めたチャンバーまわりが取り外せました。画像右側、メカボックスの前端に、3本のノズルが見えますね。並列に並んだホップアップ調整ダイヤルの構造が気になりますが、ひとまずチャンバーまわりは後回しです。




シリンダーからモーターまでを含めた画像のユニットが、メカボックス本体ということになります。下に置いたスチール定規でわかるように、実に巨大なメカボックスですが、その中身はどうなっているのでしょうか。




メカボックスを分解して行くにあたり、まずは画像のコネクターを外します。このコネクターは、トリガースイッチから伸びる信号線で、その行き先はと言いますと・・・




こちらの黒い箱、FET SYSTEMの中に繋がっていました。その箱から右側に出ている数本のコードは、メカボックス後方へと伸びています。




FET SYSTEMボックスのフタを開けると、ご覧のように複数のICチップが取り付けられた基盤が姿を現しました。基板表面には当然型番が記されていますが、見る人が見ればどんな回路なのかがわかってしまうため、画像ではボカしてあります。また当然のことながら、この基盤を不用意にいじると、正常に動作しなくなる恐れがありますので注意しましょう。





次に、基盤のすぐ前にあるネジを外すことで、メカボックスの前方、シリンダーを内蔵したユニットが分離します。このユニットについても、ご紹介はひとまず後回しです。





こちらは、シリンダーユニットを外したメカボックス後半部の左右画像です。モーターの前方にギヤ類が収まっていることはわかりますが、その前方、妙に長い部分の中身がどのようなレイアウトになっているのか、実に興味深いところです。




シリンダーユニットを外した部分からは、ご覧のように3つのピストンヘッドが顔を覗かせています。ギヤ類の収納部分から随分距離が離れていますが、果たしてどのような仕組みでコッキングが行われているのでしょうか。





その秘密を探るべく、さらにメカボックスの分解を進めます。FET SYSTEM基盤の隅にある小さなネジを外し、メカボックスから一旦取り外します。この際、配線を傷つけないよう注意したことは言うまでもありません。


・・・といったところで、AA-12メカボ分解の前編はここまでです。続く中編では、ピストンまわりの構造を明らかにいたしますので、楽しみにお待ちくださいませ。




















  

東京マルイ AA-12 外装分解


当ブログ前回記事でアキバ店レンタルガンとしての稼働開始をお知らせしました、東京マルイさんの新製品、AA-12。当然弊社でも発売と同時に入手し、内部チューンの可能性を探りました。今回の記事では、この新製品を分解して行く様子をご紹介いたします。ただし当記事の内容は、あくまで研究のためにエアガン調整のプロが作業しているものです。分解を推奨する趣旨の記事ではないことを、あらかじめお断りしておきます。



箱から出したAA-12を、作業台の上に乗せました。この時点で分解方法はまったくわからないので、どうすれば安全に分解出来るのかを、探りながら作業を進めて行きます。




一体成型の銃本体には、分解の手がかりになるようなネジやピン等がほとんど見当たりません。まずは外せる部分から、ということで、バッテリー収納スペースのフタを兼ねている、バットプレートを外しました。




こちら、ストック内部を後から覗いたところですが、中に見える2本のプラスネジを外してみます。





すると、スリングスゥイベルが組み付けられた、ストックインナー(パーツリスト上の名称)が取り外せました。ストック後方から見た限り、これ以上外せる部品は無さそうです。





次に、本体中央付近の両側面にある、ストックスナップセットを外します。この時点ではまだ、本体パーツが分解出来る気配がまったく見えていません。





次に、グリップ底部のマガジンガイドパーツを止めているネジを外し、中央のロックパーツを後方にずらします。これで、グリップ底部のロックが開放された形ですね。




工程を端折りましたが、黄色い矢印で指した2箇所のネジも外すと、マガジンガイドパーツがグリップ下から取り外せます。すると、グリップ下から付き出している亜鉛のパーツ・・・




グリッププレートを、グリップ内から引き出すことが出来ます。





上のグリッププレートを引き抜いたことで、銃本体、左右レシーバーのロックが解け、本体右側、画像では上にあたるレシーバーを、後方にずらすことが出来ました。




フロントサイト下に見える円形部分の構造から、レシーバーを後方にずらすことは予想出来ていたのですが、どうやればそのロックを解くことが出来るのかがわからなかったのですね。




右側レシーバーを外した状態がこちらです。メカボックスをはじめとする巨大な構成部品が、ぎっしり詰まっていますね~。外装は完全なモナカ構造で、わかってしまえば非常に簡単な分解方法でした。




ストック下部の空間は、バッテリー収納スペースになっています。東京マルイさんの説明書によれば、東京マルイニッケル水素1300mAh Mini-S 1300バッテリーの使用が推奨で、他社製品や指定外のバッテリーは絶対に使用しないようにとのことです。




こちらはメカボックス中央付近、シリンダーの見えるあたりです。左側にある黒い箱は、FETシステムボックスとのこと。東京マルイ製の電動ガンでは、初めて搭載されたもので、なんともドキドキするではありませんか。




ここで、左側レシーバーからメカボックスを取り出して行きます。トリガー部分前方、2本のネジを外し、マガジンガイドセットを取り外します。




上記のパーツを外したことにより、レシーバーとメカボックスの結合はすべて解け、ご覧のように内部メカを剥き出し状態にすることが出来ました。




3本のインナーバレルが収まっているアウターバレル(画像上側)はさすがの太さですね。並列に3個並んだホップ調整ダイヤルは、どのような仕組みでホップパッキンにテンションを与えているのでしょうか。




メカボックス中央部からのぞく、シリンダーと思われる円筒の一部は、随分細身に見えますが、ピストンまわりがどのような構造になっているのか、興味が尽きませんね。




メカボックス後部にはモーターと、軸受けが見えることから、ギヤが入っているであろう部分が見受けられます。その下にあるふくらみは、後退したピストンが入り込むスペースのように見えますが、その構造は果たしてどのようになっているのか・・・・!? 次回、東京マルイ AA-12 メカボ分解編にて、詳しくご紹介いたしますので、楽しみにお待ちくださいませ!


















  

ICS本社工場見学 後編

ICS本社工場見学 後編では、組み立て工程に入ります(前編はこちら)。訪問した日は春節(中国の正月)明けで、まだ休み中の社員も多く、4本のラインのうち動いていたのはメカボの組み立てラインだけでした。

新築されたばかりの工場はかなり余裕のある設計で、将来的にはラインを現状の倍の8本まで増やせるようになっています。現在でもICSは社員100名以上とのことで、かなりの規模です。





この島がメカボ組み立てラインで、このときは、分割式の『EBB Split Gearbox』の下側を制作していました。





まずはベアリングの圧入から始まります。専用の治具を付けたプレス機でリズミカルに挿入していました。





工程ごとの流れ作業で、中央のベルトをそれぞれの作業が終わったメカボが流れていきます。





各テーブルにはその作業の細かな指示書が貼られていました。こうして確実に均一な品質を保てるわけですね。





別の作業台では、チャンバーを組み立てていました。細かな作業ですが、飽くことなく正確に作られていきます。





こうして組み立てられた内部パーツが、CNCで切削され、塗装、刻印された外装に組み立てられていくわけです。





組み上げられ動作するようになったところで、こちらの試写室で1丁1丁、初速と動作を確認します。





このときは電動ガンではなく、ICS 電動Cマグの動作確認をしていたので、かなり連続して撃ちまくっていました。





梱包の箱は素の状態で納品され、ICSの工場で組み立てられるのですね。この日は外装の組み立てラインは動いていなかったので、ひたすら箱を折っていました。





組み立てラインと同フロアに部材の倉庫があります。弊社取扱い中華メーカーのなかでも、細かなパーツリストがあってパーツ1つからの注文に応じていただけるのはICSだけであり、弊社ではICS 純正パーツ予約注文でお客様に純正パーツを供給しています。






こうして製作されたICSの電動ガン達は1Fの出荷場から世界に向けて旅立っていきます。



ICSの新製品、CXP-HOG / CXP-APEは4月中旬~下旬、発売予定、乞うご期待!












