調整内容レポート その6(A&K ドラグノフSVD:前編)

今回のGnnsmithバトン基本調整内容レポートは、A&K製ドラグノフ SVD(電動ガン)についての内容をお届けします。

調整内容レポート その6(A&K ドラグノフSVD:前編)

東側スナイパーライフルの横綱として大変な人気を誇るドラグノフ。今回ご紹介するA&K製品は、ストックとハンドガードが樹脂製のため、手頃なお値段となっております。こちらの製品を弊社で販売するにあたって、内部にどのように手を入れているかを、じっくりご覧いただきたいと思います。



調整内容レポート その6(A&K ドラグノフSVD:前編)

まずはレシーバーを分解してメカボックスを取り出すわけですが、ここまでの工程で、下手をするとレシーバーを壊しかねない作業があったため、分解方法はあえて割愛させていただきました。



調整内容レポート その6(A&K ドラグノフSVD:前編)

調整内容レポート その6(A&K ドラグノフSVD:前編)

こちらが取り出したメカボックスの両側面です。ドラグノフ独特の、長くて背の低いレシーバーに収めるために独自設計された、他に類を見ない形状ですよね。強いて言えば、P90のメカボックスを前後に伸ばしたようなイメージでしょうか。



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最近の流行りに漏れず、メカボックスを開けずともスプリングが抜き出せる構造になっています。その方法が少々変わっておりまして、赤い矢印で示した四角いピンを引き抜くことで、スプリングガイドをリリース出来るのです。



調整内容レポート その6(A&K ドラグノフSVD:前編)

抜き出したスプリングガイドに、四角い溝が彫られているのがわかるでしょうか。上述のピンがこの溝に噛み込むことで、スプリングガイドを固定しているわけですね。



調整内容レポート その6(A&K ドラグノフSVD:前編)

こちら、抜き出したスプリングとスプリングガイドの全景です。線径が太く、かなり固いスプリングが入っていました。



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スプリングを抜き出したところで、メカボックスを開けてみたところ、前回レポートしたCYMA製MP5SD6同様、これぞ本中華といった緑色の粘液がたっぷりと・・・



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調整内容レポート その6(A&K ドラグノフSVD:前編)

CYMAのそれよりも鮮やかなグリーンですが、およそ信頼出来るような代物ではありませんので、いつも通り強力パーツクリーナーですべて洗い落とします。



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こちらは、洗浄を終えたピストンです。ほんのわずかに透明がかった白い樹脂で成型されていますね。



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ラックギヤが15枚歯になっているので、いわゆるピスクラを防止するため、前回記事と同様に、最後の一枚をリューターで削り落としています。



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ピストンヘッドも、やはりCYMA製MP5SD6同様、前面からネジ止めする、吸排気穴が6個開いたタイプでした。



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画像だとちょっとわかりにくいのですが、デザインナイフの刃先が当たっている部分に、成形時のバリが盛り上がっていました。このままではピストンOリングが変形して、気密漏れの原因になりますので、丁寧に削ぎ落としています。



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ピストン後端の、いわばスプリングの入り口の内側にもバリが立っていたため、面取りをするようにすべて削りました。



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こちらはシリンダーヘッドが組み付けられたシリンダーです。ステンレス製のフルシリンダーが採用されていました。



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シリンダーヘッドから付き出したエアーノズルが、中心から下の方にオフセットされているのは、実銃ドラグノフのデザインを再現するための工夫ですね。



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そのシリンダーヘッドの裏側には、クッションラバーがしっかり接着されていましたが、シリンダーに組み付けた際に若干緩い感じがありましたので・・・



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調整内容レポート その6(A&K ドラグノフSVD:前編)

気密漏れを防止するため、シールテープを巻きつけてからシリンダーヘッドを組みました。はみ出した部分は、この後カッターで切除しています。



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こちらは給弾ノズルの先端ですが、ゴミが付着しているように見えますね。これ実は、分解して取り出した時点で付いていた、成形時(離型時)のバリなのです。



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このままにしておいて良いことなど何ひとつありませんので、デザインナイフを駆使して、すべてキレイに切除しました。給弾ノズルの先端内側がこのような形状になっているのは、なかなかに凝った設計ではありませんか。



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こちらはタペットプレートですが、メカボックスの特殊形状ゆえ、このパーツも独自設計によるものとなっていて、互換出来る社外パーツが存在しないのです。



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画像はそのタペットプレートを上から見たところですが、中央付近、タペットプレートの右側にフックが付き出しているのがおわかりいただけるでしょうか。



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こちらの画像は、分解前のメカボックスを写したものですが、中央の引きバネがかかっている白い部分が、上述したタペットプレートの右横に付き出したフックなのです。つまり、セクターギヤに押されて前進したタペットプレートを復帰させるためのリターンスプリングが、スペースの都合からメカボックスの外に設けられているのですね。この構造を成立させるために、タペットプレートが独自形状になってしまったわけなのです。

そう簡単に壊れるものではありませんが、互換出来るパーツが無い現状、未調整のまま使うというのは流石にちょっと不安ですよね。

こうした点も含め、お客様に安心してお使いいただくための最適な調整に、弊社チューナー陣が日々務めさせていただいているのです。


といったところで、前編はこれにて終了です。次回、シム調整とバレル周りの組付け、完成までを一気にご紹介いたします。






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