[ WELL ]M11A1 CO2GBB ( 樹脂レシーバーモデル)新製品レポート
BATON's blog 読者の皆様おはようございます。バトン八王子店店長のデイヴ金子でございます。
せっかくの3連休だというのに、全国的に今ひとつの天候で残念な限りですね~。
この時期にしては気温も低めで、機種によってはガスブローバックの調子も振るわないことと思いますが、こんな時でも元気よくガンガン動いてくれるのが、CO2 GBBの楽しいところですよね。
そんなわけで、本日は先ごろ待望の入荷を果たしました、WELL製M11A1 CO2GBB(樹脂レシーバー) の新製品レポートをお届けいたします。
お客様に安心してお使いいただくため、WELL社に樹脂レシーバーでの生産を別注したスペシャルモデルがどんな製品なのかを、以下にご覧いただきましょう。
ストックを折りたたんだ状態の全長が25cm弱というサイズ感から、SMGというよりもマシンピストルといった趣が強いコンパクトサブマシンガン、M11A1。
様々な映画や漫画、ゲームなどに登場していますが、「イングラム」や、「MAC11(マックイレブン)」といった呼称の方がなじみ深いかもしれませんね。
実銃は380ACPという小型拳銃用の弾丸を使用しますが、パワー控えめな弾とはいえ、秒間20発を超えるサイクルで撃ち込まれたのではたまったもんじゃありません。
もっとも、相当なじゃじゃ馬だけに、狙った的に正確な命中弾を送り込むのは難しいでしょうし、あっという間にマガジンが空になるわけですから、かなり限定された状況でのみ威力を発揮する、最後の武器的な銃と言えるでしょうね。
と、実銃の話しはこれくらいにして、WELLのM11A1を見て参りましょう。
フロントサイトは1発成形の別パーツで、鉄板をプレスで打ち抜いた実銃サイトの雰囲気を良く再現しています。
リアサイトもご覧の通り、ただの板に丸穴が開いているだけというシンプルさで、この銃の性格を如実に物語っていますね。
何しろサイトピクチャーはこんな感じですからね(汗)
これで精密射撃をしようと言っても、なかなかに難しいものがあります。
アッパーレシーバー上に載っている筒状のパーツは、コッキングハンドルです。これを後方に引くことでボルトを後退位置に固定し、激発の準備を行うのですが、コッキングハンドルがボルトと直結しており、射撃時には勢いよく前後に動くので、サポートハンドの置き所には注意が必要です。
レシーバー前方に突き出したアウターバレルの付け根部分には、サプレッサー取り付け用のネジが切られています。
今のところ、サプレッサーを別売する予定はありませんが、他メーカーのM11用サプレッサーが装着出来るかもしれないので、お持ちの方は是非お試しくださいませ。
また、アウターバレルとレシーバーとの間には、360度自由に回転するスゥイベルプレートが挟み込まれています。
ここにストラップを取り付け、射撃時にサポートハンドで握ることで、リコイルを抑え込むわけですね。純正品は用意されていないのですが、手芸用品店で適当なナイロンベルトを調達すれば、立派に機能するものが作れます。シンプルにパラコードを結び付けても良いかもしれませんね。
レシーバー右側、トリガーの前方に設けられたつまみは、セーフティレバーです。
トリガーフィンガーで操作出来ないこともないのですが、SAFEモードに切り替える際、指が滑ってトリガーを引いてしまいそうなので、注意が必要でしょう。
尚、アッパーレシーバーに見える白いナンバリングは、個体ごとに異なっているので、シリアルナンバーと思われます。
グリップとレシーバー、また、グリップとトリガーガードの接合部分に、溶接痕がしっかりモールドされている芸の細かさも嬉しいところです。
レシーバー左側に設けられたセレクターレバーを180度回すことで、フル、セミオートの発射モードが切り替えられます。
AR15シリーズのセレクターレバーと非常に良く似ていますが、操作性を突き詰めると、この形に行き着くのかもしれませんね。
エジェクションポートから覗く閉鎖状態のボルト表面には、いかにも動きそうなエキストラクターのモールドが刻まれています。
これはM11A1(M11)だけの特徴なので、外観が非常に良く似たM10との分かりやすい相違点です。
グリップを兼ねた、マガジンハウジング後方に取り付けられたバックストラップは、実銃同様の繊細な滑り止めモールドが施されており、柔らかい手触りが楽しめます。
全体に実銃の雰囲気を良く再現している本製品なのですが、それだけにマガジンハウジング右側表面に残った、金型の突き出しピン跡と思われる3か所の窪みが残念でなりません。