  

Spectreの中身

AY Spectreは、実際に入荷してイジってみたら、久々に中華らしい中華というか、かなりの【難物君】でチューナーが苦心して調整おります (;´∀`)  ご注文のお客様、納品まで少々お待ちください。


でもまあ、Spectre君は久々の新作ですし、「よくこんなの作ったなぁ (*'▽')」と興味深いので、ちょっとバラして内部構造をお見せしましょう (^_-)-☆



…「よくこんなの作ったなぁ (*'▽')」って書きましたが、知り合いの事情通に聞いたところ、昔、出ていたガスガンのSpectreにver.3メカボを組み込んで電動ガン化カスタムをしていた日本人の方がいて、「中華はそれを真似したんじゃないですかねぇ?」とのことw まあ、そういうベースがないと、さすがに中華がこれをモデルアップする気にはならないでしょうね (^^;)





よく、この小ささにver.3が入ったなって思ったんですが、ポイントはこのシリンダーヘッドで、メカボはver.3だけど、ver.7のように下部にノズルが付いた形になっています。こういう工夫(日本人の方の)で、バレルセンターをずらし、フレーム後部が盛り上がる構造のSpectreだから、フルサイズメカボを入れられたのですね。





チャンバーも独自設計で、M4変形版というか、ホップ調整ダイヤルがサイドではなく上に来る構造にして、エジェクションポートからホップ調整できるようになってます。

ちなみに、このチャンバー、ダイヤルがスカスカでホップ調整が安定しませんが、当店ではゴムを入れるなどの加工をして、ホップ調整が安定するように加工します。これはSpectreに限らず、どの中華エアガンでもホップダイヤルが緩い機種・個体は加工しています。小さいことですが、実際の使い心地、弾道の安定性にかなり影響する部分です。





Spectreを分解する人のためのアドバイスとして、後部ブロックのボタンを左右から押し込んでアッパーフレームを外すようになっているのですが、このとき、アッパーフレームを手で広げて外してあげないとなりません。無理に外そうとすると割れてしまうので注意して下さい。これはちょっと、設計ミスですね…





…後日談というか今回のオチ ( ̄▽ ̄)


これ、写真を撮るために未調整の在庫の山から無作為に取り出して分解したんですが、開けてみたら配線の被覆が破れてました face07



「さすが中華だ、相変わらずだぜ…」って感じで、うかうかと試射も出来ませんね、こりゃ… もちろん、あらゆる不具合を直してから販売するのが、Gunsmithバトンの「中華エアガンチューニングショップ」たる所以ですから、お客様は箱出しで安心してご使用いただければ幸いです (‘・ω・́)ゝ


∩( ´∀`)∩ドウゾ (っ´∀`)っ))ヨロシク





※AY/SHS Spectreは、ここで公開はしておりませんが修正すべき弱点が多く調整の工数がかかるため、持ち込みの場合、箱出し新品で動作していても持ち込み調整&チューン』の「トラブルあり」とさせていただきます。ご理解のほどよろしくお願いいたします。















  

国産エアガン分解講座 TOP M4A1EBB(後編)

まず最初に言っておきます、TOPのメカボをバラすのは止めたほうがいいです。前編で書いたようにTOP M4A1EBBは神バランスで動いているので、メカボを開けたところでなにもすることはありません。壊れたときでもなければ開ける必要がないし、よっぽど自分で修理したいって人以外は素直にメーカー送りにしたほうがいいです。国産なんですからw



TOPブローバックメカボの作動原理をまとめると

1.機械的制御:トリガーはシアーを開放しピストンを前進させます。またボルトが前進しきらないとシアーが落ちることはありません。

2.電子制御:ブローバック(コッキング)はセンサーがピストンの動きを感知しモーターを作動させます。

3.セミオートはトリガーを機械的に、センサーで電子的に、2重にカットオフを行ないます。




この3つで気づくと思いますけど、従来の電動ガンのようにトリガーで電気スイッチを動かしてモーターを作動させているわけでなく、トリガーを引いても機械的制御でピストンが前進するだけ、あとはM4A1EBB君が自分で考えてモーターを作動させてブローバックしているんです face08



もうね、開発者の頭の中をカチ割って見てみたいレベル・・・ どうやったらこんなシステムを思いつくことが出来たんでしょうね ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ

自分は中華屋だけど「中華にこれは絶対に開発出来ないし、そう簡単にはコピーすら出来ない」と断言します。日本のメーカーはやっぱりスゲーよ!






では、注目のTOPメカボの中身をお見せしますね~!








ライブカートだからボルトとそのガイド部が前部にありますけど、外形はver.2メカボに沿ったものです。だから簡単にコンバージョン出来るとたかをくくっていたんですけどね・・・








トリガーの前にあるのがマガジンセーフティーのレバーでここが押されていないと作動しません。またその上にボルトストップがあります。メカボの横に這っているのが基盤とセンサーを結ぶ配線です。







後ろからTOPメカボの頭脳である基盤を覗くことができます。ここだけは絶対に触っちゃなんねぇ・・・








セレクタープレートは従来の電動ガンの形、作動位置に準じています。だからセレクターはいままでのM4のものがそのまま使えるんです。








いよいよご開帳! ・・・ですが、自分はトラブルの元だからTOPメカボは開けないほうがいいと思っていますので、開け方・組み方は説明しません。(ま、説明しなくても、やる人はこの写真で分かるでしょうからw)





はい、TOPの開きで~す! 4枚ギヤメカボなので普通は+-逆転させてモーターを逆回転させるものなのですが、TOPはベベルギヤが裏返しで付いているので、そのまま正回転になるんです。


もう、何の細工をする隙間も無いほどミッチリとメカが詰まっています。自分としてはAK系、ver.3に準じたTOPメカボを造って欲しいなぁって思いますし、前にTOPシャチョーさんも「AKを作るつもり」とは言っていたんですけど、ver.3メカボの外形はver.2より小さいんで、このメカニズムをそのまま移植するのは絶対無理でしょうね。新作で造らなければならないから、相当、道のりは遠そうです・・・








セクターギヤはバッククラッシュ防止でワンウェイ回転となっています(2段のギヤが別パーツで一方に空回りします)。スパーギヤとトランシジョンギヤの裏側にはシアーを落とすためのトリガーメカニズムが隠れています。もちろんセミオートの機械的カットオフ機構もそこにはあるわけで、ホントにパズルです Σ (゚Д゚;)








リアルサイズのボルトのなかにあるので、ピストン径はかなり小さいです。エア容量がこれしかなくて、しかもカート式なのに85m/sec前後の初速を出せるのは驚異的。TOP開発者の方も「これ以上、初速を上げるのはムリポ・・・」っておっしゃってましたw








これがTOP M4A1EBBの電子制御を司るセンサー。わずか1cm足らずの大きさで4つの動きをセンシングしてます。もう、このセンサーを見ただけで自分はおなかいっぱいです ( ゚д゚)ポカーン …





ほら、こんな感じで、なにもかもが凄いのよ。普通の人は、一生、TOPメカボの中身を見ることはないと思ったんで公開しましたが、ホント、バラさないほうが良いですよ。自分も「修理でない限り2度と開けない!」と心に誓って、TOPメカボを閉じましたw

  

国産エアガン分解講座 TOP M4A1EBB(前編)

満を持して発売された世界初のライブカート電動ブローバック、TOP M4A1EBB。Gunsmithバトンでは入荷即分解完了! さっそくその分解方法を紹介していきますよ face02








1.ストックを外す




ストックアジャスターレバーのボルトの部分を直接下に引くと、噛み合わせがはずれ、ストックを後ろに抜ける




2.バッテリーを入れる




後部のフタの六角ボルトを外すとバッテリーを収納できる。

ここで注意

使用しないときは必ずバッテリーを外しておくこと!



