調整内容レポート その18(ICS M4A1 爆音☆流速チューン 修理レポート前編)
皆様こんにちは、Gunsmithバトンです。
今回の調整内容レポートは『ICS M4A1 爆音☆流速チューン』の保証修理の内容をお届けいたします。
ICSのM4系機種といえば、オリジナルの上下分割メカボにより実現したリアルテイクダウンギミックや、フォアードアシストノブを押すことで逆転防止ラッチを開放出来るシステムが特徴ですね。
更に、こちらの個体には弊社自慢の『爆音☆流速チューン』が施工されています。
インナーバレルカットにより流速効果を発生させるこのチューンの特徴はその名が表す通りの爆音! 迫力満点の発射音は威嚇効果も抜群です。
しかし、そのようなチューンドガンとは得てして動作させる為の負荷が高く、ノーマルのものと比べ耐久性が下がるというリスクが伴います。というわけで、今回はタイトルの通り修理内容の工程をレポートさせていただきます。
さて、こちらの個体の症状なのですがバッテリーを繋いでも動かないとのこと。ご依頼をいただいた時点ではこれ以上のことはわからなかったので、先ずは故障の原因を調べましょう。
ICSのM4系機種は前述の通りリアルテイクダウンが出来ます。メカボックスを取り出す際もこのテイクダウンを行うことになるのですが、
ここで1つ注意点があります。
それは、テイクダウンの前にフォアードアシストノブを押して逆転防止ラッチを開放し、ピストンを前進させておくということです。この作業をせずにテイクダウンすると場合によって銃が破損する可能性がありますので注意しましょう。
フォアードアシストノブを押してピストンが前進したのを確認できましたら、リアのピンを抜きテイクダウンします。
テイクダウンすると写真の通り、簡単にアッパーフレーム側のメカボックスを抜き取ることが出来ます。
チャンバーとバレルも同様に抜けます。バレル先端にはブレ止めのテープが巻いてありますね。
空になったアッパーフレームはしばらく使いませんので外しておきましょう。
ロア側のメカボックスはこの様に収まっています。ギヤやスイッチの状態が一目で確認できるのがいいですね。
…と、ここで動かない原因が判明。写真ではわかりづらいのですが、どうやらスイッチ接点が焼けてしまっているようです。
グリップやモーターは従来のスタンダードM4系と同じ付き方をしています。因みに後端部の色が赤いこのモーターはICSの中でも古いモデルに使われていたもので現在は違うモーターに変わっています。
取り出したモーターです。見たところピニオンがだいぶ傷んでいるようなので後ほど新しい物に交換します。
最後にコードカバーが付いているのでこれを取り外します。このコードカバーはボルトキャッチレバーと一体になっており、フレームを挟みこむ様な形で固定されています。ネジ止めは一箇所だけされており、このネジがまた非常に小さいので失くさないようにしましょう。
これでロアフレーム側のメカボックスも外れました。前編はここまでです。
後編はロア側のメカボックスを開き、原因と思われるスイッチから見ていきたいと思います。
今回の調整内容レポートは『ICS M4A1 爆音☆流速チューン』の保証修理の内容をお届けいたします。
ICSのM4系機種といえば、オリジナルの上下分割メカボにより実現したリアルテイクダウンギミックや、フォアードアシストノブを押すことで逆転防止ラッチを開放出来るシステムが特徴ですね。
更に、こちらの個体には弊社自慢の『爆音☆流速チューン』が施工されています。
インナーバレルカットにより流速効果を発生させるこのチューンの特徴はその名が表す通りの爆音! 迫力満点の発射音は威嚇効果も抜群です。
しかし、そのようなチューンドガンとは得てして動作させる為の負荷が高く、ノーマルのものと比べ耐久性が下がるというリスクが伴います。というわけで、今回はタイトルの通り修理内容の工程をレポートさせていただきます。
さて、こちらの個体の症状なのですがバッテリーを繋いでも動かないとのこと。ご依頼をいただいた時点ではこれ以上のことはわからなかったので、先ずは故障の原因を調べましょう。
ICSのM4系機種は前述の通りリアルテイクダウンが出来ます。メカボックスを取り出す際もこのテイクダウンを行うことになるのですが、
ここで1つ注意点があります。
それは、テイクダウンの前にフォアードアシストノブを押して逆転防止ラッチを開放し、ピストンを前進させておくということです。この作業をせずにテイクダウンすると場合によって銃が破損する可能性がありますので注意しましょう。
フォアードアシストノブを押してピストンが前進したのを確認できましたら、リアのピンを抜きテイクダウンします。
テイクダウンすると写真の通り、簡単にアッパーフレーム側のメカボックスを抜き取ることが出来ます。
チャンバーとバレルも同様に抜けます。バレル先端にはブレ止めのテープが巻いてありますね。
空になったアッパーフレームはしばらく使いませんので外しておきましょう。
ロア側のメカボックスはこの様に収まっています。ギヤやスイッチの状態が一目で確認できるのがいいですね。
…と、ここで動かない原因が判明。写真ではわかりづらいのですが、どうやらスイッチ接点が焼けてしまっているようです。
グリップやモーターは従来のスタンダードM4系と同じ付き方をしています。因みに後端部の色が赤いこのモーターはICSの中でも古いモデルに使われていたもので現在は違うモーターに変わっています。
取り出したモーターです。見たところピニオンがだいぶ傷んでいるようなので後ほど新しい物に交換します。
最後にコードカバーが付いているのでこれを取り外します。このコードカバーはボルトキャッチレバーと一体になっており、フレームを挟みこむ様な形で固定されています。ネジ止めは一箇所だけされており、このネジがまた非常に小さいので失くさないようにしましょう。
これでロアフレーム側のメカボックスも外れました。前編はここまでです。
後編はロア側のメカボックスを開き、原因と思われるスイッチから見ていきたいと思います。
後編はこちら