窪みに瞬間接着剤を盛り付け、硬化後に表面を均して塗装することで、綺麗に消すことが出来はしますが、誰もが簡単に行える作業ではありませんからね。
ここはメーカーさんに、もう少し気をつかっていただきたいところでした。
ここで、特徴的なフォールディングストックの展開方法をご覧いただきましょう。
まず、上方に跳ね上げられたワイヤー部分を振り下ろすように開きます。
しかる後、ストック基部のヒンジ上に見えるロックピンを押し込んで、ワイヤー部分を固定します。
次に、ロアーレシーバー後方下面に設けられたロックボタンを押し込みながら、ストック部分を後方に引き出すことで・・・
ご覧のようにフォールディングストックが展開されます。
小柄な本体から結構なサイズのストックが出て来るのは、ちょっと圧巻ですね。
ただこのストック、頬付けしてサイトを覗き込むようには作られておらず、ワイヤー部分を腕の付け根あたりに押し当てて、フルオートの反動を抑え込むためのデザインになっているのです。
とはいえ、本製品のストックは亜鉛ダイキャスト製ですから、あまり負荷をかけるとポッキリと折れる危険性があります。
トイガンであることをお忘れなきよう、くれぐれもお願いいたしますね。
ちなみに、上述のロックボタンを押し込みつつ、さらにストックを引き出すと、銃本体からストックを取り外すことが出来ます。
こうなるともはやハンドガンといった雰囲気ですが、ストックの重量が無くなった分、手首に感じるリコイルはより激しいものになりますので、本製品においては、こうして楽しむのも充分にアリだと思います。
こちらは、本体に付属するWELL製M11A1専用CO2マガジンです。
本体はダイキャスト製で、およそ550gと、なかなかの重量がありますね。
装弾数は実銃の32発を大きく上回る50発で、マガジンフォロワーを目一杯下げて、スリットが広くなっている部分から給弾する作りになっています。
CO2 12g カートリッジをセットするには、まず付属の六角レンチでマガジン底部のフタを外します。
然る後、弊社にて絶賛販売中の[ PUFF DINO ] CO2 12g カートリッジを、画像の向きでマガジンに挿入し、先に外したフタを元通り締め込みます。
締め込む過程で、「シュッ」というガス漏れの音がしますが、これはすぐに止まります。
また、音が止まるところまで締め込めば充分ですので、極端に強く締めすぎないようにご注意ください。
※現在弊社にてセール中の、[ BATON airsoft ] CO2 12g カートリッジは、本製品には非対応となっておりますので、ご注意のほどをお願いいたします。
こちら、マガジンを挿入したM11A1の姿ですが、長いマガジンが突き出したことで、一気にサブマシンガンらしい雰囲気になりましたよね。
こちら、バックストラップ下部に見えるパーツは、マガジンキャッチレバーです。
このレバーを引き下げることでマガジンを抜き取ることが出来るのですが、本製品の場合はこの際に、ちょっとした注意が必要です。
こちらはマガジンの背面を写した画像で、中央やや左に見える窪みが、マガジンキャッチレバーと噛み合う部分です。
レバーを引き下げることでこの噛み合いが解け、マガジンを抜き取ることが出来るわけですが、この際、レバーを放した状態で抜こうとすると、画像右下の放出バルブの突起に、マガジンキャッチレバーが引っかかってしまうのです。
ちょっとややこしい説明で申し訳ないのですが、つまりは、マガジンを抜き取る際、最後にもう一度マガジンキャッチレバーを引き下げる必要があるということですね。
さて最後に、気になる実射性能についてご説明いたしましょう。
まずセミオートモードを試すと、CO2 GBBならではの切れの良いブローバックと、鋭いリコイルが楽しめるのですが、弾道がやや安定性に欠けていました。
M11A1は実銃同様のオープンボルト方式を採っているので、命中精度の面では不利なんですよね。
また、固定ホップ式ということもあり、0.2gのBB弾ではホップの掛かりが強すぎる印象なので、0.25g弾の使用をお勧めいたします。
次に、肝心要のフルオートモードですが、M11A1の名に違わぬ凄まじい回転速度で、笑ってしまうくらい強烈なリコイルが手首に襲い掛かります。
抽象的ではありますが、発射音が「ダダダダダッ!」ではなく、「ダーーーッ!」という感じになりますからね。
何しろ銃本体が暴れまくるので、弾道もそれなりに散らばるのですが、しっかりホールドして撃てば、15m付近のマンシルエットに集弾させることは充分可能でした。
