BG-17 CO2GBB についての補足説明 MOSプレート編 その 3
BG-17 CO2GBB ユーザーの皆様からご好評をいただいております、BG-17 CO2GBB についての補足説明シリーズ の MOSプレート編 も 3 回目となりますが、今回はNOVEL ARMS (ノーベルアームズ) 製の SURE HIT MRS2 を BG-17 に搭載するための方法について、具体的にご紹介してみたいと思います。

01番の MOS プレートを BG-17 のスライドに固定し、SURE HIT MRS2 を載せようとすると、ご覧のように リアサイト側の底面が浮いて傾いた状態 になってしまいます。
言うまでもなく、このままの状態では MRS2 をねじ止めすることが出来ないわけですが、何故このような事態が起きるのかを説明いたします。

画像は 01 番 MOS プレートに固定した MRS2 の後端部を写したものですが、ご覧の通り MRS2 の本体後部が 0.5 mm ほどはみ出しているのです。

この 0.5 mm のはみ出しが、MOS プレートとスライドの段差部分に干渉して、当記事冒頭画像のようになってしまうわけですね。
つまり干渉部分を削ってしまえば問題は解決するのですが、さすがに MRS2 の筐体を削るというのは何ですので、BG-17 のスライドを加工する方向で話しを進めましょう。
※ちなみに、実銃の Gen.5 MOS にも同様の段差が生じます。

と、ここから先の作業に着手する前に、BGK-05 MOS カバー を外してむき出しになったスライド上面から、BGK-A4 ブローバックハウジングスプリング を取り外して、失くさないよう保管しておきましょう。
細くて黒いスプリングなので、飛ばしてしまったが最後、見つけ出すのは至難の業になりますからね(経験者は語る)。

では、スライドの加工を進めて参りましょう。まずはスライド内側、リアサイトの裏側に当たる部分のプラスねじを外して、リアサイトを画像のように横にスライドさせて外します。

画像はリアサイトを外したスライドに MOS プレートを載せた図ですが、黄色い線で示した干渉部分を、前後幅で 0.5 mm 、MOS プレートとツライチになる深さまで削る作業になります。

0.5 mm を削るに当たり、ガイドラインがあった方が作業がやりやすいので、ちょっと工夫してみます。
どこのご家庭にでもある一般的なビニールテープを小さな短冊状にカットし、スライド上の 4 か所にそれぞれ 6 枚ずつ貼り重ねます。

こうすると、MOS プレートとスライドの上面が、ほぼツライチに揃ってくれるのですね。この状態であれば、MRS2 をピタリと載せることが出来ますので・・・

画像のように MRS2 の背面をガイドにして、削り落とすためのガイドラインをデザインナイフの刃先で罫書き(ケガキ)ます(一般的なカッターナイフでも同じ作業は可能です)。

上記の要領で作った罫書き線がこちらです。このわずかな幅を削り落とすというのは、なかなかに繊細な作業になりますが、臆せず手を動かして行きましょう。

こちらは、今回の加工に使用した工具です。画像中央から、半丸ヤスリ、デザインナイフ、彫刻刀(平刀)となりますが、どれも Amazon等にて数百円で手に入る、ごく一般的な品物です。
これらを駆使して、スライドの干渉部分を削り落として行くわけですね。

というわけで、干渉部分を削り落とした状態がこちらです。加工手順としては、先の罫書き線をデザインナイフで少しずつ深く切り込んで行き、彫刻刀で削ぎ落した後、ヤスリで面を整えたという流れです。
0.5 mm だけを削ぎ落とすはずが、結構大雑把な仕上がりになってしまいましたが(汗)、実際のところこんな感じで充分です。

加工を終えたスライドにリアサイトを取り付け、01 番 MOS プレートを固定しました。ここに MRS2 を載せるわけですが、先のように大雑把な加工で、ちゃんと結果は出せるのでしょうか。

はい、ご覧の通り、始めからそうだったかのような収まりの良さで、MRS2 がピタリと搭載出来ました。まあ、現物合わせで少しずつ削ったので当然といえば当然なのですが、字面から想像するよりは簡単な作業だと思います。

以上が、BG-17 のスライド上にNOVEL ARMS (ノーベルアームズ) 製の SURE HIT MRS2 を搭載するための加工方法でしたが、いかがでしたでしょうか。
MOS プレートにダットサイトを載せた時、その前後幅がプレート内に収まってくれれば良いのですが、スライド上に跨ってしまう場合はこうした加工が必要になるわけですね。
「ポン付けは出来ないけど、どうしてもこのサイトを載せて使いたい!」 という熱い想いをお持ちの方は、是非当記事を参考に手を動かしてみてくださいませ。
次回は MOS プレート編最終回として、いくつかのダットサイトの取り付けについてを簡単にご紹介したいと思います。







