【絶賛予約受付中】 BG-17 CO2GBB、スライド耐久性その他について
昨日の発売発表以来、各方面から大変な反響を頂戴しております、来年 1 月中旬発売予定の弊社次期新製品、BG-17 CO2GBB 。
弊社ネットショップだけでなく、全国のショップ様にていち早くご予約いただいた皆様には、心より深く御礼申し上げます。

商品の詳細につきましては、発売発表と共に昨日公開された ハイパー道楽様内のコンテンツ、Gunsmith BATON Airsoft 通信 での最終サンプルレビュー にてご紹介しておりますが、本日はレビューに書ききれなかった部分について、追加説明させていただきたいと思います。
まずは既に何件かのお問い合わせをいただいております、『 スライドストップノッチの削れ対策 』 についてご説明いたします。

上の画像は、スライド開放状態のスライドストップ周りを写したものですが、スライドストップの後端部と、スライド側ノッチの後端部が接触していないのがおわかりいただけるかと思います。

こちらは反対側の画像ですが、同じく当該部分は接触しておりません。ではどうやってスライドをホールドしているのか、その秘密を以下にご説明いたしましょう。

BG-17 のアンビスライドストップはスチールプレス製のパーツなのですが、上の画像中赤い円で囲った独自の突起が、スライドで隠れる部分に設けられています。


スライドを外した状態でその突起の動きを見てみると、ご覧のようにスライドストップと連動して持ち上がる様子がわかります。当然ながらこれは BG-17 独自の設計で、実銃 Glock のスライドストップにこのような突起はありません。

こちらの画像は、スライド内のブローバックハウジング底部を写したものですが、ハウジング先端の黄色い矢印で示した部分と上述の突起が噛み合うことで、スライドがホールドされる仕組みになっているのです。

ここまでの説明を踏まえた上でこちらの画像をご覧いただければ、そのカラクリがおわかりになるかと思います。
ホールドオープン時はこの部分でスライドが支えられているので、見た目上のスライドストップがスライドのノッチに接触しないというわけです。
自画自賛になりますが、ノッチ削れ対策としては非常に有効な設計ですよね。
無論、何百回、何千回とスライドストップレバーでのスライド解除を繰り返せば、金属同士の接触部分が摩耗(主にブローバックハウジング側)して、スライドストップレバーがスライドと擦れるようになってしまいますが、トイガンは主要部分に鋼鉄が使えませんので、ここは消耗部品としてご理解いただきたいと思います。
次に、CO2ガスブローバックガン最大の懸念材料である、『 強烈なリコイルショックによるスライドの破損リスク 』 について、本製品で採った対策についてご説明いたします。

画像は BG-17 の リコイルスプリングガイド周りを写したものですが、あまり見たことのない作りになっているかと思います。
これは、実銃のリコイルスプリングシステムに倣って開発した、ダブルリコイルスプリングシステム と呼ぶものです。

一般的なリコイルスプリングシステムに比べた場合、この ダブルリコイルスプリングシステム は、スライドが下がり切る瞬間にブレーキをかける 効果と、より早くスライドを前進させる 効果を発揮します。
下の動画は、実銃 Glock が Gen.4 から採用している DPM Recoil Spring System の動画ですが、BG-17 でも同様の挙動になっているので、参考にご覧いただければ幸いです。
動画によれば、実銃グロックはトリプルスプリングになっているのですね。9mmとはいえ、そのリコイルはガスガンの比ではありませんからね~。

話しを BG-17 に戻しまして、ブローバック動作で後退したスライドが金属製のフレームベース(シャーシ)にぶち当たって破損するリスクを避けるべく、リコイルスプリングが縮み切った時点でスライドが止まるよう、金属製のスペーサーでストロークを調整 し、2 枚のラバーワッシャーで衝撃を吸収 しています。

上記の工夫によって、衝撃によるスライドの破損リスク は最小限に抑えられており、事実、CO2 マガジンを加温 (※絶対に真似をしないでください!) した上での スライドにダットサイトを搭載した状態での 3,000 発連続耐久テストも難なくクリアー しています。
では、CO2GBB 最大の魅力である強烈なリコイルショックは無くなってしまったのかと言う点について申しますと、BS-HOST や BS-STACCATO のように強烈無比ではないものの、ガツンと骨まで響く衝撃は充分に味わっていただけます。
また、ダットサイトを搭載してなお、文字通り一瞬でブローバック動作が完了するスライドスピードの速さは従来製品を遥かに凌いており、CO2GBB の新しい可能性を感じさせてくれる魅力に溢れています。

その他、Airsoft通信のレビュー で触れられなかった部分としては、フレームのダストカバー下部にあるシリアルナンバープレートが無刻印の固定式であること。

チャンバー下にある ホップ調整ダイヤルがこのような作りになっていること。

そして、グリップ側面の窪みの形状をご覧のように金型修正したことくらいでしょうか。こうして改良前のサンプルと並べたことは無かったと思うので、参考にしていただければ幸いです。

今回の記事で、特にスライドの耐久性に不安をお持ちだった皆様に安心していただけたのではないかと思いますが、ここまで漕ぎ着けるのにいったいどれだけの試作と検証を繰り返したか知れず、エアガン作りの難しさを改めて痛感した次第でございます。
Airsoft通信記事 にも書きましたように、今回発売する BG-17 CO2GBB は、これまでの製品開発において積み上げた知識と技術のすべてを注ぎ込み、コストを度外視して作り上げた製品です。
我々スタッフも量産品が上がって来るのを心待ちにしているところなのですが、お客様のご期待に応えられる商品をお届けすべく、引き続き全力を尽くしますので、ご検討のほどを何卒よろしくお願いいたします!


