フロンとオゾン層破壊、代替フロンと温室効果…
以前の代替フロン削減の記事で、「CO2は、地球温暖化係数が代替フロンHFC134aの1/1430でしかなく地球に優しい」という記述に、「地球温暖化対策でCO2削減をしているのに、CO2が地球に優しいって…」というお客様からのご質問がありましたが、代替フロンについて解説する毎日新聞の記事が公開されていましたのでリンクを貼っておきます。

『 代替フロン(HFC134a、HFC152a等)は、有害な紫外線を遮断するオゾン層を破壊するフロン(昔、ガスガンのパワーソースとしても使われていた)の代わりの冷媒として開発された。』
『 オゾン層を破壊しない代替フロンであるが、代替フロンは地球温暖化を引き起こす温室効果が非常に大きい。』
ということで、代替フロンの特徴として上記の2点を述べています。オゾン層破壊問題(フロン削減の「モントリオール議定書」)と、地球温暖化問題(CO2削減の「パリ協定」)は別のものですが、代替フロンは温室効果が非常に大きいガスであるため、フロン類規制の会議のほうで温暖化対策への配慮として代替フロンの削減が決まりました。
地球温暖化問題から見たガスガンのパワーソースとしては、CO2の温室効果は、代替フロンの 1/1430 (HFC134aとの比較)と遥かに低いので、CO2のほうがベターなわけです。
現在、日本には代替フロンの生産を規制する法律はありませんが、モントリオール議定書改定で決まった2036年の代替フロン生産量85%削減に向けた法整備が進められていくでしょうし、環境省はフロン類回収強化の具体案を年内には策定するとのことです。






この記事を要約すると…
『 代替フロン(HFC134a、HFC152a等)は、有害な紫外線を遮断するオゾン層を破壊するフロン(昔、ガスガンのパワーソースとしても使われていた)の代わりの冷媒として開発された。』
『 オゾン層を破壊しない代替フロンであるが、代替フロンは地球温暖化を引き起こす温室効果が非常に大きい。』
ということで、代替フロンの特徴として上記の2点を述べています。オゾン層破壊問題(フロン削減の「モントリオール議定書」)と、地球温暖化問題(CO2削減の「パリ協定」)は別のものですが、代替フロンは温室効果が非常に大きいガスであるため、フロン類規制の会議のほうで温暖化対策への配慮として代替フロンの削減が決まりました。
地球温暖化問題から見たガスガンのパワーソースとしては、CO2の温室効果は、代替フロンの 1/1430 (HFC134aとの比較)と遥かに低いので、CO2のほうがベターなわけです。
現在、日本には代替フロンの生産を規制する法律はありませんが、モントリオール議定書改定で決まった2036年の代替フロン生産量85%削減に向けた法整備が進められていくでしょうし、環境省はフロン類回収強化の具体案を年内には策定するとのことです。