尚、本製品はフルオートモードの場合、30発前後を発射したところで動作が止まるのですが、これはCO2カートリッジが空になったわけではありません。
上述のような凄まじいハイサイクルは、CO2ガスを一気に噴出することで実現しているので、カートリッジが急速に冷えてしまい、液化ガスが気化出来なくなる現象が起こります。そのため、ボルトをブローバックさせるだけの圧力が生み出せなくなるのです。
キンキンに冷えたマガジンが常温に戻れば、残った20発前後をフルオートで撃ち切ることが可能で、同様の手順を繰り返すことにより、12g CO2カートリッジ1本で、60発前後を気持ちよく撃つことが出来ました。
ちなみに、セミオートモードでの連続発射数を試したところ、1秒に2発程度の速さで撃った場合、初弾は80m/s前後だった初速が徐々に低下し、30発目で60m/sまで低下したところで、動作不能に。
1分ほど経ってテストを再開したところ、75m/s程度まで回復した31発目の初速が徐々に低下しながらも、最終弾までをしっかり撃ち切ることが出来、最終的には70発を発射(ブローバック)することが出来ました。
以上のテストから、WELL製M11A1の燃費は、途中で休ませるという条件付きで、CO2 12g カートリッジ1本につき60~70発程度。
理想的な運用方法としては、複数のマガジンを用意し、25発程度撃つたびにマガジンを交換して、ローテーションさせるといったところでしょう。
おそらく真夏の環境下であれば、条件も変わって来るかと思いますが、梅雨寒のこの時期でのテスト結果は上記の通りですので、参考にしていただければ幸いです。
ハンドガン並みのコンパクトさでありながら、恐るべき瞬間火力の高さを誇るCO2 GBBサブマシンガン、WELL M11A1(樹脂レシーバー)。
お値段も13,800円(税抜)と比較的手ごろですので、夢の2挺拳銃フルオートを実現するのも有りではないでしょうか!?
今なら即納品のご用意もありますので、この機会に是非、弊社にてお買い求めくださいませ!
[ WELL ] M11A1 CO2GBB ( 樹脂レシーバー )【初速・動作確認済】 13,800円(税別)
[ WELL ] M11A1 CO2GBB 用 CO2 マガジン【ガス漏れ確認済み】 4,190円(税別)
せっかくの3連休だというのに、全国的に今ひとつの天候で残念な限りですね~。
この時期にしては気温も低めで、機種によってはガスブローバックの調子も振るわないことと思いますが、こんな時でも元気よくガンガン動いてくれるのが、CO2 GBBの楽しいところですよね。
そんなわけで、本日は先ごろ待望の入荷を果たしました、WELL製M11A1 CO2GBB(樹脂レシーバー) の新製品レポートをお届けいたします。
お客様に安心してお使いいただくため、WELL社に樹脂レシーバーでの生産を別注したスペシャルモデルがどんな製品なのかを、以下にご覧いただきましょう。
ストックを折りたたんだ状態の全長が25cm弱というサイズ感から、SMGというよりもマシンピストルといった趣が強いコンパクトサブマシンガン、M11A1。
様々な映画や漫画、ゲームなどに登場していますが、「イングラム」や、「MAC11(マックイレブン)」といった呼称の方がなじみ深いかもしれませんね。
実銃は380ACPという小型拳銃用の弾丸を使用しますが、パワー控えめな弾とはいえ、秒間20発を超えるサイクルで撃ち込まれたのではたまったもんじゃありません。
もっとも、相当なじゃじゃ馬だけに、狙った的に正確な命中弾を送り込むのは難しいでしょうし、あっという間にマガジンが空になるわけですから、かなり限定された状況でのみ威力を発揮する、最後の武器的な銃と言えるでしょうね。
と、実銃の話しはこれくらいにして、WELLのM11A1を見て参りましょう。
フロントサイトは1発成形の別パーツで、鉄板をプレスで打ち抜いた実銃サイトの雰囲気を良く再現しています。
リアサイトもご覧の通り、ただの板に丸穴が開いているだけというシンプルさで、この銃の性格を如実に物語っていますね。
何しろサイトピクチャーはこんな感じですからね(汗)
これで精密射撃をしようと言っても、なかなかに難しいものがあります。
アッパーレシーバー上に載っている筒状のパーツは、コッキングハンドルです。これを後方に引くことでボルトを後退位置に固定し、激発の準備を行うのですが、コッキングハンドルがボルトと直結しており、射撃時には勢いよく前後に動くので、サポートハンドの置き所には注意が必要です。
