[ ASP ] SVU 【BATON レビュー】

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BATON's blog にて毎週お届けしております【BATON レビュー】。今回は数あるロシア製銃器の中でも絶大な人気を誇るブルパップスナイパーライフル、SVUを、世界で初めて電動ガンとして製品化した、ASP SVUをご紹介いたします。



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SVUの原型となったドラグノフSVDは、いくつかの海外メーカーから電動、ガスブローバック、エアーコッキングと、多くの製品がリリースされていますが、このSVUがトイガンとして製品化されたのは今回が初めてです。
実銃のSVUは、ロシア製銃器特有の荒々しさに加え、いかにも“SVDを改造しました”という雰囲気の造りですが、ASPのSVUは、始めからこの形でデザインされていたかのような、洗練された完成度の高さを感じさせてくれますね。



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銃口周りでひときわ目を引く大型のサプレッサーは、実銃よりほんの気持ち程度長い印象ですが、太さと形状は良く再現されています。サプレッサー内部には吸音用のスポンジが内装されていて、サウンドサプレッサーとしての機能も再現しているのは嬉しいところですね。
また、銃身先端部との接続は14mm逆ネジ仕様なので、社外品のマズルデバイスを装着することも可能です。



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サプレッサーの後方に設けられた可倒式のフロントサイトは、上下左右に調節可能な実銃の構造を、別体パーツの組み合わせで上手く再現しています。特徴的な筒状のフロントサイトフードは、上面に穴が開けられていて、フロントサイトポストへのアクセスが可能です。



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実銃のSVU-ASが備える折りたたみ式バイポッドは、バレルの中ほどに固定された基部パーツから、バイポッドのヒンジを前方に伸ばした構造を見事に再現。
上の画像は収納状態ですが、スチール製のフックで固定されているバイポッドは、ヒンジ部分の節度あるロック機構で制御されていて、勝手に動いてしまうような心配は不要です。



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こちらはバイポッドを展開した状態ですが、上述した基部パーツから伸びるステーはスチール製で頑丈なものの、前端のヒンジ部分を支えるコの字状パーツはダイキャスト製になっています。強度面を考えると、バイポッドを展開した状態でドスンと地面に置いたりすることは避けるべきかと思います。



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レシーバー先端上部、SVDではタンジェントリアサイトがあった部分に新設された、SVU専用リアサイトは、折りたたみ式の構造と、上下調整機構を再現。サイトの胴部を回すと、棒状のピープサイトが上下に動き、着弾点を修正出来る仕組みです。



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レシーバー左側面、トリガーまわりの上には、光学機器を取り付けるためのサイドレールが設けられています。サイドレールは、アウターバレル基部のブロックと一体になっているため、強度的な不安は一切感じられません。

SVUを手にすれば、当然PSO-1スコープを取り付けたくなることと思いますが、様々な種類の製品が市場に出回っているため、各々の互換性については不明です。
尚、弊社にて販売中の、[ King Arms ] PSO-1 タイプスコープ(イルミネート・4倍)については、装着可能なことを確認済みです。



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ブルパップ化に伴い、マガジンハウジングの前方に移設されたグリップは、下部が膨れた独特の形状が忠実に再現されています。
トリガー右上に見える丸い突起は、機械的にトリガーをロックするセーフティスイッチで、この突起が、ASP SVU唯一の安全装置となっています。



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レシーバー右側面に設けられたセレクターレバーは、本来であればセーフティレバーを兼ねているのですが、ASP SVUの場合、画像の状態がセミオートモードなのです。そして一段下げると、またセミオート。さらに一段下げるとフルオートという、ASP独自の機構となっているのです。
つまり、セレクターレバーがセーフティ状態になっていても、トリガーを引けばBB弾が発射されてしまいますので、上述したトリガーロックセーフティが非常に重要なわけですね。



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コッキングハンドルを引いてエジェクションポートを解放すると、銀色に輝くホップアップチャンバーが顔を覗かせます。ホップ調整ダイヤルがチャンバー上に水平に付いた、Real Sword社の流れを汲むタイプですね。



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レシーバー後端の、SVDではグリップが接続されている部分には、ナイロンファイバー製のバットストックが取り付けられています。ストックと言うよりは、バットプレートが直付けされているイメージですね。
実銃のストックがレシーバーに対して垂直であるのに対し、ASP製SVUはストック下端部が後方に延びた格好になっていますが、これはモーターを内蔵するための改変でしょう。
また、ストックの下端部下面には、モーターの位置を調節するためのイモネジが顔を覗かせています。



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ダストカバーの左側には、やはりナイロンファイバー製のチークパッドが固定されていて、安定したサイティングと、頬付けの際の火傷(電動ガンでは起きませんが)等を防止しています。備え付けの前後サイトで狙うには、このチークパッドでは若干高いようなので、やはりスコープの使用を前提とした設計なのでしょうね。



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両側面に網目(鳥居?)状のリブが設けられた実物のデザインを良く再現した付属のマガジンは、装弾数200発の多弾タイプです。ASP SVUはフルオートモードを備えているので、多弾マガジンが付いて来るのは嬉しい限りですね。



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ちなみに、先にご紹介した[ King Arms ] PSO-1 タイプスコープ(イルミネート・4倍)を装着した状態がこちらです。スコープ側マウントの固定金具を微調整する必要はありますが、ガタ付くようなことは一切無く、ガッチリと取り付けることが可能です。



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こちらはPSO-1 タイプスコープを装着したSVUの全景ですが、レシーバーまわりの密度感が格段に向上して、凄まじく迫力のあるフォルムになりますね。
この状態で肩付けして構えてみれば、スコープの接眼レンズが実にちょうど良い位置にあるのですよ。SVDを切った貼ったして作った急造品というイメージの漂うSVUですが、その実、しっかりしたコンセプトの下に設計されたブルパップスナイパーなのですね~。

世界中の露軍マニアが、その発売を待ちに待ったという話題の製品、ASP SVU。現在、Gunsmiith BATON、Gun Shop BATONの両店頭にて製品を展示販売しておりますので、是非ともご来店の上、その魅力と性能をお確かめくださいませ。


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