DAY1 その2
人間、腹が減っていれば衛生状態云々なんて言っていられず、目の前にあるようやくありつけた昼食をガツガツ食べていたら、さっきまで青空も見えていたというのに、いきなり滝のような豪雨が降り出しました…
まあ急ぐ旅でもないので、もう、こうなったらのんびり構えて雨が弱くなるのを待ちます。と、ここでニャイからショートカットの提案。本来のルートではこのあと、川渡りを2か所して80kmほど走るはずだったのですが、すでに時間は15時近く。その川渡りをしなければ今日の宿まで45kmほど短縮できるとのこと。もちろん、ここまでたっぷりとダートを堪能して満足していますので、3人とも「さっさと宿に行こう!」ってことでショートカットすることになりました。
ラオスのツアー会社との折衝はニシオさんに一任していたのですが、ニシオさんがあらかじめ「今度行くメンバーは国際A級(GOさんのこと)と、国際的ラリースト(俺のこと…)が一緒だから、ベリーハードルートにしてくれ!」ってオーダーしていたそうです (;´∀`) GOさんはともかく、自分はそんな凄いライダーじゃなくって、いわばラリーを楽しむ、【サンデーラリースト】なんですけどw (ちなみに、ニシオさんはオフロードを走るのは10年ぶりぐらいとのこと)
そんな前振りをしていたので、あとで聞いたらガイドのニャイは「速すぎてついていけないんじゃないだろうか…」とナーバスになっていたそうですが、そんなことは全然ないというか、道を知らないツーリングなのだから、常にニャイが先頭であり、ニャイのペースで走るんだから大丈夫なわけです ┐(´ー`)┌
ニャイはバイク歴2年ということですが、こんな林道だらけの国だし、ガイドを仕事にしているぐらいだからライディングのセンスもあって、2年にしては上手いです。でも、まあペースは自分が日本で普通に林道ツーリングをするときよりもかなりゆっくりというか、そのニャイが危なくないペースで走るので自分はかなりの余裕を持って走ることが出来ました。
若かりし頃、新潟大学オートバイ部の連中と林道ツーリングに勤しんでいた頃は、林道でも「速いヤツがエライ!」ってな感じで、速い順番に並んで走り、後ろをチギることが栄誉みたいに飛ばしていましたけど(ガケから落ちたヤツも、よくいたしなぁ(^^ゞ)、もはや自分も40過ぎのオヤジだし、速く走るのはレース、ツーリングは旅を楽しむっていうのはいい加減にわきまえてきましたから、こういうゆったりしたペースでいいです ( ´ ▽ ` )ノ
でも、ゆったりしたペースのツーリングでもダートはダート。どこに穴が開いているか、どこに落石があるかなど、危険は山盛りですので、自分はラリーやエンデューロレースに出るときと同じく、ネックブレイス(頸椎を保護)やニーブレイス(膝関節を保護)など含めて、安全装備はフル装備で走りました。
もちろん安全装備をしていれば絶対にケガをしないというわけではないですが、安全装備を外した状態で事故ってケガをしたとき、『もしあれを付けていればこんなケガをしなかったんじゃないか…』なんて後悔をしたくないので、ただのツーリングには仰々しくても、安全装備を外す気になれないんですよ。
もし、法律で禁止されていなくても、ノーヘルでバイクに乗る気にはなれないでしょう、それと一緒です。自分の身は自分で守らなければならない、自己責任です。
そうして雨宿りしていると、一台のトラックが入ってきて、市場がにわかに活気づきました…
なるほど、屠殺場から直送で肉を持ってきたんですね。聞いたら、これは水牛の肉だそうで、肉塊を包丁というかナタみたいな感じで叩き切って小売りしていました。
昼食をとったスープ屋さんの後ろには竈があり、さっそくいま来たばかりの水牛の肉をその煙で燻して燻製を造っていました。このスープ屋さんはこの大きな鍋ひとつで臓物のスープを煮込んでいて、そこにいろんな味付けをしたり、麺を入れたりして料理を出していました。この大きさですし、何日も何日もつぎ足しながら作っているのかな? どーりで良い出汁が出ていて美味しかったです(繰り返しますが、【幸いにして】うちらは腹を壊しませんでしたw)
少し雨が収まったので、これ以上、待っていても暗くなってしまうし、意を決して出発。町はずれのガソリンスタンドで給油していると、地元の人もガソリンを買いに来ていて、バイクではなくペットボトルにガソリンを詰めていました。
結局、この日はずっと雨に降られていました。道中の集落にあるコンビニらしき雑貨店で休憩。ペプシがたまらなく美味でした。体が冷えて疲れてくると体が甘いものを欲するのがよく分かります。
ガソリンスタンドは大き目の街しかないので、各集落ではこうやって瓶にガソリンを詰めたりして小分け販売しています。さっきのペットボトルで買いに来た人も誰かに売るのかもしれませんね。
前に書いたようにラオスではガソリンがめちゃくちゃ高いですから、満タンにしないで少しずつガソリンを買うのでしょう。燃費の良いカブ系のバイクが大人気なのもうなずけるし、その貴重なガソリンを使って走るのだから、後ろや前に人を載せて走ったり、大量の荷物を運んだり、ラオスの人達は必然性があるからバイクに乗っているわけです。
よその国まで来て、意味もなくただ走るだけ、ガソリンをまき散らすだけの外国人ツーリングライダーの自分達… なーんて罪悪感は感じません (゚ε゚)キニシナイ!! これは自分が日本で稼いだお金で走っているのですから、存分に楽しませていただきます!
