1週間に渡り、ぶわかもの組筆頭、テツヤさん、イチローさんのブログに「行きたいです!」と立候補して、初めてイチローさんの元を訪れたMasaさん、そして自分の3人で、『WCS&ビアンキカップ練習とマリポサWCSローカルマッチ参戦の旅』に行ってまいりました (`・ω・´)ゞ
「ビアンキカップに出ます!」と宣言してから初めての実銃練習、
結果、とても辛かったです…
今回、練習したのはプラクティコゥとフォーリングプレイト(両方ともスタンディングのみ)で、ビアンキカップの“さわり”です。
正直、ビアンキカップがこんなに難しいとは思っていませんでした。プラクティコゥはエアガンよりタイムの余裕がありますけど、WCSでスピードシューティングを練習したとはいえ、リコイルで跳ね上がった銃口を戻して再度狙いを付けるのは時間がかかり、まったく時間が足りません。
だいたい時間が足りないという以前に、10ヤードの距離でもXに当てることは自分にとっては至難のワザ。今回は25ヤード(約23m)まででしだが、これですらダットが止められなくて、ただトリガーを引くだけ。これが50ヤード(約46m)になったら、どこを狙ったらいいか分からなくなるのではないかと恐怖しました。
さらにウィークハンドは、跳ね上がりをまったくコントロールできず、撃つのが怖くて怖くて仕方なかったです。
そして、フォーリングプレイト。「何回も練習していれば、運が良い時に1回ぐらいはクリーン出来るだろう」なんて考えていましたが、自分にはまったく無理です。最高でも44枚でしたが、とてもじゃないけど、クリーン出来る気配すらありません。時間を気にせず、オーバー・タイムしても構わずゆっくり撃っても、本当に自分が当てているのか、ただ運が良くて当たっているのか、その判断すら出来ないぐらいであり、完全に打ちのめされました…
そして、WCS。マリポサWCSローカルマッチでは、前回、WCSチャンピオンシップで記録した95秒には遠く及ばない108秒となり、自分に惨敗でした…
1ストリングでみると、「バットン、練習してきたなぁ! 前はもっさりしていたけど、今回はキレがあるわい」ってイチローさんに言われたぐらいで、上手くいったときは速く撃てたんです。でも、試合ではボロボロに崩れて、このタイム。速く撃てたけど、外しまくって結果にはまったく繋がりませんでした。
練習の時も、上手くいくとき、フリンチ出まくりでターゲット下の木を削りまくるときと、調子がバラバラで、「俺はいったいなにをやっているんだろう…」って、それはもう落ち込みました。
練習も試合も、一発一発、撃つのが辛かった。そんな1週間でした。
撃っている時、よくテツヤさんに、「ため息をつくな、バットン!」って叱咤されました。でも、そんな自分の落ち込みなんて、大したことないんですよね、自分はまだまだ下手であり、練習は始まったばかりです。
テツヤさんは、ビアンキカップに参戦していた頃、試合の前に3ヶ月も渡米して練習しまくっていたそうですし、トモさんも、毎年2ヶ月近くビアンキカップの前に渡米していて、それを四半世紀も続けているし、イチローさんは30年以上もビアンキカップに挑み続けているわけで、たかが数日、練習しただけの自分が落ち込むなんて、10年早い話でした。
夜、みんなでビアンキカップの話をしていると、昔、イチローさんが優勝候補だったときの話や、テツヤさんがラクラクとプレイトをクリーンしていた頃の話もしてくれました。そして、二人は、
「あの頃のワシラはどこにいったんだろうな、テツヤや w」って笑って話しあっていたのが、とても印象的でした。
絶頂期を過ぎたとしても、それはもう戻らないことが分かっていても、自分に克つために、いつまでも、真剣に挑み続ける… そんな歳のとり方をしているイチローGUN団のシューターのみんながとてもまぶしく見えました。
自分は落ち込んでいるヒマなんかないです。まだ登り始めたばかりで、自分の最高も知らないんだから、ただひたすら練習を続けて上を目指すだけ。こんな辛さなんて、なんてことない話なんですよね、実は (^^ゞ
さて、今週末はJANPS! また、辛い思いをするのかもしれないけど、とにもかくにも全力でぶつかっていきまーす!

練習の合間、イチローさんが地面にジグザグの線を書いて、「シューターはこうやって、上手くなったり、下手になったり、上下しながら進んでいくんだよ」と、Masaさん、ニックさん、そして自分に諭してくれました。