レシーバー前方に突き出したアウターバレルの付け根部分には、サプレッサー取り付け用のネジが切られています。
今のところ、サプレッサーを別売する予定はありませんが、他メーカーのM11用サプレッサーが装着出来るかもしれないので、お持ちの方は是非お試しくださいませ。
また、アウターバレルとレシーバーとの間には、360度自由に回転するスゥイベルプレートが挟み込まれています。
ここにストラップを取り付け、射撃時にサポートハンドで握ることで、リコイルを抑え込むわけですね。純正品は用意されていないのですが、手芸用品店で適当なナイロンベルトを調達すれば、立派に機能するものが作れます。シンプルにパラコードを結び付けても良いかもしれませんね。
レシーバー右側、トリガーの前方に設けられたつまみは、セーフティレバーです。
トリガーフィンガーで操作出来ないこともないのですが、SAFEモードに切り替える際、指が滑ってトリガーを引いてしまいそうなので、注意が必要でしょう。
尚、アッパーレシーバーに見える白いナンバリングは、個体ごとに異なっているので、シリアルナンバーと思われます。
グリップとレシーバー、また、グリップとトリガーガードの接合部分に、溶接痕がしっかりモールドされている芸の細かさも嬉しいところです。
レシーバー左側に設けられたセレクターレバーを180度回すことで、フル、セミオートの発射モードが切り替えられます。
AR15シリーズのセレクターレバーと非常に良く似ていますが、操作性を突き詰めると、この形に行き着くのかもしれませんね。
エジェクションポートから覗く閉鎖状態のボルト表面には、いかにも動きそうなエキストラクターのモールドが刻まれています。
これはM11A1(M11)だけの特徴なので、外観が非常に良く似たM10との分かりやすい相違点です。
グリップを兼ねた、マガジンハウジング後方に取り付けられたバックストラップは、実銃同様の繊細な滑り止めモールドが施されており、柔らかい手触りが楽しめます。
全体に実銃の雰囲気を良く再現している本製品なのですが、それだけにマガジンハウジング右側表面に残った、金型の突き出しピン跡と思われる3か所の窪みが残念でなりません。
窪みに瞬間接着剤を盛り付け、硬化後に表面を均して塗装することで、綺麗に消すことが出来はしますが、誰もが簡単に行える作業ではありませんからね。
ここはメーカーさんに、もう少し気をつかっていただきたいところでした。
ここで、特徴的なフォールディングストックの展開方法をご覧いただきましょう。
まず、上方に跳ね上げられたワイヤー部分を振り下ろすように開きます。
しかる後、ストック基部のヒンジ上に見えるロックピンを押し込んで、ワイヤー部分を固定します。
次に、ロアーレシーバー後方下面に設けられたロックボタンを押し込みながら、ストック部分を後方に引き出すことで・・・
ご覧のようにフォールディングストックが展開されます。
小柄な本体から結構なサイズのストックが出て来るのは、ちょっと圧巻ですね。
ただこのストック、頬付けしてサイトを覗き込むようには作られておらず、ワイヤー部分を腕の付け根あたりに押し当てて、フルオートの反動を抑え込むためのデザインになっているのです。
とはいえ、本製品のストックは亜鉛ダイキャスト製ですから、あまり負荷をかけるとポッキリと折れる危険性があります。
トイガンであることをお忘れなきよう、くれぐれもお願いいたしますね。
ちなみに、上述のロックボタンを押し込みつつ、さらにストックを引き出すと、銃本体からストックを取り外すことが出来ます。
こうなるともはやハンドガンといった雰囲気ですが、ストックの重量が無くなった分、手首に感じるリコイルはより激しいものになりますので、本製品においては、こうして楽しむのも充分にアリだと思います。
こちらは、本体に付属するWELL製M11A1専用CO2マガジンです。
本体はダイキャスト製で、およそ550gと、なかなかの重量がありますね。
装弾数は実銃の32発を大きく上回る50発で、マガジンフォロワーを目一杯下げて、スリットが広くなっている部分から給弾する作りになっています。
CO2 12g カートリッジをセットするには、まず付属の六角レンチでマガジン底部のフタを外します。
然る後、弊社にて絶賛販売中の[ PUFF DINO ] CO2 12g カートリッジを、画像の向きでマガジンに挿入し、先に外したフタを元通り締め込みます。
締め込む過程で、「シュッ」というガス漏れの音がしますが、これはすぐに止まります。