まあ急ぐ旅でもないので、もう、こうなったらのんびり構えて雨が弱くなるのを待ちます。と、ここでニャイからショートカットの提案。本来のルートではこのあと、川渡りを2か所して80kmほど走るはずだったのですが、すでに時間は15時近く。その川渡りをしなければ今日の宿まで45kmほど短縮できるとのこと。もちろん、ここまでたっぷりとダートを堪能して満足していますので、3人とも「さっさと宿に行こう!」ってことでショートカットすることになりました。
ラオスのツアー会社との折衝はニシオさんに一任していたのですが、ニシオさんがあらかじめ「今度行くメンバーは国際A級(GOさんのこと)と、国際的ラリースト(俺のこと…)が一緒だから、ベリーハードルートにしてくれ!」ってオーダーしていたそうです (;´∀`) GOさんはともかく、自分はそんな凄いライダーじゃなくって、いわばラリーを楽しむ、【サンデーラリースト】なんですけどw (ちなみに、ニシオさんはオフロードを走るのは10年ぶりぐらいとのこと)
そんな前振りをしていたので、あとで聞いたらガイドのニャイは「速すぎてついていけないんじゃないだろうか…」とナーバスになっていたそうですが、そんなことは全然ないというか、道を知らないツーリングなのだから、常にニャイが先頭であり、ニャイのペースで走るんだから大丈夫なわけです ┐(´ー`)┌
ニャイはバイク歴2年ということですが、こんな林道だらけの国だし、ガイドを仕事にしているぐらいだからライディングのセンスもあって、2年にしては上手いです。でも、まあペースは自分が日本で普通に林道ツーリングをするときよりもかなりゆっくりというか、そのニャイが危なくないペースで走るので自分はかなりの余裕を持って走ることが出来ました。
若かりし頃、新潟大学オートバイ部の連中と林道ツーリングに勤しんでいた頃は、林道でも「速いヤツがエライ!」ってな感じで、速い順番に並んで走り、後ろをチギることが栄誉みたいに飛ばしていましたけど(ガケから落ちたヤツも、よくいたしなぁ(^^ゞ)、もはや自分も40過ぎのオヤジだし、速く走るのはレース、ツーリングは旅を楽しむっていうのはいい加減にわきまえてきましたから、こういうゆったりしたペースでいいです ( ´ ▽ ` )ノ
でも、ゆったりしたペースのツーリングでもダートはダート。どこに穴が開いているか、どこに落石があるかなど、危険は山盛りですので、自分はラリーやエンデューロレースに出るときと同じく、ネックブレイス(頸椎を保護)やニーブレイス(膝関節を保護)など含めて、安全装備はフル装備で走りました。
もちろん安全装備をしていれば絶対にケガをしないというわけではないですが、安全装備を外した状態で事故ってケガをしたとき、『もしあれを付けていればこんなケガをしなかったんじゃないか…』なんて後悔をしたくないので、ただのツーリングには仰々しくても、安全装備を外す気になれないんですよ。
もし、法律で禁止されていなくても、ノーヘルでバイクに乗る気にはなれないでしょう、それと一緒です。自分の身は自分で守らなければならない、自己責任です。
そうして雨宿りしていると、一台のトラックが入ってきて、市場がにわかに活気づきました…
なるほど、屠殺場から直送で肉を持ってきたんですね。聞いたら、これは水牛の肉だそうで、肉塊を包丁というかナタみたいな感じで叩き切って小売りしていました。
昼食をとったスープ屋さんの後ろには竈があり、さっそくいま来たばかりの水牛の肉をその煙で燻して燻製を造っていました。このスープ屋さんはこの大きな鍋ひとつで臓物のスープを煮込んでいて、そこにいろんな味付けをしたり、麺を入れたりして料理を出していました。この大きさですし、何日も何日もつぎ足しながら作っているのかな? どーりで良い出汁が出ていて美味しかったです(繰り返しますが、【幸いにして】うちらは腹を壊しませんでしたw)
少し雨が収まったので、これ以上、待っていても暗くなってしまうし、意を決して出発。町はずれのガソリンスタンドで給油していると、地元の人もガソリンを買いに来ていて、バイクではなくペットボトルにガソリンを詰めていました。
結局、この日はずっと雨に降られていました。道中の集落にあるコンビニらしき雑貨店で休憩。ペプシがたまらなく美味でした。体が冷えて疲れてくると体が甘いものを欲するのがよく分かります。
ガソリンスタンドは大き目の街しかないので、各集落ではこうやって瓶にガソリンを詰めたりして小分け販売しています。さっきのペットボトルで買いに来た人も誰かに売るのかもしれませんね。
前に書いたようにラオスではガソリンがめちゃくちゃ高いですから、満タンにしないで少しずつガソリンを買うのでしょう。燃費の良いカブ系のバイクが大人気なのもうなずけるし、その貴重なガソリンを使って走るのだから、後ろや前に人を載せて走ったり、大量の荷物を運んだり、ラオスの人達は必然性があるからバイクに乗っているわけです。
よその国まで来て、意味もなくただ走るだけ、ガソリンをまき散らすだけの外国人ツーリングライダーの自分達… なーんて罪悪感は感じません (゚ε゚)キニシナイ!! これは自分が日本で稼いだお金で走っているのですから、存分に楽しませていただきます!
…続く