調整内容レポート その21 (LCT PP-19-01 Vityaz : 前編)

今回のGnnsmithバトン基本調整内容レポートは、LCT PP-19-01 Vityaz についての内容をお届けいたします。
調整内容レポート その21 (LCT PP-19-01 Vityaz : 前編)

このところロシア製銃器を精力的に製品化しているLCTさんの新作、PP-19-01 Vityazは、AKシリーズのメカ二ズムを持つサブマシンガンで、ロシア製としては珍しい9mmパラベラム(ルガー)弾を使用することでも話題を集めていますね。この魅力的な新製品にどのような調整を施しているのかを、詳しくご紹介いたしましょう。



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一見すると、クリンコフの9mm版かと思うのですが、使用する弾丸に合わせて、レシーバーが短く作られているのがVityazの特徴です。では、このコンパクトな本体を分解して行きましょう。



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まずはリアサイトブロックに設けられているテイクダウンラッチを、反時計回りに回してアッパーハンドガードを外し、次にハンドガードキャップのラッチを解除して、ロアーハンドガードも外します。



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ハンドガードを外したことで現れた、画像中赤い矢印で指した位置のイモネジを、ここで外しておきます。



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ここでリアサイトも外しておきます。LCTのAKシリーズは、リアサイト下のリーフスプリングがさほど固くないため、工具を使わずに取り外すことが出来ます。また、リアサイトを外すと現れる、赤い矢印で指した部分のイモネジも、この段階で外しておきます。



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リアサイトを外したところでトップカバーを跳ね上げ、ダミーボルトとリターンスプリングガイド、リターンスプリングを取り出します。



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次の工程に移る前に、エジェクションポート内部にあるホップ調整レバーを、後方いっぱいに引き下げておきます。



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ホップ調整レバーを下げたことを確認したところで、画像の位置のバレルピンを、本体右側からピンポンチで叩き出します。



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こちらが本体から叩き出したバレルピンです。ご覧のようにピンが分割されているのですが、これは上述のホップ調整レバーを避けるために分割されているのです。事前に調整レバーを後方に引いたのは、このピンを抜き取るためだったわけですね。



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バレルピンを抜き取ったところで、アウターバレル基部とホップアップチェンバーを固定している画像の位置のネジを、左右ともに外します。



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ここまでの工程を経ることで、アウターバレルを含むフロント周りとレシーバーの結合が解けました。



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ここからは、レシーバー側の分解に着手します。まずはセレクターレバー基部のネジをプライヤー等で外します。



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セレクターレバーに続き、グリップ本体底部のネジを外して分解すると、レシーバーからメカボックスとチャンバー、インナーバレルが取り出せます。この際、メカボックス先端部に突き出したエアーノズルが、引っ込んだ状態でなければならないため、分解前にバッテリーを繋ぎ、空撃ちして位置を合わせておきました。



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そしてこちらが、レシーバーから取り出したVer.3タイプのメカボックスです。レシーバーは短く作られていますが、メカボックスはいたって普通のサイズですね。



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メカボックスの右側面には、LCTのエンブレムが誇らしげに刻まれています。実際、メカボックスの側(がわ)自体は精度の高い作りで、表面には上品な梨地仕上げが施されています。



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セレクターの動作に関するパーツも、AKタイプ電動ガンではお馴染みの形状ですね。これらのパーツは薄いダイキャスト製なので、乱暴に扱うと破損する可能性があります。分解する際には、取り扱いに充分注意しましょう。



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こちらは、左右のメカボックスをガッチリ押さえている、スチールプレス製の金具です。配線を抱き込むためのツメが設けられているのが特徴的ですね。



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上述の金具をメカボックス上部から外した後、モーターホルダーを取り外します。



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今回はこの時点でモーター本体を取り出し、スイッチ保護のためのSBD(ショットキーバリアダイオード)を取り付けました。



といったところで、前編は終了です。次回はメカボックス内部の調整の模様を、中編としてご紹介いたします。今回は久しぶりに、前、中、後編の3部作でお送りいたしますので、何卒お付き合いのほどをお願いいたしますです~。


中編はこちら









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