ヤマハの拘束具が外れていく・・・
ついにこんな日が来てしまったんですね・・・
ヤマハ発動機が、排気量250cc以上の普通・大型二輪の新たな国内専用車の開発を中止したことが26日、分かった。
国内市場の低迷で、開発コストの回収が難しくなったと判断した。250cc以上の国内専用車の開発を打ち切るバイク大手はヤマハ発が初めて。今後は国内と欧米向けを共通化して開発・販売する。
国内で人気の高い「SR400」や「セロー250」など、現行の国内専用車の生産・販売や改良は当面続ける。
これは「ヤマハ\(^o^)/オワタ 日本のバイク\(^o^)/オワタ」って感じるかもしれないですけど、自分は「ヤマハが世界と戦うためにホンキ出したな!」って思いたいです。
現在、日本国内のバイクには鬼のように厳しい排出ガス規制&騒音規制がかかっています。この規制が強化された平成11年と平成17年に国内メーカーのラインナップは規制に対応できず、かなりのモデルが廃番となり、日本のバイク業界は相当なダメージを受けました・・・
特にバイクにとって厳しいのは日本の騒音規制で、普通の人は「マフラーからの音が静かなら・・(近接排気騒音)」って思うかもしれませんが、日本の騒音規制は定速度からフル加速した時の騒音(加速走行騒音)、定速度で走行している時の騒音(定常走行騒音)という、走っているときの騒音規制があって、エンジン、チェーン、タイヤとかがむき出しのバイクにとっては相当に厳しい規制値・・・ 日本メーカーは、エンジンにプラスチックの防音カバーを付けたり、クランクケースカバーの内側に防音材付けたり、スプロケットにゴムを付けたり、低騒音のタイヤ使ったり、いろんな工夫をして対応しています。
で、この排出ガス規制&騒音規制は日本のメーカーですら対応できずに廃盤にする厳しさであり、まず外車は通らないレベル・・・ でも、街中を普通に外車のバイクは走っているし、売られているでしょ 「(゚ペ)ありゃ?
この規制がかかることで、外国産のバイクを日本で売ることが出来なくなったら、また某国から「非関税障壁だ!」ってガイアツがかかるでしょうからね ┐(´-`)┌ 規制値は法律ですからゼッタイですが運用で対応しているわけです。
でも、日本のメーカーは型式認定を取るためにバカ正直にこの規制値に取り組まなくっちゃだめで、それはそれは大変な苦労とコストがかかるわけですよ。しかもその仕様はヘタレになるから、日本のなかでしか売れない・・・
これまでヤマハさんは日本4メーカーのなかでも特に真面目に新規制値への対応に真っ向から取り組んできました。
個人的にこの規制がかかったときにオフロードバイク雑誌にいたので、新規制値をクリアしながらも、過去のモデルを圧倒する性能を持つ「YAMAHA WR250R」の発売に心底「スゲー!!!!」ってなったもんです。
しかし、ついにヤマハさんも体力が尽きて「外車はこれで通るのにやってらんねー」ってキレたんじゃないですかね?w 「バカ高くなる日本専用車を造るのはやめるから、日本はヤマハのワールドワイドラインナップの日本仕様か逆車を売ってくれ&買ってくれ」ってことではないかと。これからプレストコーポレーションさんの仕事が忙しくなることでしょうw
まあ、これで日本のバイク免許制度故に造られているミドルクラスの400ccは消えるでしょうけど、当面、日本の規制値をクリアしたSR400の販売は続けられます。そして世界的ミドルクラスの600ccクラスにはヤマハさんも魅力的なバイクがいっぱいあるわけで、いまは大型二輪免許が取りやすくなっているから、600ccクラスから選べばいいんです
ガラパゴスな日本専用車の開発を止めることで、その開発コストを世界戦略車に投入できるわけで、ヤマハさんは世界でこの先生きのこるために、「資本投入の選択と集中」をしたわけです。
ふぃ、こんな記事、サラリーマンのバイク雑誌編集じゃ書けないけど、いまなら無問題w あー、すっきりしたwww
ヤマハ発動機が、排気量250cc以上の普通・大型二輪の新たな国内専用車の開発を中止したことが26日、分かった。
国内市場の低迷で、開発コストの回収が難しくなったと判断した。250cc以上の国内専用車の開発を打ち切るバイク大手はヤマハ発が初めて。今後は国内と欧米向けを共通化して開発・販売する。
国内で人気の高い「SR400」や「セロー250」など、現行の国内専用車の生産・販売や改良は当面続ける。
これは「ヤマハ\(^o^)/オワタ 日本のバイク\(^o^)/オワタ」って感じるかもしれないですけど、自分は「ヤマハが世界と戦うためにホンキ出したな!」って思いたいです。
現在、日本国内のバイクには鬼のように厳しい排出ガス規制&騒音規制がかかっています。この規制が強化された平成11年と平成17年に国内メーカーのラインナップは規制に対応できず、かなりのモデルが廃番となり、日本のバイク業界は相当なダメージを受けました・・・
特にバイクにとって厳しいのは日本の騒音規制で、普通の人は「マフラーからの音が静かなら・・(近接排気騒音)」って思うかもしれませんが、日本の騒音規制は定速度からフル加速した時の騒音(加速走行騒音)、定速度で走行している時の騒音(定常走行騒音)という、走っているときの騒音規制があって、エンジン、チェーン、タイヤとかがむき出しのバイクにとっては相当に厳しい規制値・・・ 日本メーカーは、エンジンにプラスチックの防音カバーを付けたり、クランクケースカバーの内側に防音材付けたり、スプロケットにゴムを付けたり、低騒音のタイヤ使ったり、いろんな工夫をして対応しています。
で、この排出ガス規制&騒音規制は日本のメーカーですら対応できずに廃盤にする厳しさであり、まず外車は通らないレベル・・・ でも、街中を普通に外車のバイクは走っているし、売られているでしょ 「(゚ペ)ありゃ?