TOP M4A1EBBは、専用のリポバッテリーであり、内部は電子制御でFETスイッチデバイスが組み込まれています。つまりつねに微弱電流が流れ続けるので、リポバッテリーを繋いだまま放置しておくと必ず過放電になります。実際にTOP M4A1EBBでは過放電になったリポバッテリーが膨らみストックパイプから抜けなくなるという事態が起きてきます。

付属の説明書にも「保管時はバッテリーを外すこと」とは書いてありますが、小さいので見逃す方もいると思います。TOP M4A1EBBの使い方で一番大切なのは、このバッテリーを繋ぎっぱなしにしない、ということです。



3.フレームピンのロックナットを外す




フレーム前部、左側のロックピンの六角ナットを外します。




4.ロックピンを抜く




ロックピンのねじ山を傷めないように、ピンポンチでロックピンを叩きだします。




5.アッパーフレームを前にスライドさせる




ロックピンが外れれば、フレームを前後にずらして外すことが出来ます。従来の中華電動ガンと同じテイクダウン方法です。




6.チャージングハンドルに注意




アッパーフレームが素直に外れないときはチャージングハンドルがひっかかっていることがあるので、無理にフレームを引かないで、チャージングハンドルをずらすこと。




7.TOPメカボは基本的にver.2系




フレームを外すとメカボが見えます。TOPのシステムは基本的に従来機のver.2系の形を踏襲しています。

要は、ロアフレーム、アウターバレル(&チャンバー)以外のパーツは、中華M4系互換です。




8.ストックパイプを外す




ストックパイプの奥に+ネジがあります。長めのドライバーで緩めて外します




9.ストックパイプの固定パーツ




写真のようにストックパイプの固定も中華従来機と同様です。




10.グリップ底部を外す




モーターを固定しているグリップ底部の+ネジを外します。




11.モーターも従来機互換




モーターも従来機との互換品です。ですが、後述しますが、カスタムモーターの使用はやめたほうがいいと思います。グリップ奥の4本の+ネジを外すとグリップが外れます。




12.マガジンキャッチを外す




右側のボタンの精密+ネジを外せば、マガジンキャッチを外すことが出来ます。




13.後部のフレームピンを外す




メカボを止めるフレームピンも六角ボルトで固定されていますが、ここは供回りしてしまうので、ピン側を指で押さえながらロックボルトを緩めます




14.トリガーピンを抜く




トリガーピンはフレーム左側(エジェクションポート側)からピンポンチで叩きだします。なぜかというと右側の先端部がローレット加工(ギザギザ)になっていて、左から右のワンウェイでしか抜けないようになっているからです。




15.ボルトキャッチレバーを外す




メカボを少し持ち上げると、ボルトキャッチレバーがポロリと外れます。ボルトキャッチレバーに特にスプリングやピンはなく、メカボに刺さっているだけです。




16.メカボを外す




メカボの後部を持ち上げるようにするとフレームから外れます。ただ、わりとパズルのようになっているので、うまく抜ける角度を探してください。





長くなったので、注目のTOPメカボ内部構造は、別の後編に分けますね ノシ


ここまでで分かるようにTOP M4A1EBBは基本的に中華M4系電動ガンのパーツと互換になっています。ただしロアフレームだけは装着に加工が必要ですし、そしてもちろんチャンバーが違うのでアウターバレルは専用です。逆に言えば、ロアフレームを加工してしまえば、たいていのM4系に装着出来るはずです。


そして分解途中の写真のようにモーターも従来型と同じですので、互換性があります。ただし、カスタムモーターを入れてサイクルを変えるのはあまりお勧め出来ません(自分はモーターを交換するつもりはないです)。

なぜかというとTOP M4A1EBBは非常に繊細なバランスのもとに造られているからです。



自分は昨年のブラックホールでの初作動以来、試作品を途中、何段階か見ています(イベントで公開されたり、トリガートークで雑誌の取材をされているとき見たり、試写会で動かしたり)。そして見るたびに動作がしっかりとしていきました。初期の試作品は誤動作や沈黙が結構あって、「これ本当に商品として販売できるのかいな?」って疑問系が付く感じだったんです。


しかし、1月のトリガートークの実射会での量産試作品は、動作バッチリになってました!


ここまで発売が延びたのも、TOPさんが必死で調整して、より確実な動作を目指して造り上げたからです。だからこれ、自分みたいなチューナーが太刀打ちできるシロモノじゃないです。既存の電動ガンとは一線を画す精密機械であり、ヘタにバランスを崩したくないんです。


さらに言えば、自分はバッテリーも専用品から変えたくないです。前のリポバッテリーサイクルテストで分かるように、バッテリーの容量やCレート(放電能力)によってサイクルは変わります。TOPさんはこの専用バッテリーに合わせて調整しているので、そこもやっぱりバランスを崩したくありません。



ちなみに専用バッテリーのコネクターはミニTコネクター(マイクロディーンズ)で、一般的にラジコン等で使われているTコネクターより小さいものです。ET1のLIPO1A/LIPO4充電器はリポ専用でバランスコネクターから充電するので、TOP専用バッテリーもそのまま充電できますが、放電コネクターから充電するマルチ充電器の場合、ミニTコネクターへの変換コネクターが必要かと思います。


なぜ、TOP専用バッテリーが特殊なミニTコネクターになったかというと、電動ガンのミニコネクターやTコネクターでは大きすぎてストックパイプのフタが締められないからです。もちろんコネクターを変換すれば他のバッテリーを使えますが、ET-1リポバッテリー11.1v1400mAhスティックタイプでも長すぎてストックパイプのフタは締められず、当然ストックも完全には縮められません。




このあとの後編「メカボ内部」でも書きますけど、ホント、ヘタなチューニングしないほうがいいと思います・・・ 脱いだら相当凄いっすよ ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ




追記

上で簡単にコンバージョン出来るようなこと書きましたけど、やっぱり簡単には無理 orz

もうかれこれ4時間ぐらいフレームを削り続けてますけど(ごめん、アッパーも削らないと無理)、まだ組み上げて動作するまではいたっておりません。TOPメカボとフレームの干渉はメーカーやものによると思いますが、自分はあれやこれや電動工具を使って削ってもこれだけ時間がかかるので、相当な根性がないと完成させられないと思いますface07

  

