仲間たち ~佐野新世~
続いてのチームメンバー紹介はシンヨさん!
日本のモタード最高峰、moto1ライダーで、現在はフランスのモタード選手権に参戦中。BAJA1000で自分とは別チームでしたが、「小栗伸幸と愉快な仲間たち御一行様」で一緒でした。
シンヨさんの今回の参戦マシンは、エンデューロレーサーのKTM 500EXCで、リアのサブタンクはシート上に後付け、さらに丸目一灯で、ラリーマシンというより、まるでBAJAマシン。
ギヤ比的に最高速を重視していないエンデューロレーサーなので、直線の長いラリーでは少し不利なのですが、それでもシンヨさんは、ETAP-6で小栗さんをも上回る日本人最高タイムを記録しています。
シンヨさんはフェイスブックとブログで盛んにレース活動の報告をしているので、自分に負けず劣らず、バシャバシャ写真を撮ってますw
でも、自分が絶対に真似出来ないのが、シンヨさんの走行写真… 走っているところを撮られる走行写真ではなくて、シンヨさんは走りながらカメラを出して、右手だけでレーススピードで走りながら、左手で自分撮りや一緒に走っている人を撮ってるんです (;゜0゜)
シンヨさん、片手でジャンプしながらバトっていた相手のモンゴル人を撮影して、モンゴル人から
「シンヨは一体ナニモノなんだ!?」
って驚かれていましたw シンヨさんは「あのモンゴル人、撮られて喜んでいたぜ」とか言ってましたけど f^_^;)
最終日、パレードランの前にウランバートル郊外で待機していたんですが、シンヨさんは「ちょっと体を暖めてくる」って言って、目の前の山をバイクで登頂したり、ウィリーしたりして遊びはじめました。
そしたらモンゴル人も負けじと、腕に覚えがあるトップライダー3人が出てきてラリーマシンでのウィリー大会となりましたw さらにシンヨさんは、草むらのなかに石がゴロゴロしているにも関わらず、フラミンゴウィリーやサイドアスファルトスキーまで披露して、大いに場を盛り上げていました( ^ ^ )/□
このシンヨさんの走りやアクションは、絶妙なバランス感覚と鍛えぬかれた体幹筋力から来ているのではないかと思います(脱ぐと凄いんです )。
シンヨさんは身長168cmと小柄なので、マシンをまたぐのが大変で、往年の名ラリースト、ガストン・ライエのように、エンジンをかけてマシンを走らせてから飛び乗ります。
なんですけど、シンヨさん、ラリーモンゴリアでなんと無転倒! (小栗さんは立ちゴケ1回) これだけ激しく走りながら、一度もマシンを傷つけることなく、日本人3位(二輪総合9位)の成績を残してラリーを終えました。
この記事へのコメント
それにしても、あの悪天候の中での無転倒は素晴らしいです。
わし、モンゴル参加者だけのパーティーに招かれまして、そこで新世さんや小栗さんを讃える言葉を頂きましたよ~
おお! やっぱりあの二人は凄いですよね ( ´ ▽ ` )ノ
同じチームに入れて光栄であり、二人の走りを間近で見ているので、自分の走りを冷静に判断出来たのが、無事に帰ってこれた一因でもあります (`・ω・´)ゞ