なんでかっていったら規制を通すのにいろんな方法があるから
この規制がかかることで、外国産のバイクを日本で売ることが出来なくなったら、また某国から「非関税障壁だ!」ってガイアツがかかるでしょうからね ┐(´-`)┌ 規制値は法律ですからゼッタイですが運用で対応しているわけです。
でも、日本のメーカーは型式認定を取るためにバカ正直にこの規制値に取り組まなくっちゃだめで、それはそれは大変な苦労とコストがかかるわけですよ。しかもその仕様はヘタレになるから、日本のなかでしか売れない・・・
これまでヤマハさんは日本4メーカーのなかでも特に真面目に新規制値への対応に真っ向から取り組んできました。
個人的にこの規制がかかったときにオフロードバイク雑誌にいたので、新規制値をクリアしながらも、過去のモデルを圧倒する性能を持つ「YAMAHA WR250R」の発売に心底「スゲー!!!!」ってなったもんです。
しかし、ついにヤマハさんも体力が尽きて「外車はこれで通るのにやってらんねー」ってキレたんじゃないですかね?w 「バカ高くなる日本専用車を造るのはやめるから、日本はヤマハのワールドワイドラインナップの日本仕様か逆車を売ってくれ&買ってくれ」ってことではないかと。これからプレストコーポレーションさんの仕事が忙しくなることでしょうw
まあ、これで日本のバイク免許制度故に造られているミドルクラスの400ccは消えるでしょうけど、当面、日本の規制値をクリアしたSR400の販売は続けられます。そして世界的ミドルクラスの600ccクラスにはヤマハさんも魅力的なバイクがいっぱいあるわけで、いまは大型二輪免許が取りやすくなっているから、600ccクラスから選べばいいんです
ガラパゴスな日本専用車の開発を止めることで、その開発コストを世界戦略車に投入できるわけで、ヤマハさんは世界でこの先生きのこるために、「資本投入の選択と集中」をしたわけです。
これからさらに魅力的なヤマハのバイクが開発されることでしょう・・・( ̄ー ̄)ニヤリ
頑張れ、ヤマハ!
ふぃ、こんな記事、サラリーマンのバイク雑誌編集じゃ書けないけど、いまなら無問題w あー、すっきりしたwww
この記事へのコメント
各社それぞれの考え方があるでしょうから、この先、どうなるかは分からないですけどね・・・
日本の二輪市場は【最盛期の1/10以下の台数】になっています。生存戦略のために、どうしても構造転換が必要なんですよ (^д^;)
ガラパゴス化した国内マーケットなんて無視して、
グローバルに売れる商品を開発してくれれば十分ですよね。
iphoneしかり、中華エアガンしかり、グローバルで売れない
ものは生き残れないと思います。
だって日本では、みんな年取ってマーケット縮小してますしね・・
今朝ツーリングしていて、車運転しているのはお年寄りばかりで
改めて感じてます。
年寄りが増えると、運転も危なくなってきてるなあ・・
日本のメーカーも、
日本の変な規制とか、もう気にしないでドンドン世界で活躍して
欲しいですね。
もう、自分はバイク雑誌編集という拘束具は外れたので、ただのバイク乗りとして「ワクワクする凄いバイクをメーカーさんに造ってもらいたい! そして買いたい!」ってだけですw
すでに日本市場は最盛期の1/10になっているので壊滅状態です ┐(´-`)┌
でも、国内4メーカーは各社とも日本の会社ですから日本で開発していますし(海外の拠点もあるけど)、これからもそうでしょう。
そして日本のバイクユーザーは、かつてのように「高校生になったら猫も杓子もバイクに乗る」って時代じゃなくなりましたが、好きな人は好きという趣味のセカイでみんな乗り続けているわけです。
いまは外車も魅力的な製品がどんどん入ってきてますから、ユーザーとしては国産・外車問わず好きなバイクを選べますし、それはそれで嬉しい話です。
大変なのはどこも大変でしょうけど、悲観的になるばかりじゃなく、自分はバイク乗りとしていつまでもバイクを楽しみたいので、日本メーカーにも頑張ってもらいたいんです ノシ