中華エアガン分解講座 ZETA モシン・ナガン弾詰まり対策

ZETA-LAB モシン・ナガンは、チャンバーの構造上、ヘタをするとBB弾が後ろにこぼれ、ボルトとチャンバーの間に挟まってしまいます。

この後ろ弾ポロさせないコツは単純ですが、

銃口(前)を下げてコッキングする


というのが一番で、またボルトを引くときもゆっくり目にしたほうがベターです。



そして後ろ弾ポロしたときは、ボルトが完全に閉鎖せずコッキングハンドルが降ろせなくなるので分かります。そのときは絶対にムリに押し込まないで、

0.ボルトを開放してBB弾が落ちてくればOK
それだけでは落ちてこないなら


1.マガジンのBB弾を抜く

2.銃口を上に向けてボルトを軽く前後にスライドさせる






こうすると、後ろ弾ポロしたBB弾がポロリと落ちてきます。あくまでも軽くスライドさせるだけです。ムリに押し込むと下記のように詰まります。なので、普段からコッキングしてボルトを戻すときは力を入れないで軽く戻すクセを付けておいて下さい。また下の写真のようにBB弾が詰まるときは真下の隙間に詰まるので、ボルトを戻すときに右に傾けるようにしておいたほうがベターだと思います。






後ろ弾ポロしたときに、ムリにボルトを前進させようとすると、BB弾がチャンバーとフレームの間に噛みこんで外れなくなります。





こうなると、残念ながらある程度、分解しないと、噛みこんだBB弾を外せなくなります。その分解方法は以下の通りです。



1.クリーニングロッドを外す






クリーニングロッドはがっちり食い込んでいるので、写真のようになにかで少しずつ回すように動かしながら抜いてください(ネジで固定されているのではなくキツイだけです)。逆に最後に挿入するときはゴムハンマーなどで叩き込んでください。




2.ストック固定リングを外す






中央のロックレバーを押し込んで恵、ストック固定リングを外します。これまたリングの噛み合わせが固いので、手で外れなかったらゴムハンマーなどで上下を交互に少しずつ叩いて下さい。ストック上部と下部を強く握り締めると少しスムーズに外せます。






また、ストック固定リングには上下があります。上が円形、下が角型です。組み込みの際は上下を間違わないように注意してください。




3.ボルト後部を外す






コッキングハンドル後部のマイナスネジを外します。ここはスプリングのテンションなどはかかっていないので大丈夫です。







ただし、位置決めのボールベアリングが落ちてくるので注意してください。組み込みのときはグリスでボールベアリングを貼り付けると作業しやすいです。




4.トリガーガード固定ネジ後部を外す






ボルト後部が外れると、その下にマイナスネジがあるのでこれを緩めます。

組み込み時にトリガーが効かなくなった場合、このネジの締め込みが甘いです。ここはテンションがかかっていて硬めなのですが、しっかり最後まで締めないと、トリガーがシアーに届きません。




5.トリガーガード固定ネジ前部を外す






次にトリガーガード下、前部のマイナスネジを外します。分解・組み立ては、この分解講座の順番で行なって下さい(組み立ては真逆の順番)。いろんな理由があって、順番通りのほうがスムーズにいきます。




6.マガジン固定ネジを外す






マガジンをトリガーガードに固定している2本のプラスネジを外し、内部のマガジン(正確には給弾経路)をトリガーガードから外します。このとき紐は外せないので、切らないように注意して作業してください。




7.フレームピンを外す






フレームピンのナットには2つの穴が開いているので、ラジオペンチをその穴に差し込んで緩めて下さい。




8.弾詰まりを解消する






これでストックとフレームが分離出来ます(マガジン給弾経路は紐でつながっていますので、紐を切らないように注意)。ボルトを引いた状態で、なにか細い棒(写真は千枚通し)で詰まったBB弾を落としてください。



組み立ては分解の逆順です。お手数ですが、よろしくお願いいたします。
  

中華エアガン分解講座 A&K MASADA

久々の中華エアガン分解講座は、いまやレアモデルとなってしまった、A&K MASADAでーす! いや、パソコンのデータ整理してたら、MASADA分解講座用の写真を見つけたw 昔、撮影していたのをすっかり忘れていたよwww







A&K MASADAは、実銃に即したテイクダウン方法を実現しており、セクションごとに分解するだけなら簡単なのだが、メカボを外すときに苦労する。ポイントはセレクターの動かし方である



1.バレルブロックを外す





矢印のロックボタンを押し込みながら、バレルを45度ほど回転させるとバレルブロックが外れる



2.チャンバーの外し方





チャンバー&インナーバレルを外すときは、基部の左右にあるプラスネジを緩める(全部外さなくても、左右をある程度緩めれば飛び出してくる)



03.アッパーフレームのテイクダウン





フレーム後部、上側のフレームピンをたたき出せば、アッパーフレームを前のフレームピンを中心に、パカっと開けることが出来る



04.配線を外す





アッパフレームをロアーフレームから取り外す前に、バッテリーのコネクターを外す(配線がアッパー側を通っているから)。

ちなみにMUGPUL PTS ACRは配線がアッパーとロアーの間を通っていて、なにもしなくてもそのままアッパーを外せる。中華は地道に進化を続けているのである



05.アッパーフレームを外す





前側のフレームピンを叩き出して外せば、アッパーフレームとロアーフレームを分割できる



06.ストックを外す(その1)





フレーム後部下側のフレームピンを外す



07.ストックを外す(その2)





ストックを折りたたむと、ストック基部をメカボに固定している6角ボルトが見えるので外す



08.ストックを外す(その3)





ストックはフレームに噛み合わさっているのだが、結構キツイので、プラスチックハンマーなどで、下部から上部にむかって叩いて外す



09.マガジンキャッチを外す(その1)





トリガーガード前部のパーツ(実銃ではボルトキャッチ)を下に引っ張った状態のまま



10.マガジンキャッチを外す(その2)





マガジンキャッチを左側から押し込み、右のボタンを緩めて外す



11.モーターを外す





グリップ底部のフタを外し、モーターを抜き、グリップ奥のメカボ固定ネジを外す

このようにA&K MASADAはver.2ベースのメカボであり、一方、MUGPUL PTS ACRのメカボはモーターホルダーがあって、上からモーターごとメカボを引きぬくver.3系のメカボである。あくまでも系列であって、双方ともメカボにはマルイとの互換性はない



12.メカボを外す(その1)





ここからがMASADA分解のキモ。このセレクターの動かし方がわからないと非常に苦労する。まず、左側セレクターのイモネジを外す



13.メカボを外す(その2)





左セレクターを外すと、裏側のポッチで、セーフティからフルオートまでしか動かないように回り止めになっているのが分かる。また、クリック感を出すためのパーツが脱落するので注意



14.メカボを外す(その3)





右側のセレクターをセーフティより下の位置まで回す。この位置でメカボのアンビセレクターギヤとセレクター側のギヤの噛み合わせが外れるので、あとはメカボを真上に引っ張れば抜ける



15.メカボ組み立て





メカボ組み込みのときは、セレクターを左右とも14のセフティーより下の位置に合わせてメカボを挿入。そしてメカボが入ったら、左右のセレクターを同時に回すと、セレクターとメカボ側のギヤが噛み込む