また、音が止まるところまで締め込めば充分ですので、極端に強く締めすぎないようにご注意ください。
※現在弊社にてセール中の、[ BATON airsoft ] CO2 12g カートリッジは、本製品には非対応となっておりますので、ご注意のほどをお願いいたします。
こちら、マガジンを挿入したM11A1の姿ですが、長いマガジンが突き出したことで、一気にサブマシンガンらしい雰囲気になりましたよね。
こちら、バックストラップ下部に見えるパーツは、マガジンキャッチレバーです。
このレバーを引き下げることでマガジンを抜き取ることが出来るのですが、本製品の場合はこの際に、ちょっとした注意が必要です。
こちらはマガジンの背面を写した画像で、中央やや左に見える窪みが、マガジンキャッチレバーと噛み合う部分です。
レバーを引き下げることでこの噛み合いが解け、マガジンを抜き取ることが出来るわけですが、この際、レバーを放した状態で抜こうとすると、画像右下の放出バルブの突起に、マガジンキャッチレバーが引っかかってしまうのです。
ちょっとややこしい説明で申し訳ないのですが、つまりは、マガジンを抜き取る際、最後にもう一度マガジンキャッチレバーを引き下げる必要があるということですね。
さて最後に、気になる実射性能についてご説明いたしましょう。
まずセミオートモードを試すと、CO2 GBBならではの切れの良いブローバックと、鋭いリコイルが楽しめるのですが、弾道がやや安定性に欠けていました。
M11A1は実銃同様のオープンボルト方式を採っているので、命中精度の面では不利なんですよね。
また、固定ホップ式ということもあり、0.2gのBB弾ではホップの掛かりが強すぎる印象なので、0.25g弾の使用をお勧めいたします。
次に、肝心要のフルオートモードですが、M11A1の名に違わぬ凄まじい回転速度で、笑ってしまうくらい強烈なリコイルが手首に襲い掛かります。
抽象的ではありますが、発射音が「ダダダダダッ!」ではなく、「ダーーーッ!」という感じになりますからね。
何しろ銃本体が暴れまくるので、弾道もそれなりに散らばるのですが、しっかりホールドして撃てば、15m付近のマンシルエットに集弾させることは充分可能でした。
尚、本製品はフルオートモードの場合、30発前後を発射したところで動作が止まるのですが、これはCO2カートリッジが空になったわけではありません。
上述のような凄まじいハイサイクルは、CO2ガスを一気に噴出することで実現しているので、カートリッジが急速に冷えてしまい、液化ガスが気化出来なくなる現象が起こります。そのため、ボルトをブローバックさせるだけの圧力が生み出せなくなるのです。
キンキンに冷えたマガジンが常温に戻れば、残った20発前後をフルオートで撃ち切ることが可能で、同様の手順を繰り返すことにより、12g CO2カートリッジ1本で、60発前後を気持ちよく撃つことが出来ました。
ちなみに、セミオートモードでの連続発射数を試したところ、1秒に2発程度の速さで撃った場合、初弾は80m/s前後だった初速が徐々に低下し、30発目で60m/sまで低下したところで、動作不能に。
1分ほど経ってテストを再開したところ、75m/s程度まで回復した31発目の初速が徐々に低下しながらも、最終弾までをしっかり撃ち切ることが出来、最終的には70発を発射(ブローバック)することが出来ました。
以上のテストから、WELL製M11A1の燃費は、途中で休ませるという条件付きで、CO2 12g カートリッジ1本につき60~70発程度。
理想的な運用方法としては、複数のマガジンを用意し、25発程度撃つたびにマガジンを交換して、ローテーションさせるといったところでしょう。
おそらく真夏の環境下であれば、条件も変わって来るかと思いますが、梅雨寒のこの時期でのテスト結果は上記の通りですので、参考にしていただければ幸いです。
ハンドガン並みのコンパクトさでありながら、恐るべき瞬間火力の高さを誇るCO2 GBBサブマシンガン、WELL M11A1(樹脂レシーバー)。
お値段も13,800円(税抜)と比較的手ごろですので、夢の2挺拳銃フルオートを実現するのも有りではないでしょうか!?
今なら即納品のご用意もありますので、この機会に是非、弊社にてお買い求めくださいませ!
[ WELL ] M11A1 CO2GBB ( 樹脂レシーバー )【初速・動作確認済】 13,800円(税別)
[ WELL ] M11A1 CO2GBB 用 CO2 マガジン【ガス漏れ確認済み】 4,190円(税別)