調整内容レポート その19 (JG SA58 carbine:後編)
皆様こんにちは!Gunsmithバトンです。
今回は調整内容レポート『JG SA58 carbine』の後編です。(前編はコチラ)
後編はシム調整から開始です。それでは、見ていきましょう。
写真はベベルギヤだけ組み込んだメカボックスに、モーターを取り付けバックラッシュを確認しているところです。 先の細い工具を差し入れギヤ同士の遊びがどれだけあるのかを、僅かな動きから判断しなければならない非常に繊細な作業です。
ですが、ここさえ決まればスパーギヤとセクターギヤはベベルギヤに合わせて調節するだけです。
シムの調整が済んだところでグリスを塗布します。筆を用いてギヤの歯一枚一枚にグリスが行き渡るよう丁寧に塗っていきます。
モーターにはSBD(ショットキー・バリア・ダイオード)を装着してあげます。モーターホルダーでモーターを保持するタイプのものは、モーターとホルダーの隙間を利用すれば上手くSBDを装着することが出来ます。
駆動系パーツが済みましたら次は給排気系パーツの調整です。写真が前後してしまい洗浄前のパーツ類が写っていますが、こちらも勿論綺麗に洗浄しております。
スプリングガイドは2ピース構造になっており、長さの調整が出来る様になっています。長さを変えることにより初速の調整が出来るといったギミックなのですが、簡単に初速を上げる事ができると思わぬトラブルを招きかねないのでオミットしてしまいます。また、スプリングはBATON airsoft 電動ガン用スプリングに交換します。
ピストンはクラッシュ予防のために一番後端のラックギヤを削ります。
ピストンにも筆で丁寧にグリスを塗布します。ピストンヘッド部分はOリングに直接塗らず、収まる部分にグリスを塗付してそのままOリングを被せています。こうすることによって、グリスのシリンダー内に塗付された分とOリングの隙間から染み出す分とでちょうど良いバランスの量なるのです。
シリンダーアセンブリにもグリスを塗布して気密をチェック。しっかり気密が取れていれば給排気系パーツの調整は完了です。
仕上げに接点グリスを塗布してメカボックスは出来上がりです。ご覧の通り閉じているネジはちゃんとプラスネジで統一しました。配線のガイドを付け忘れないように注意しましょう。
続いてチャンバー周りの調整です。ホップ調整ダイヤルは操作のしやすいドラム式になっています。このタイプは使用中もホップがズレにくいのというのも良い点ですね。
さて、ホップパッキンを交換するのですがSA58ではBATON airsoft 流速面ホップアップパッキンを使用します。通常ですとBATON airsoft ソフト面ホップアップパッキン、もしくは東京マルイ純正ホップアップパッキン等に交換します。ですが、この様に機種・個体により最適なものが他にある場合はベストのものを選択して調整しているのです。
ホップパッキンは、そのまま装着するには少々ゆるいのでバレルにシールテープを巻き、更にグリスを塗布して気密をしっかり取ります。
バレルのホップ窓は面ホップに合わせて整えてありますが、押しゴムはこのままだと大きすぎるので、写真のようにカットして調整します。押しゴムを横から見て、両サイドの出っ張っている部分のどちらかを切り落とすような感じですね。
パーツを全て組み上げて、これでチャンバー周りの調整も完了です。既に完成しているメカボックスと併せて、銃本体に組み込み早速チェックしてみましょう。
初速は91~92m/sで安定し、弾道は30m先のターゲットにまっすぐ飛んでバシバシ命中する素晴らしい仕上がりとなりました。ブローバックの音も小気味良く撃っいて面白い上にこの性能となると、これは見逃す手は無いですよね。
気になった方はアキバ店にて試射も出来ますので、是非ご来店いただければと思います。
以上、調整内容レポート『JG SA58 carbine』編でした。
【調整済み・保証付】JG SA58 carbine (ブローバック)
価格:¥29,990(税抜き)
今回は調整内容レポート『JG SA58 carbine』の後編です。(前編はコチラ)
後編はシム調整から開始です。それでは、見ていきましょう。
写真はベベルギヤだけ組み込んだメカボックスに、モーターを取り付けバックラッシュを確認しているところです。 先の細い工具を差し入れギヤ同士の遊びがどれだけあるのかを、僅かな動きから判断しなければならない非常に繊細な作業です。
ですが、ここさえ決まればスパーギヤとセクターギヤはベベルギヤに合わせて調節するだけです。
シムの調整が済んだところでグリスを塗布します。筆を用いてギヤの歯一枚一枚にグリスが行き渡るよう丁寧に塗っていきます。
モーターにはSBD(ショットキー・バリア・ダイオード)を装着してあげます。モーターホルダーでモーターを保持するタイプのものは、モーターとホルダーの隙間を利用すれば上手くSBDを装着することが出来ます。
駆動系パーツが済みましたら次は給排気系パーツの調整です。写真が前後してしまい洗浄前のパーツ類が写っていますが、こちらも勿論綺麗に洗浄しております。
スプリングガイドは2ピース構造になっており、長さの調整が出来る様になっています。長さを変えることにより初速の調整が出来るといったギミックなのですが、簡単に初速を上げる事ができると思わぬトラブルを招きかねないのでオミットしてしまいます。また、スプリングはBATON airsoft 電動ガン用スプリングに交換します。
ピストンはクラッシュ予防のために一番後端のラックギヤを削ります。
ピストンにも筆で丁寧にグリスを塗布します。ピストンヘッド部分はOリングに直接塗らず、収まる部分にグリスを塗付してそのままOリングを被せています。こうすることによって、グリスのシリンダー内に塗付された分とOリングの隙間から染み出す分とでちょうど良いバランスの量なるのです。
シリンダーアセンブリにもグリスを塗布して気密をチェック。しっかり気密が取れていれば給排気系パーツの調整は完了です。
仕上げに接点グリスを塗布してメカボックスは出来上がりです。ご覧の通り閉じているネジはちゃんとプラスネジで統一しました。配線のガイドを付け忘れないように注意しましょう。
続いてチャンバー周りの調整です。ホップ調整ダイヤルは操作のしやすいドラム式になっています。このタイプは使用中もホップがズレにくいのというのも良い点ですね。
さて、ホップパッキンを交換するのですがSA58ではBATON airsoft 流速面ホップアップパッキンを使用します。通常ですとBATON airsoft ソフト面ホップアップパッキン、もしくは東京マルイ純正ホップアップパッキン等に交換します。ですが、この様に機種・個体により最適なものが他にある場合はベストのものを選択して調整しているのです。
ホップパッキンは、そのまま装着するには少々ゆるいのでバレルにシールテープを巻き、更にグリスを塗布して気密をしっかり取ります。
バレルのホップ窓は面ホップに合わせて整えてありますが、押しゴムはこのままだと大きすぎるので、写真のようにカットして調整します。押しゴムを横から見て、両サイドの出っ張っている部分のどちらかを切り落とすような感じですね。
パーツを全て組み上げて、これでチャンバー周りの調整も完了です。既に完成しているメカボックスと併せて、銃本体に組み込み早速チェックしてみましょう。
初速は91~92m/sで安定し、弾道は30m先のターゲットにまっすぐ飛んでバシバシ命中する素晴らしい仕上がりとなりました。ブローバックの音も小気味良く撃っいて面白い上にこの性能となると、これは見逃す手は無いですよね。
気になった方はアキバ店にて試射も出来ますので、是非ご来店いただければと思います。
以上、調整内容レポート『JG SA58 carbine』編でした。
【調整済み・保証付】JG SA58 carbine (ブローバック)
価格:¥29,990(税抜き)