実銃とエアガンの違い:前編 [左手問題A]
『初体験動画』のなかでも聞かれていますが、イチローさんに何度か「バットンよ、エアガンと実銃はどう違う?」って聞かれました。エアガンシューティングを1年ちょっと、実銃シューティングが初めての自分ですので、その初心者の目から見た違いをイチローさんは聞きたかったのだと思います。
そのときは「怖いです」しか言えなかったのですが、3日間の特訓&マッチ参戦で自分が感じたことを書いていきます。実銃シューティングマッチとエアガンシューティングマッチの大きな違いは2つ「距離」と「リコイル」でした。まずは、前編、距離についていうと…
「実銃とエアガンシューティングではターゲットまでの距離が各段に違い、実銃はシビアにターゲットを狙わなければならず、自分の弱点が浮き彫りになる」
ということです。ただ、これは実銃とエアガンというより、USスチールチャレンジ(SC)とジャパンスチールチャレンジ(JSC)の違いが大きいとは思います。SCはターゲットまでの距離が最長で35ヤード(約32m)、JSCは最長でも6.5m。シューターが見るターゲットの大きさは同じように見えるように調整してあるとのことですが、いざ、ターゲットに対峙した時、
って感じるんです。これはターゲットの距離と大きさの相対的な関係ですから、厳密に言えば実銃とエアガンの違いというわけではないのですが、こうして32m先のターゲットを狙ってみて、自分の弱点が明確になりました、それが『左手問題 A』なんです…
話は、アメリカ出発前、今年初撃ちの『ATPF』に遡ります。ATPFのステージ1はいつも慣れ親しんだハンズアップからのスタートなのですが、競技が終わった後。ROのT兄さんに「バトンさん、左手が下がってませんよ」と話しかけられました。
自分は「あれ? レギュレーションで左手を下げなきゃダメでしたっけ?」って聞いたら、「いやいや、左手は腹のあたりまで降ろしてホルスターからガンを抜いた右手を迎えにいき、両手で持ち上げて突き出してターゲットを狙うものですよ」というテクニック的な話でした。
またしても恥ずかしい告白をしますが、シューティングマッチを初めて1年ちょい、いままで一度も左手を意識したことはありませんでした… 「左手は添えるだけ」ってなぐらいなもので、左手の役割を考えたことすらなかったんです
そのATPFの3日後にはイチローさんのもとに出発して実銃を撃ったわけなので、当然ながら私の左手問題Aは、ソッコーでイチローさんに指摘されました。恥ずかしいけど、この写真を晒しちゃうっ (*ノωノ) イヤン
![実銃とエアガンの違い:前編 [左手問題A]](//img01.militaryblog.jp/usr/g/u/n/gunsmithbaton/IMG_3467.JPG)
石井さんには「まるで、花束を捧げているようですな」って言われちゃいました orz イチローさんに教えていただいた正解は「左手でロックアップしてターゲットに導く、右手は添えるだけ」(右手に力を入れすぎるとトリガーをキレイに引けないから)です。
こんなストロングハンドオンリーで撃っているような構えでは当てられるはずもなく、初日はボロボロだったわけですよ (;´∀`) そして、左手を意識して強く・しっかり握った時は、初弾でも、35ヤード先でもきちんと当てることが出来て、左手の効果を実感した次第です。
…1年間、こんな左手で撃ってきて、でも、そこそこの成績をエアガンシューティングで出せたわけですが、実銃スチールチャレンジで32m先のターゲットを狙う、そしてリコイルのあるハンドガンを制御するのはお話にならないわけです ┐(´ー`)┌ マイッタネ♪
でも、こうして練習すべきポイント「左手問題A/B」が分かったので、これからまたエアガンシューティングの練習を一からやり直します (‘・ω・́)ゝ
ただ、エアガンシューティングはエアガンシューティング、実銃シューテイングとの違いは上記のようにターゲットの距離と大きさの相対的関係であり、JSCは「狙う」と「スピード」のバランスがSCよりも「スピード」のほうに寄っているという話でもあり、このままエアガンシューティングだけを自分がしていても、T兄さんに指摘されたように、左手問題Aはいずれクリアしなければならなかった課題だと思います。その課題が実銃を撃つことで一気に明らかになったということです。
(逆に、APS CUPは、SCよりも遥かに「狙う」というテクニックについてシビアですしね。5mで2cmとか、10mで3cmって、そう簡単に当てられないです…)
…この左手問題Aは距離とリコイルの両方に関わる話でしたが、次回、実銃ならではの「リコイル」、そしてそれにまつわる「フリンチ」の話を書きますので、オタノシミニ ノシ
そのときは「怖いです」しか言えなかったのですが、3日間の特訓&マッチ参戦で自分が感じたことを書いていきます。実銃シューティングマッチとエアガンシューティングマッチの大きな違いは2つ「距離」と「リコイル」でした。まずは、前編、距離についていうと…
「実銃とエアガンシューティングではターゲットまでの距離が各段に違い、実銃はシビアにターゲットを狙わなければならず、自分の弱点が浮き彫りになる」