左側のセレクターはレバーを外しているので、ギヤをペンチで掴んでまわす



16.ギヤの合わせに失敗したら…





メカボ組み込み時に、左右のセレクター同時まわしに失敗して、左右セレクターの動きがズレてしまった場合のリカバリー方法。今度は右側のセレクターを外して、ギヤを中に押し込むと、メカボ側のギヤとセレクターレバー側のギヤの噛み合わせが外れる。その状態でセレクター側のギヤを左右のセレクターの動きが合う位置に回し、そのままセレクターレバー側のギヤを引き出して咬み合わせ、右セレクタレバーを装着すればOK  

中華エアガン分解講座 KAC PDWへのリポ仕込み

容積比の容量が尋常ではなく多いリポバッテリーは、従来のニッカド、ニッスイ、リフェと比較して同容量でも大幅な小型化が可能。それゆえにいままでは不可能だった銃へも内蔵が可能になります。

「これに入るの!?」という代表格、KAC PDWへのリポ仕込み方法を解説します。




※使用するリポは、ET1 リポバッテリー7.4v 800mAh[Y]です。これ以外は入りません





1.アウターバレルを外す





RAS基部のボルトを外してアウターバレルを外します。アウターバレルを固定しているのは前側のボルト(長い)だけなのですが、個体によっては後ろ側のボルト(短い)が若干長くてアウターバレルに干渉しているものもありますので、前側のボルトを外してもアウターバレルがハズレなかったら、後ろ側のボルトも緩めて下さい。

※後ろ側のボルトを全部外すとバレル基部のブロックが動いてしまって面倒なので、後ろ側のボルトは緩めるだけです



2.ガスチューブを外す





シルバーのダミーガスチューブとその基部(矢印)を外します。基部はガスブロックにねじ込んであるので、ペンチ等で掴んで緩めて下さい。



3.配線をRASに入れる









RASの右から出ているコネクターをRAS内に入れます



4.アウターバレルとリポを装着





リポが入る場所は、ガスチューブがあった上部。配線をアウターバレルに巻きつけながら、コネクターをサイドのレールの後ろの隙間に押し込みます



完成!





ギリギリ、7.4v 800mAh[Y]が収納できました。いちいちアウターバレルを外してリポバッテリーを脱着するのは面倒なので、このようにバランスコネクターをRASの外に出しておいて、ET1 7.4v(2セル)充電延長ケーブルを使って充電するのが便利です。



このリポインは、KAC PDWのスリムさ、コンパクトさがさらに際立ちますので、オススメですよ~!




  

中華エアガン分解講座 工具

今回は中華に限らず、電動ガンを分解するうえで必要な工具について書いていきます。





電動ガンに使われているネジの類は限られているので、それほど多くの工具がなくても分解することが出来ます。自分はバイクの整備の時は、やれ「PBバウマンだ! クニペックスだ! ハゼットだ!」とか舶来工具にかぶれてましたがw それは趣味だからこそであって、いまGunsmithバトンで仕事のために使っているのは、ほぼホムセン工具だけですw

工具も消耗品なので、ナメてきたら即交換。そんなときにすぐに手に入るのが便利なのですよ
(* ̄ー ̄)v



ドライバー





プラスドライバーは1番(小)と2番(中)(メーカーによって番数の言い方が違うのですが、よくある一般的な普通サイズが中です)。マイナスドライバーはほとんど使いませんが、叩き用にあると便利ですw。そして精密ドライバーが数本(100均で十分です)

プラスドライバーですが、メインの2番は長めの150mmが使い勝手がいいです。これならM4ストックチューブも届きます。電動ガンのボルトには大した締め付けトルクが必要ないので、グリップが細めで早回し出来るものが自分の好みです。



ヘキサゴンレンチ(6角レンチ)





6角レンチは、1.5mm、2mm、2.5mm、3mmをメインに使います(ときどき4mm、5mmもあります)。よく使うサイズはドライバー型が早回しが出来るので便利。ドライバー型はたいていボールポイントですが、なめてきたらサンダーでぶったぎってまっすぐにしてやると、いつまでもシッカリ回せますw

また、ときどき、1.5mm以上2mm未満の6角があります(特にハイダーとかサイトとかの取付部にみられます)。これは通常のミリサイズでなくてインチサイズなのですが、「そんなの持ってねぇ(怒)」ってときは、M3のイモネジのおまけに入っている六角レンチがジャストサイズです↓





そして、マルイのメカボをバラすときには必須のトルクスレンチですが、中華はJGぐらいしかトルクスを使っていないので、ほとんど活躍の機会はありませんw まあ、T8、T9、T10を持っておけばいいかと。もともとトルクスはなめにくい形ですので、これも100均で十分です



叩き系





電動ガンは多くのピンがありますので、ピンポンチは必須です。いろいろサイズがありますが、2.5mmが1本あれば、ほとんどOK(小は大を兼ねるのですw)。

ハンマーは自分はゴム製のショックレスハンマーを使っています。内部に可動式の錘が入っていて叩いた時の衝撃が手に来ない優れもの。まあ、電動ガンで衝撃が来るほど思い切り叩くことはないのですがw これはバイクのメンテ時から使っていたもので、重さがちょうど使いやすいんです。

そして、自分には必須なのが、千枚通し。メカボを組むとき、ギヤの軸を動かすのが一番の使いどころで、そのほかでも細かいパーツの位置調整したり、上の2.5mmのピンポンチで入らないときに千枚通しで叩いたりと大活躍! それと精密ドライバーのマイナスも、工具として使うことはないのですが、千枚通しのように位置調整をするときに便利です。



掴み系





「掴み系工具と言えばクニペックス!」なのですが、電動ガンは別に力をかけるわけでもないし、なんでも良いですw ラジオペンチは先の曲がっているもの、細いものなど何種類かあると便利です(これも100均)



トレー





バラしていくときに、セクションごとにトレーに分けておくとスムーズに作業できますし、組みあがったときに「ネジが1本余ったんだけど…」という自体に陥りにくいです。そしてメカボをバラすときは細かいネジやパーツが多いのでマグネットトレーが便利です。



その他もろもろ





カッターナイフはギヤに張り付いたシムをはがすときになくてはならないツール。緑のものは帯磁器で、これにドライバーなどを付けると磁石になってボルトがくっつくのです。なんでも帯磁させることが出来るので作業効率があがります。それと油だらけになるのでウエス、あぶらを付けたくないときに軍手などがあるといいですね。




このぐらいの工具があれば、電動ガンはマルッと分解できます(=・ω・)ノ

さあ、レッツ チャレンジ!





……直らなくなったら、修理&組み立て承りますwww  

RS 56式バヨネット小ネタ

この前、Gunsmithカッタケに教えてもらったんですが、RS 56式のバヨネットには
正しい向きがありました。








これが正しい向き。バヨネットは丸でなく、片側がエグれた形状になっていて、エグれた側が伸ばしたときに下に来るのが正解です。








なぜかというと、折りたたんだときに、収まりよく、まっすぐバヨネットが畳めるから








ところが、ただネジを締めただけだと、このように横向きになってしまうものもあるんです… これはネジの問題だから、運がよければうまくハマるかもしれませんが、高確率で正しい向きに合わないと思います(ひとつの角度しかないわけだから)。








なので自分は、スペーサーにOリングを入れて、それだけではビシっと決まらないので、ネジロック剤で固定しました。

これから当店が販売するRS 56式は、1丁ずつバヨネットの位置を調整して正しくしてから出荷しますけど、すでに自分が売ってしまった方や、56式をお持ちの方はご参考までに