01番の MOS プレートを BG-17 のスライドに固定し、SURE HIT MRS2 を載せようとすると、ご覧のように リアサイト側の底面が浮いて傾いた状態 になってしまいます。
言うまでもなく、このままの状態では MRS2 をねじ止めすることが出来ないわけですが、何故このような事態が起きるのかを説明いたします。
画像は 01 番 MOS プレートに固定した MRS2 の後端部を写したものですが、ご覧の通り MRS2 の本体後部が 0.5 mm ほどはみ出しているのです。

この 0.5 mm のはみ出しが、MOS プレートとスライドの段差部分に干渉して、当記事冒頭画像のようになってしまうわけですね。
つまり干渉部分を削ってしまえば問題は解決するのですが、さすがに MRS2 の筐体を削るというのは何ですので、BG-17 のスライドを加工する方向で話しを進めましょう。
※ちなみに、実銃の Gen.5 MOS にも同様の段差が生じます。

と、ここから先の作業に着手する前に、BGK-05 MOS カバー を外してむき出しになったスライド上面から、BGK-A4 ブローバックハウジングスプリング を取り外して、失くさないよう保管しておきましょう。
細くて黒いスプリングなので、飛ばしてしまったが最後、見つけ出すのは至難の業になりますからね(経験者は語る)。

では、スライドの加工を進めて参りましょう。まずはスライド内側、リアサイトの裏側に当たる部分のプラスねじを外して、リアサイトを画像のように横にスライドさせて外します。

画像はリアサイトを外したスライドに MOS プレートを載せた図ですが、黄色い線で示した干渉部分を、前後幅で 0.5 mm 、MOS プレートとツライチになる深さまで削る作業になります。

0.5 mm を削るに当たり、ガイドラインがあった方が作業がやりやすいので、ちょっと工夫してみます。
どこのご家庭にでもある一般的なビニールテープを小さな短冊状にカットし、スライド上の 4 か所にそれぞれ 6 枚ずつ貼り重ねます。

こうすると、MOS プレートとスライドの上面が、ほぼツライチに揃ってくれるのですね。この状態であれば、MRS2 をピタリと載せることが出来ますので・・・

画像のように MRS2 の背面をガイドにして、削り落とすためのガイドラインをデザインナイフの刃先で罫書き(ケガキ)ます(一般的なカッターナイフでも同じ作業は可能です)。

上記の要領で作った罫書き線がこちらです。このわずかな幅を削り落とすというのは、なかなかに繊細な作業になりますが、臆せず手を動かして行きましょう。

こちらは、今回の加工に使用した工具です。画像中央から、半丸ヤスリ、デザインナイフ、彫刻刀(平刀)となりますが、どれも Amazon等にて数百円で手に入る、ごく一般的な品物です。
これらを駆使して、スライドの干渉部分を削り落として行くわけですね。

というわけで、干渉部分を削り落とした状態がこちらです。加工手順としては、先の罫書き線をデザインナイフで少しずつ深く切り込んで行き、彫刻刀で削ぎ落した後、ヤスリで面を整えたという流れです。
0.5 mm だけを削ぎ落とすはずが、結構大雑把な仕上がりになってしまいましたが(汗)、実際のところこんな感じで充分です。

加工を終えたスライドにリアサイトを取り付け、01 番 MOS プレートを固定しました。ここに MRS2 を載せるわけですが、先のように大雑把な加工で、ちゃんと結果は出せるのでしょうか。

はい、ご覧の通り、始めからそうだったかのような収まりの良さで、MRS2 がピタリと搭載出来ました。まあ、現物合わせで少しずつ削ったので当然といえば当然なのですが、字面から想像するよりは簡単な作業だと思います。

以上が、BG-17 のスライド上にNOVEL ARMS (ノーベルアームズ) 製の SURE HIT MRS2 を搭載するための加工方法でしたが、いかがでしたでしょうか。
MOS プレートにダットサイトを載せた時、その前後幅がプレート内に収まってくれれば良いのですが、スライド上に跨ってしまう場合はこうした加工が必要になるわけですね。
「ポン付けは出来ないけど、どうしてもこのサイトを載せて使いたい!」 という熱い想いをお持ちの方は、是非当記事を参考に手を動かしてみてくださいませ。
次回は MOS プレート編最終回として、いくつかのダットサイトの取り付けについてを簡単にご紹介したいと思います。