ということです。ただ、これは実銃とエアガンというより、USスチールチャレンジ(SC)とジャパンスチールチャレンジ(JSC)の違いが大きいとは思います。SCはターゲットまでの距離が最長で35ヤード(約32m)、JSCは最長でも6.5m。シューターが見るターゲットの大きさは同じように見えるように調整してあるとのことですが、いざ、ターゲットに対峙した時、
JSCは「ゆっくり撃てば必ず当たる!」
SCは「これ、ミスったら外す…」
SCは「これ、ミスったら外す…」
って感じるんです。これはターゲットの距離と大きさの相対的な関係ですから、厳密に言えば実銃とエアガンの違いというわけではないのですが、こうして32m先のターゲットを狙ってみて、自分の弱点が明確になりました、それが『左手問題 A』なんです…
話は、アメリカ出発前、今年初撃ちの『ATPF』に遡ります。ATPFのステージ1はいつも慣れ親しんだハンズアップからのスタートなのですが、競技が終わった後。ROのT兄さんに「バトンさん、左手が下がってませんよ」と話しかけられました。
自分は「あれ? レギュレーションで左手を下げなきゃダメでしたっけ?」って聞いたら、「いやいや、左手は腹のあたりまで降ろしてホルスターからガンを抜いた右手を迎えにいき、両手で持ち上げて突き出してターゲットを狙うものですよ」というテクニック的な話でした。
またしても恥ずかしい告白をしますが、シューティングマッチを初めて1年ちょい、いままで一度も左手を意識したことはありませんでした… 「左手は添えるだけ」ってなぐらいなもので、左手の役割を考えたことすらなかったんです

そのATPFの3日後にはイチローさんのもとに出発して実銃を撃ったわけなので、当然ながら私の左手問題Aは、ソッコーでイチローさんに指摘されました。恥ずかしいけど、この写真を晒しちゃうっ (*ノωノ) イヤン
石井さんには「まるで、花束を捧げているようですな」って言われちゃいました orz イチローさんに教えていただいた正解は「左手でロックアップしてターゲットに導く、右手は添えるだけ」(右手に力を入れすぎるとトリガーをキレイに引けないから)です。
こんなストロングハンドオンリーで撃っているような構えでは当てられるはずもなく、初日はボロボロだったわけですよ (;´∀`) そして、左手を意識して強く・しっかり握った時は、初弾でも、35ヤード先でもきちんと当てることが出来て、左手の効果を実感した次第です。
…1年間、こんな左手で撃ってきて、でも、そこそこの成績をエアガンシューティングで出せたわけですが、実銃スチールチャレンジで32m先のターゲットを狙う、そしてリコイルのあるハンドガンを制御するのはお話にならないわけです ┐(´ー`)┌ マイッタネ♪
でも、こうして練習すべきポイント「左手問題A/B」が分かったので、これからまたエアガンシューティングの練習を一からやり直します (‘・ω・́)ゝ
ただ、エアガンシューティングはエアガンシューティング、実銃シューテイングとの違いは上記のようにターゲットの距離と大きさの相対的関係であり、JSCは「狙う」と「スピード」のバランスがSCよりも「スピード」のほうに寄っているという話でもあり、このままエアガンシューティングだけを自分がしていても、T兄さんに指摘されたように、左手問題Aはいずれクリアしなければならなかった課題だと思います。その課題が実銃を撃つことで一気に明らかになったということです。
(逆に、APS CUPは、SCよりも遥かに「狙う」というテクニックについてシビアですしね。5mで2cmとか、10mで3cmって、そう簡単に当てられないです…)
…この左手問題Aは距離とリコイルの両方に関わる話でしたが、次回、実銃ならではの「リコイル」、そしてそれにまつわる「フリンチ」の話を書きますので、オタノシミニ ノシ
この記事へのコメント
バッサリと書きます
ATPFの時にバトンさんのシューティングフォームに違和感を感じました
はじめてユックリ見たのですが、左手がほとんど動かないで遊んでいました
そしてバトンさんなら左手問題については実銃経験者さんたちから言われているかと思っていました
実際は廻りに注意してくれる方が居なかったか、簡単に左手も重要なんだよ、と言われて、軽く流していたのかも知れません
自分は以前教えてくれたレンジマスターが
「実銃でもエアソフトでも基本的には左手でコントロールして右手はトリガーを引くだけにするくらい、左手に意識を集中した方が良い」
と学びました
(もちろん状況や競技によってかわります)
これは、撃っている方だけがわかる話しですが、
「当てよう」
とすれば、フォローハンドの重要さは理解出来るハズなので、どう動かすのが一つの課題になってきますよね〜
また今年もヤルこと沢山ありますがよろしくお願いします(^^ゞ
いまにして思い返すと、エアガンシューティングを始めたころ、左手の動きを習ったような記憶が薄ぼんやりとあるんですが、「特に意識していなかった」というのが正直なところなんです (;´∀`)
でもこれで練習すべき課題が分かりました。やっぱり「人に教わる」ってことは上達の近道ですね (`・ω・́)ゝ