完璧主義のRSから、「一本取ったり!」って感じでちょっと嬉しいw





追記

いまGunsmithカッタケから電話があって、「バトン~、逆、逆!」って言われましたw 確かに実銃の56式だとバヨネットの平らな部分が畳んだときに下、フォアグリップを握ったときに、歯が手に当たらないようになっている写真があるのです。

しかし、RS 56式でその向きにすると





フォアグリップの凹み(正確にはフォアグリップを抑える金具)と干渉して、
バヨネットがふにゃっと曲がって隙間が出来るんですね、これが。

よくよく見ると、バヨネットを畳んだ時の角度が、クリーニングロッドと平行でなくて、若干、中に押し込まれる角度になっているので、こうなるんだと思います。


なので、当店では、「RSの場合は」バヨネットは畳んだときにエグレが上であるのが正解、とさせていただきまーすw

これこそRS 56式の設計ミス、あえて言おう「開発者出て来い!」とw  

中華エアガン分解講座 RS ドラグノフSVD





RS(Real Sword)の銃はすべてそうなのだが、組み合わせが非常にタイトであり、各部にガタはまったくない。その分、分解できる位置がシビアであるので、そのコツを紹介しておこう(詳細な分解手順は、ドラグノフも写真付きの分解説明書が付属するので割愛)









分解というわけでもないのだが、RSドラグノフSVDを手にしたオーナーがまず戸惑うのが、バッテリーを入れるためのフォアグリップの取り外し。ここからして非常にタイトで、何度か使って噛み合わせが緩くなるまで手の力では外せないほど

ロックレバーを180度まわして解除し、フォアグリップの隙間にマイナスドライバーなどをあてて、少しづつ叩いて外そう








レシーバーカバーのロックレバーは、この角度にして引っこ抜く








なぜかというと、ロックの位置がここで咬み合っているから。この位置がシビアなので、写真を見て角度を覚えておこう








セレクターレバーは、レシーバーカバーのロックレバーほど咬み合わせがシビアではないが、外すときはこの角度で  

中華エアガン分解講座 RS 56式





実銃を忠実に再現することに徹底的に拘るRS(Real Sword)は、各部パーツの組み付けも実銃と同様と思われるぐらいきつく造られていて、分解・組み立てには力を必要とする。だが、力を入れても壊れることはないほど頑丈な造りである、とも言える








分解講座、と言いつつ、RSにはカラー写真&日本語の詳細な分解説明書が付属するので、これを見ればOKwww




とはいえ、分解説明書では分かりにくいコツもあるので、そこだけ紹介w

56式はアウターバレルを外すために、リヤサイトを分解する必要がある(リヤサイトの下にアウターバレル固定ボルトが2本ある)のだが、このリヤサイトがまたすごく硬いので、分解用専用工具が付属する





このように、丸くなっている側が分解用、尖っている側を組み立て用に使用する




 ~リヤサイト分解時~





フォアグリップ固定ピンに、リヤサイト分解工具をひっかけて、丸くなっている分解用のほうでリヤサイトごと抑えこみ、リヤサイトを押し込みながら後ろに引く








この板バネでリヤサイトが押さえつけられているのだが、これがメッサ硬い o(@.@)o ナンジャコリャ!!

テコの原理を使う分解工具がないと、マイナスドライバーで板バネを抑えこんで分解していたのだが、全体重をかけないとビクともしない。当然、マイナスドライバーがバネから外れるとずっこけてケガをする危険性が高い…




 ~リヤサイト組み立て時~





この組み立て時にコツが要る。フォアグリップ固定ピンを写真の角度にして(キレかきがあり、分解工具がかかるところが丸くないと位置がずれる)、組み立て用の尖ったほうで板バネを押し込みながら、リヤサイトを垂直にして前に押し込んでいく

この位置関係がわからなかったときは、分解工具で組み立てが出来ず、結局、組み立て時はマイナスドライバーを使って四苦八苦していたwww  

中華エアガン分解講座 JLS F2000





まあ、もうJLSは、ずーっと入荷がないから潰れたみたいだし、G&Gから素晴らしいF2000が出るから、いまさら需要もないでしょうけどw JLSが壊れたら、この記事を参照して下さい。

JLSのF2000は見ての通り いさぎよいほどのモナカっぷりですwww








1.チャンバーカバーのピンを押し出す








2.フォアグリップのピンを押し出す。





1と2のピンは微妙に長さが違うので(フォアグリップのピンがちょっと短い)、間違えないように注意








3.バレルブロックをロックしているボタンを右側から押し込む








4.バレルブロックを前方に引き抜く








5.フォアグリップを下方に引き抜く








6.フレーム左側に見えるプラスネジをすべて外す








7.フレームのネジは長短2種類があるのだが、挿入口を見ると

●長いネジ用




●短いネジ用




というように挿入するネジは分かるので、混ぜても大丈夫








8.F2000は大量のネジがあるので、自分は電動ドライバーを愛用(疲れるのでw)








9.左側のプラスネジを外せば、F2000の開きが出来上がるw








10.このようにネジは左右から締め付けられているが、なぜ「左側だけ」外すかというとメカボが右側に残るので、左側を外した方が作業しやすく、右側を外す必要はないから








11.もなか構造ゆえに、開けると色々なパーツが落ちてくるので注意。マガジンキャッチは左側フレームに付けて組み立てるのがラク








12.リヤサイトは表裏があるので注意








13.トリガースプリングが、外れることもあるので注意








14.メカボは刺さっているだけなので、引き抜くのだが…








15.裏にトリガーとの連結バーがあるので、ラジオペンチでひねって外す








16.連結バーには遊び防止の小さなスプリングがある。このスプリングがなくても問題はないが、一応、無くさないように




  ~組み立ての注意~





組み立て時に、よく引っかかるのがチャンバーの受け。矢印のパーツをマイナスドライバーなどで定位置に押し込んであげよう。あとは各部パーツの脱落注意。  

中華エアガン分解講座 JG SR25





SR25は、JGもA&Kも作業手順は同じ、M4系なので分解に特に難しいことはないが、マガジンキャッチのネジには要注意








1.フレームピンを外すのだが、左右からマイナスドライバーで抑えないと空回りする。実銃ではフレームを締め付けないでも確実に止めるため(フレームを歪ませないため)ピンを左右からのネジ止めで空回りさせているのだと思うが、はっきり言って面倒くさいw(電動ガンではそこまでの精度を必要としないだろうし…)








2.アッパーフレームを前にスライドして外す。M4と似ているようで、ちょっと違う独特なフレーム形状








3.ストックパッド上部のマイナスネジを外す








4.長大なボルトで本体にストックが固定されているので、組むときはボルトがなかなか穴にはまらずイライラする… JG製SR25はFETスイッチデバイスが標準装備。ちゃんとヒューズ付きのFETスイッチデバイスだし、基板で製作してあり金属カバー付き、となかなかのシロモノ(品質は保証しないけどw)








5.グリップ底部のネジを外す








6.マガジンキャッチのボルトはインチサイズの六角レンチなので要注意。普通の六角レンチはミリサイズなので、うまく合わずナメてしまう(自分が造った初期のSR25は、このことに気付かず、マガジンキャッチのボルトをナメてました。すみません…)。インチ六角レンチがないときは、ホームセンターで売っているM3のイモネジ(100円ぐらい)におまけで入っている六角レンチがジャストサイズ








