調整内容レポート その12(RS ドラグノフSVD:前編)

今回のGnnsmithバトン基本調整内容レポートは、RS ドラグノフSVD【持ち込み】調整&チューン(トラブルあり)についての内容をお届けいたします。

調整内容レポート その12(RS ドラグノフSVD:前編)

そのリアルさにおいて、電動ガンの最高峰とも言われるRS製ドラグノフですが、お値段の方も最高クラス、しかも入荷が非常に不安定なため、大変に希少な製品ですね。
今回はバッテリーを繋いでも動かないという状態でお預かりした個体の基本調整と、トラブル解消のための作業工程をご紹介して行きたいと思います。




調整内容レポート その12(RS ドラグノフSVD:前編)

実銃同様に、鍛造ブロックからの削り出しで造られているというレシーバーまわりが、圧倒的な存在感を放っていますね。では、調整のために本体の分解を進めて行きましょう。




調整内容レポート その12(RS ドラグノフSVD:前編)

まずはハンドガードを外すため、画像中央のロックレバーを引き起こします。




調整内容レポート その12(RS ドラグノフSVD:前編)

調整内容レポート その12(RS ドラグノフSVD:前編)

RSのドラグノフはハンドガードキャップが異様に固くはまっているため、素手ではまず取り外すことが出来ません。そこで画像のように、ハンドガードの隙間からマイナスドライバーを挿しこみ、ハンマーで軽く叩き出すようにして、ハンドガードキャップを外しました。




調整内容レポート その12(RS ドラグノフSVD:前編)

ハンドガードキャップが外れてくれれば、画像のように木製のハンドガードを取り外すことが出来ます。それにしてもこのハンドガード、圧倒的にリアルな作りになっていますね~。本物と見比べても、違いがわからないかもしれませんね。
ちなみに、ハンドガードを外したところでコネクターにバッテリーを繋ぎ、動作の具合を確認してみたのですが、ウンともスンとも言わない状態でありながら、ヒューズまわりの配線が加熱していました。どうやら通電はしているものの、メカボックス内部が何らかの原因でロックしているようですね。




調整内容レポート その12(RS ドラグノフSVD:前編)

調整内容レポート その12(RS ドラグノフSVD:前編)

リアサイトを跳ね上げると顔をのぞかせる、画像中央のイモネジをゆるめることで、アウターバレルが取り外せます。その中には、恐ろしく長いインナーバレルが入っていました。




調整内容レポート その12(RS ドラグノフSVD:前編)

調整内容レポート その12(RS ドラグノフSVD:前編)

次に、セレクターレバーと、トップカバーの固定用レバーを外します。どちらのレバーも画像のように、反時計回りに約90度回すことで、レシーバーから引き抜くことが出来ます。




調整内容レポート その12(RS ドラグノフSVD:前編)

ダミーボルトと、リタースプリング、リタースプリングガイドも、それぞれこのタイミングで外しておきます。




調整内容レポート その12(RS ドラグノフSVD:前編)

調整内容レポート その12(RS ドラグノフSVD:前編)

調整内容レポート その12(RS ドラグノフSVD:前編)

トリガーグループハウジングを引き抜き、グリップ底部のフタを外した状態が最下段の画像です。この後、トリガーの前方内側にあるネジを外せば、メカボックスを引き出すことが出来ます。




調整内容レポート その12(RS ドラグノフSVD:前編)

調整内容レポート その12(RS ドラグノフSVD:前編)

調整内容レポート その12(RS ドラグノフSVD:前編)

ロアレシーバーから引き出したメカボックスがこちらです。以前ご紹介したA&K製ドラグノフは、モーターがメカボックスの中に収められていましたが、RSではVer.3タイプのような、モーター別体の構造を採っています。




調整内容レポート その12(RS ドラグノフSVD:前編)

調整内容レポート その12(RS ドラグノフSVD:前編)

メカボックスからモーターハウジングを外しました。モーターはお客様によって東京マルイ EG1000に交換されていましたが、ピニオンギヤの使用痕がまったくないため、モーター交換後は作動していないように見受けられました。




調整内容レポート その12(RS ドラグノフSVD:前編)

調整内容レポート その12(RS ドラグノフSVD:前編)

そして、メカボックスを開いた状態がこちらです。ギヤが4枚使われているところが、一般的なメカボックスと違いますよね。しかし、こうして開けてみたところ、特に決定的なトラブルの原因は見当たらないように思えます。どういった理由で不動となっていたのか、そのあたりも含めた調整内容については、次回以降で詳しくご紹介いたします。今回も前、中、後編の3回に渡ってのレポートになりますので、お付き合いのほどを、何卒よろしくお願いいたします。







同じカテゴリー(調整&チューン)の記事画像
BS-HOST カスタム
【究極のAPSライフル】 APSCHUTZ 流速☆極
[ Gunsmith BATON ] 持ち込み調整&チューンの内容について
M45A1 CO2BB のメンテナンス / ブローバックが弱くなったら
M45A1 CO2GBB 実戦テスト トラブル・ホルスター等について
【 MP5 CO2GBB 】 「初速低下&動作不安定」 の修理法と予防法 【 トラブルシューティング 】
同じカテゴリー(調整&チューン)の記事
 BS-HOST カスタム " B-Widow " 10mで40mm台の精度実現! (2020-06-30 06:06)
 【究極のAPSライフル】 APSCHUTZ 流速☆極 (2020-02-24 06:17)
 [ Gunsmith BATON ] 持ち込み調整&チューンの内容について (2019-07-29 06:06)
 M45A1 CO2BB のメンテナンス / ブローバックが弱くなったら (2019-03-15 06:26)
 M45A1 CO2GBB 実戦テスト トラブル・ホルスター等について (2019-02-04 06:06)
 【 MP5 CO2GBB 】 「初速低下&動作不安定」 の修理法と予防法 【 トラブルシューティング 】 (2018-08-01 05:29)
プロフィール
(株)バトンTrading
(株)バトンTrading
エアソフトガン&パーツブランド BATON airsoft 、海外製エアソフトガンショップ Gunsmith BATON 、日本最大のシューティングレンジ BATON Range 、APSカップ競技銃チューニングショップ 蔵前工房舎 、オフロードバイクショップ『 Bivouac所沢 』 、電動オフロードバイク『 CAOFEN
』 の各種情報をお届けします!
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 248人


PAGE TOP