『 【CO2ガスガン】最新Gen.5を再現・樹脂スライドでMOS搭載、BG-17 CO2GBB 』










弊社ネットショップだけでなく、全国のショップ様にていち早くご予約いただいた皆様には、心より深く御礼申し上げます。

商品の詳細につきましては、発売発表と共に昨日公開された ハイパー道楽様内のコンテンツ、Gunsmith BATON Airsoft 通信 での最終サンプルレビュー にてご紹介しておりますが、本日はレビューに書ききれなかった部分について、追加説明させていただきたいと思います。
まずは既に何件かのお問い合わせをいただいております、『 スライドストップノッチの削れ対策 』 についてご説明いたします。

上の画像は、スライド開放状態のスライドストップ周りを写したものですが、スライドストップの後端部と、スライド側ノッチの後端部が接触していないのがおわかりいただけるかと思います。

こちらは反対側の画像ですが、同じく当該部分は接触しておりません。ではどうやってスライドをホールドしているのか、その秘密を以下にご説明いたしましょう。

BG-17 のアンビスライドストップはスチールプレス製のパーツなのですが、上の画像中赤い円で囲った独自の突起が、スライドで隠れる部分に設けられています。


スライドを外した状態でその突起の動きを見てみると、ご覧のようにスライドストップと連動して持ち上がる様子がわかります。当然ながらこれは BG-17 独自の設計で、実銃 Glock のスライドストップにこのような突起はありません。

こちらの画像は、スライド内のブローバックハウジング底部を写したものですが、ハウジング先端の黄色い矢印で示した部分と上述の突起が噛み合うことで、スライドがホールドされる仕組みになっているのです。

ここまでの説明を踏まえた上でこちらの画像をご覧いただければ、そのカラクリがおわかりになるかと思います。
ホールドオープン時はこの部分でスライドが支えられているので、見た目上のスライドストップがスライドのノッチに接触しないというわけです。
自画自賛になりますが、ノッチ削れ対策としては非常に有効な設計ですよね。
無論、何百回、何千回とスライドストップレバーでのスライド解除を繰り返せば、金属同士の接触部分が摩耗(主にブローバックハウジング側)して、スライドストップレバーがスライドと擦れるようになってしまいますが、トイガンは主要部分に鋼鉄が使えませんので、ここは消耗部品としてご理解いただきたいと思います。
次に、CO2ガスブローバックガン最大の懸念材料である、『 強烈なリコイルショックによるスライドの破損リスク 』 について、本製品で採った対策についてご説明いたします。

画像は BG-17 の リコイルスプリングガイド周りを写したものですが、あまり見たことのない作りになっているかと思います。
これは、実銃のリコイルスプリングシステムに倣って開発した、ダブルリコイルスプリングシステム と呼ぶものです。

一般的なリコイルスプリングシステムに比べた場合、この ダブルリコイルスプリングシステム は、スライドが下がり切る瞬間にブレーキをかける 効果と、より早くスライドを前進させる 効果を発揮します。
下の動画は、実銃 Glock が Gen.4 から採用している DPM Recoil Spring System の動画ですが、BG-17 でも同様の挙動になっているので、参考にご覧いただければ幸いです。
動画によれば、実銃グロックはトリプルスプリングになっているのですね。9mmとはいえ、そのリコイルはガスガンの比ではありませんからね~。

話しを BG-17 に戻しまして、ブローバック動作で後退したスライドが金属製のフレームベース(シャーシ)にぶち当たって破損するリスクを避けるべく、リコイルスプリングが縮み切った時点でスライドが止まるよう、金属製のスペーサーでストロークを調整 し、2 枚のラバーワッシャーで衝撃を吸収 しています。

上記の工夫によって、衝撃によるスライドの破損リスク は最小限に抑えられており、事実、CO2 マガジンを加温 (※絶対に真似をしないでください!) した上での スライドにダットサイトを搭載した状態での 3,000 発連続耐久テストも難なくクリアー しています。
では、CO2GBB 最大の魅力である強烈なリコイルショックは無くなってしまったのかと言う点について申しますと、BS-HOST や BS-STACCATO のように強烈無比ではないものの、ガツンと骨まで響く衝撃は充分に味わっていただけます。
また、ダットサイトを搭載してなお、文字通り一瞬でブローバック動作が完了するスライドスピードの速さは従来製品を遥かに凌いており、CO2GBB の新しい可能性を感じさせてくれる魅力に溢れています。

その他、Airsoft通信のレビュー で触れられなかった部分としては、フレームのダストカバー下部にあるシリアルナンバープレートが無刻印の固定式であること。

チャンバー下にある ホップ調整ダイヤルがこのような作りになっていること。

そして、グリップ側面の窪みの形状をご覧のように金型修正したことくらいでしょうか。こうして改良前のサンプルと並べたことは無かったと思うので、参考にしていただければ幸いです。

今回の記事で、特にスライドの耐久性に不安をお持ちだった皆様に安心していただけたのではないかと思いますが、ここまで漕ぎ着けるのにいったいどれだけの試作と検証を繰り返したか知れず、エアガン作りの難しさを改めて痛感した次第でございます。
Airsoft通信記事 にも書きましたように、今回発売する BG-17 CO2GBB は、これまでの製品開発において積み上げた知識と技術のすべてを注ぎ込み、コストを度外視して作り上げた製品です。
我々スタッフも量産品が上がって来るのを心待ちにしているところなのですが、お客様のご期待に応えられる商品をお届けすべく、引き続き全力を尽くしますので、ご検討のほどを何卒よろしくお願いいたします!


『 【CO2ガスガン】最新Gen.5を再現・樹脂スライドでMOS搭載、BG-17 CO2GBB 』