7.フレーム後部のピンを外す。これも左右からマイナスドライバーで回す








8.トリガー上部のピンを外す。このピンは片側にローレット加工(抜け防止のぎざぎざ)されているのだが、どちら側にあるかは個体によってことなるので、少し叩いて反対側から飛び出した部分にローレット加工がなければその反対側からピンを叩き直す。ローレット加工側から叩いてしまうと、最後に引っかかって、スムーズに抜けなくなる








9.JGメカボはT9のトルクスレンチ(マルイはT10のトルクスレンチ)なので注意
  

中華エアガン分解講座 Dboys SCAR-L





SCAR-Lは、M4の進化系で構造も合理的なのでテイクダウンは簡単。ただし、電動ガンのSCAR-Lの分解は、アンビセレクター故の「マイナスドライバー技」が必要になる。








1.まずストックからバラしていく。ストックを固定しているボルトは左右とトップの3本。Dboys SCAR-Lは、折りたたみストックの基部が弱いので取り扱いに注意。Dboysが稼働していた頃は、ストックだけアフターパーツで取れたのだが、いまはそれも出来ないので大切に使おう








2.ストックからバッテリーコネクターを抜きながら、ストックを外す。ボルトのスプリング&ガイドも同時に抜ける








3.フレームピンを叩きだす








4.アッパーフレームを前方にスライドさせればテイクダウン完了。ボルトカバーはただハマっているだけなので落ちてくる。組み立て時、ボルトカバーを忘れないように注意(まあ、忘れても簡単だけどw)








5.グリップ底部のネジを外す








6.モーターを取り出して、グリップ奥のネジを外す








7.グリップ底部(蓋)のネジは皿頭でタッピングネジ、グリップ奥のネジは鍋頭でミリネジ。取り付け時に間違えないように注意








8.トリガー上部のピンと、後部矢印のフレームピンを外す








9.ここからマイナスドライバー技。まず左側のメカボとフレームの間にマイナスドライバーを差し込んで、左のセレクターとメカボ側のギヤのかかりを浮かせて、セレクターをセーフティーより下、垂直の位置にする








10.次に右側もメカボとフレームの間にマイナスドライバーを差し込み、右セレクターとメカボのギヤが浮いたままの状態になるように、ギヤの間にマイナスドライバーを差し込む








11.マイナスドライバーを差し込んで右のギヤを浮かせた状態のまま、マイナスドライバーと一緒にメカボの後部を引き出せば、抵抗なくスルっとメカボが抜ける




 ~組み立て時の注意~





01.組み立て時は、

 右側のセレクターはフルオートの位置
 メカボのセレクターはフルオートの位置(一番後ろ)
 左側のセレクターは分解のときと同じセーフティーより下(この位置だとギヤがかからない)

という状態にして、銃側のセレクターと、メカボのセレクターギヤが動かないように注意しながら、分解時と同様、右側にマイナスドライバーを差し込んでギヤを浮かせた状態でメカボを挿入する








02.メカボが収まったら、左側にマイナスドライバーを差し込んでギヤを浮かせて、右側のセレクターレバーと同じ位置になるように左側のセレクターを回して、ギヤをかませる  

中華エアガン分解講座 Kart EBR





KartのEBRは、いままでイジった中華の中でもっともパーツ点数が多い。順番に、そして整理しながら分解・組み立てをしていかないと「あれ、このパーツどこの?」とか「ネジが余ったorz」という事態に陥ること必須なのでご注意を

Kart EBR Mod.1(3万1800円)(M4ストック)はストックがごそっとまとめて外れるだけで、あとの分解手順は写真のMod.0と同様









1.グリップ後方、ストックセクショションカバーのプラスネジを外す








2.ストックアジャスターレバーのスプリングを外す。ちなみにこのストックアジャスターレバーはすごく折れやすいので、レバーを押す時に無理に力をかけないように要注意








3.グリップ奥の六角ボルトを外す








4.ストックブロック付け根の六角ボルトを外す。ここは4mmと大きな六角で、つい過大なトルクをかけてしまいがちなのだが、メス側がアルミなので、すぐに舐めてしまう(入荷時に半分舐めていることも多いorz)。組み付け時は、ネジロック剤を塗布して、ほどほどに締めておく








5.上部のプラスネジを外すとストックブロックが外れる








6.M14はトリガーガードが、機関部とストックのロックになっている。トリガーガードを後ろに引いてから持ち上げると外れる








7.フォアグリップを外す。EBRはこのフォアグリップ内にバッテリーを収納するので、よく外すボルトなのだが、この6角は穴が浅くてナメやすいので、組み立ての時、無理に締め付けないこと








8.アッパーRASのボルト6本を外す。この6本は、なかなかセンターが出ないので、組み付けの時は仮組みして、すべてのボルトが入ったことを確認してから本締めすること








9.ストックとバレルブロックを固定している左右の6角ボルトを外す。このボルトの基部(雌ねじ)が入荷時から崩壊していることが多い。片側だけでも固定されるので、大丈夫といえば大丈夫w








10.ここまできてようやくテイクダウン。M4ならフレームピン1本で済むテイクダウンだが、EBRはここまで大変… EBRは、まず間違いなく、史上もっともボルト数の多い銃であるw








11.ガスチューブをバレルに固定しているガイドの、上部の固定ボルトを緩める。位置を前にずらして仮止めしておくと作業しやすい








12.ガスチューブのスプリングのガイドを前に押してから横にずらし外す








13.ボルトガイドの固定ネジ(精密プラス)を前後2本外す








14.ここは前のネジが長くて、後ろのネジが短いので間違えないように注意








15.アッパフレームとロアフレームを固定している精密プラスネジを緩め、「◯」の切りかき位置までボルトを後退させれば外れる。なぜ「精密プラスネジを緩める」だけにしておくかというと…








16.EBRはあまりにパーツ点数が多いので、間違わないように、効率的に作業出来るように、自分はセクションごとに分けておく。15のネジは機関部のネジなので、あとで機関部を分解するときに外して、まとめて同じパッドに入れておく








17.バレル基部のプラスネジ6本を外す








18.バレルを下げるようにして、チャンバーがフレームにひっかからないようにしながら引き抜く








19.ここから機関部の分解。アッパーフレームとロアフレームを接続している精密プラスネジを外す








20.ボルトキャッチのピンを押し出す。スプリングが飛び出してくるので注意








21.ボルトキャッチの裏のプラスネジを外す








22.これでアッパフレームとロアフレームが分解出来る。チャンバーの隠し蓋が落ちてくるので注意








23.ロアフレームとメカボを固定しているピンを叩きだす。このピンのローレット加工(抜け防止のぎざぎざ)はセンターなので、左右どちらから叩いても構わない








24.ロアフレーム底部のプラスネジを外す。なにやら「TOKYO MARU…」とか「MADE IN JAP…」とかの文字が見えるが、Kartの「洒落」なので、見なかったことにして下さいwww




 ~メカボ分解の注意~









M14、ver.7メカボは、パーツが外に出ているので難しそうだが、パーツ点数的にはほかのメカボと大差ない。この写真をよーく見て、最初にどのパーツがどこにあるのか覚えておこう

Kart ver.7だけでなく、中華メカボはver.2でもver.3でも、セーフティーで電気カットの機構がオミットされているので、その分、接点、配線が少なく簡単ではある  

中華エアガン分解講座 KAC PDW





ここではDboys製KAC PDWで写真を撮影していますが、JM/ML製KAC PDW(2万4800円)もほぼ同じで、分解手順が異なる部分はキャプションに記述しています(昔はML、いまはJMというメーカー名ですが同じものです)。VFC製KAC PDWはイジったことがありませんが、コピー元なので基本的に同じだと思われます








1.フレームピンを左側から叩き出す








2.Dboys、JM/MLともに若干形状は違いますが、フレームピンの脱落防止ピンがあるので、フレームピンを外すときは細い棒で押す。脱落防止ピンはスプリングでテンションがかかっていて飛びやすいので注意。特にDboysは、脱落防止のかかりが浅くて、フレームピンを叩くだけで外れてしまうことも多いので要注意








3.アッパフレームを前にスライドさせて外す。KAC PDWは前方配線だが、Dboysはバナナプラグ、JM/MLは平型端子で、引っ張れば接続部が抜けるので、配線は気にしないでフレームを外しても大丈夫

※中華は基本メタルなので、この「フレームを前にスライドして外す」が標準です。自分は中華しかやったことがなかったので、初めてマルイの旧世代M4をやったとき、フレームの外し方が分からなくて小一時間悩みましたw








4.KAC PDWのグリップ底部は6角ボルト。この6角がナメやすいので、少しでもかかりが甘かったら、素直に新しいネジに交換したほうが吉








5.モーターを引き抜く。KAC PDWはミドルサイズモーターなので、カスタムモーター交換時は注意。要はグリップがミドルサイズなので、M4系ロングモーターを使いたければ、普通のM4系グリップに交換すればOK








6.グリップ奥のプラスネジを2本外す。中華は斜め2本のネジ固定が基本で、たまーに高級品で4本固定もある








7.ボルトキャッチのピンを押し出す








8.ボルトストップのパーツを下に押し込みながら、ボルトキャッチレバーを外す








9.マガジンキャッチボタンを目一杯押し込みながら…








10.マガジンキャッチをまわして外す。Dboys M4系はすべてこの形式のマガジンキャッチなので、7、8のように先にボルトキャッチを外さないと、マガジンキャッチが引っかかってうまく外せない








11.セレクターレバーの六角ボルトを外す。

JM/MLはメクラ蓋が張り付けてあるので、精密ドライバーのマイナスなどをメクラ蓋とセレクター隙間に突っ込んで剥ぐ(JM/MLはプラスネジ)。メクラ蓋は差し込みだけなので、装着時はゴム系ボンドなどで接着する








12.左側のセレクターレバーの下には、位置決めの小さなベアリングがあるので注意。なんら固定されていないので、セレクターレバーを外した瞬間に、ベアリングがこぼれ落ちる








13.トリガー上部のピンは右側に脱落防止のプレートがあるので、精密ドライバーなどでバネ部を持ち上げながら後ろに引いてプレートを外す。3本のピンのうち一番後ろがライブで、前の2本はプレートの固定用








14.Dboysはトリガー上部のピンだけでメカボが固定されていて、後部のフレームピンはダミー

一方、JM/MLは、後部のフレームピンもライブなので外しておくこと








15.メカボ後部を引き上げるとフレームから外れる。アンビセレクターのギヤがポロっと落ちてくるので注意








16.アンビセレクターの貫通しているギヤは、右側から軸を叩いて外す。ただし、極たまーに、差し込みが左側になっているものもあるので、右側から叩いてもなかなか外れなかったら、無理をしないで反対側から叩くこと




 ~組み立て時の注意~





01.メカボ前部に付属してるのがボルトストップのパーツ。これを付け忘れやすいので要確認








02.アンビセレクターギヤは左右で位置を合わせなければならない。まず左側をセレクタープレートが一番後ろ(フルオートの位置)になるようにセットして…








03.右側のギヤを「穴が後ろ、ポッチが前で水平」になるように置いて、ギヤが落ちないように指で抑えながらフレームに組み込む








04.フレームを半分ぐらいいれてから、配線を接続する。ここがKAC PDWの組み付けで一番イライラするポイントw ましてやFETスイッチデバイスを付けると3本配線になるので、電流イライラ棒状態になる ヽ(*`Д´)ノグォラァ








05.配線はメカボの横に入るように押し込む。あまり強く奥まで押し込まなくても、メカボの下を配線が通っていなければマガジンには干渉しない








06.アッパーフレーム挿入の最後は少し抵抗があるので、軽くゴムハンマーで叩いて入れるが、抵抗が大きい時は、フレーム最後部のかみ合わせがきちんとハマっていないので、無理をしないように注意  

中華エアガン分解講座 Dboys HK416




Dboys HK416(2万8800円)の分解方法を解説していきます








1.HK416は、前方配線で、RASの取り付け方法が普通のM4とは違うので、まずRASを外す。RAS付け根の大きなプラスネジを取り外す








2.RASは前に引き抜くだけだが、かみ合わせがややタイトなので、プラスチックハンマーなどで軽く叩いて外す








3.フレームピンをピンポンチで、左側から叩いて抜く








4.Dboys HK416は実銃通り、フレームピンに脱落防止のロックがある。フレームピンを完全に抜かなくても分解できるが、外すときはフレームピンの穴から細い棒でロックを押しながら引き抜く。ロックピンはスプリングでテンションがかかっているので、飛ばさないように注意








5.前方の配線を外す。平型端子なので引き抜くだけ








6.アッパーフレームは前にスライドさせて外す。M4系の前方配線は、写真のようにチャンバー下を配線が通る








7.ストック、アジャスター部の基部を下に引きながら後方に引き出す








8.ストックパイプ後部下のカバーを外す(6角ボルト)








9.ストックパイプ奥のプラスネジを緩めて外す








10.グリップとモーターを外す。モーター底部のアジャスタープレートを無くさないように(組み忘れないように)注意。これがないと組んだときにモーター位置が合わせられず、いきなりモーターが空回りする








11.ボルトキャッチの固定ピンを押し出す。ピンには脱落防止のOリングがついているが、これがよく切れているので、ピンが外れやすかったら組むときにゴム系ボンドやネジロック剤などを塗布しておく








12.ボルトストップのパーツを下に押し込んで、ボルトキャッチを外す
※いま当店で販売しているDboys HK416(2万8800円)は、この機構がオミットされていて、ただのダミーボルトキャッチなので、この手順は必要ありません








13.マガジンキャッチボタンを押し込んで、左側のマガジンキャッチ部を回転させて緩めて外す。DboysのM4系のマガジンキャッチはすべてこの方法で外す








14.トリガー上部のピンを叩きだす。このピンは片側にぎざぎざのローレット加工がされていて、それと反対側から押し出すのだが、左右どちら側にローレット加工部があるのかは、そのとき組み立てた中国のおばちゃんの気分次第なのでw、少し叩いてみてピンの飛び出した部分にローレット加工が無ければ、反対側から叩く

後部のフレームピンも外すのだが、次の15のように…








15.フレームピンには脱落防止クリップがついているので、あらかじめ外しておくこと








16.セレクターをセーフティーとセミの間ぐらいにして、メカボの後部を引き上げるとフレームから外れる




~組み立て時の注意~





ストックパイプのあるM4系はみんなそうだが、ストックパイプはメカボにボルトで固定されているので、うまくセンターを出さないとあとで入らなくなる。よって

1.トリガー上部のピンを入れてメカボが外れないようにする

2.ストックパイプを仮止めする

3.グリップを固定してメカボの位置決めをする

の手順で合わせる。グリップを付けるとメカボが下側にひっぱられるので、先にストックパイプのボルトを入れておかないと、ボルト穴がずれて入らないこともあるからである  

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