【究極のAPSライフル】 APSCHUTZ 流速☆極
2018年 APS カップ東京本大会において、ライフルオープンサイトクラス優勝&グランドチャンピオンを獲得し、精度日本一に輝いた 『 APS-2 流速☆極 』
あれから 2年、2020シーズンに向けてさらなるカスタムを施工、ANSCHUTZ 1913 ストックを装着しました!
APS-2 流速☆極 + ANSCHUTZ 1913 ストック ということで、
エアソフトガンの APS-2 を実ストックに装着するとき、一番の問題となるのはマガジンです。ウッドストックだとマガジンの部分を掘ったりするのですが、アルミストックの切削は大変ですし、アンシュッツ 1913 ストック はアルミ鋳造で、穴を開けると強度が心配なので( 現行の 1918 ストックは鍛造 )、チューブラーマガジンに変更しました。
チューブラーマガジンは蔵前公房舎のAPS-1用を加工。マガジンとレシーバーの接続部はワンオフ製作し、チャンバーを回転させて装着しています。ムーバー競技が試射を含めて 22発なので、発射可能装弾数は 24発としました。
APS-2 のトリガーボックス部分はそのままボルトオンというわけにはいかないので、ストック内部を切削してあります。位置は APS-2 のコッキングハンドルがストックの切り欠きに合う位置で掘りましたが、アンシュッツ 1913 ストック は思ったよりも切削が少なくて済みました。
しかし、コッキングハンドル位置で合わせると、トリガー位置がグリップに近すぎるので、のちほどトリガーを作り直します ( 実ストックはグリップ位置をアジャストできますが、これで一番後ろに下げた状態 )。
もう一ヵ所、エアソフトガンと実銃の構造の違いで問題になるのがチークパッド。エアソフトガンはピストンをコッキングしなくてはならないのでボルトからチークパッドまでの距離が足りないのです。
なので、本来 2本あるチークパッドの足を 1本外し後ろに下げ、チークパッド裏面と基部を削り、さらに、APS-2 のボルト後部まで削って、ようやくコッキングできるようになりました。
前述のグリップ、チークパッドと並んで、パッドプレートを自由にアジャストできるのは実ストックならではのメリットです。
まあ、一度、位置が決まってしまえば動かすことはほとんどないので、蔵前公房舎のアルミストックでも自分に合わせて加工して調整しておけば問題ありません。
これは前からやっていたことですが、私の APS-2 はフロントサイトを 2つ付けてます。ブルズアイとプレートはフロントの可変インサートで穴径を調節して対応しますが、ムーバーは空中に狙いを定めなければならないので、ピープサイトでは無理があります… なので、集光サイトを追加してムーバー対策としているのです。
……もともと、ピープサイト(マイクロサイト)は黒丸のブルズアイを撃つためのものですから、白いプレートやムーバーを狙うのはかなり辛いんです( 実銃でもランニングターゲットはスコープを使いますし )。
このストックはかなり重いので、銃の重さは 4.4kg になったのですが、持つと重心が後ろよりで前が軽すぎました。エアソフトガンのアウターバレルは中空ですから、実銃に比べれば前が軽くなるのは必然なのです。
なので、バイポッドに 240g のウェイトを装着して前後バランスを合わせ、最終的に 4.7kg になりました。サバゲの銃として考えると重いと思うでしょうが、精密射撃ではトリガープルやリコイルで ( エアソフトガンの場合はピストンの前進 ) 銃がブレないようにある程度の重さは必要なのです。私のエアライフル 『 ファインベルクバウ 800X 』 も 4.7kg なので、ちょうどいい重さに仕上がりました。
2月 22日の蔵前 APS 週末会 点取りでのブルズアイの結果です。下と右に外した着弾が多いのは、前述のようにトリガーが近すぎるので指を巻き込んでいてガク引きしてしまったためであり、性能的には前と変わらず、インナー 10点圏の 100点を出せる集弾性があります。
以上、APSCHUTZ 流速☆極 は、Gunsmith BATON APS カップ競技銃チューン担当のナベが製作しました。これで APS-2 を アンシュッツ 1913 ストック に載せることは可能と分かりましたので、この組み合わせで銃本体とストックをお持ち込みでしたら、工賃 6万円~(税別) [ チューブラーマガジンとトリガー移設(※)のパーツ代含む ] で承ります。
※トリガー移設は蔵前公房舎 ステンレストリガーの場合です。ノーマルトリガーは強度不足で加工できません。
※ 6万円で APSCHUTZ 流速☆極 と同じ形になるわけでなく、6万円は APS-2 を 1913 ストックに載せる加工工賃です。銃とストックの組み合わせが違うと(例えば TYPE 96 と アンシュッツ 1913 ストックとか、APS-2 と アンシュッツ 1918 ストックとか)、加工方法を考案することから始めなければならないので、他の組み合わせの場合は工賃 9万円~(税別) とさせていただきます。また、出来るかどうかは現物を見ないと判断できないので、現物を見てからお断りする場合もあり得ます。
APS カップ競技銃のワンオフカスタム・ワンオフチューンにご興味がある方は、弊社、ナベまでご相談ください。
PS.
……正直、実ストックを付けたところで、ボルトオンの蔵前公房舎アルミストックと実射性能は変わらないわけであり、ただの 盆栽カスタム です (;^ω^)
なんで私がこれをしようと思ったかというと、実は私の SB ( スモールボアライフル : 22LR ) が、まさにこの ANSCHUTZ 1913 なのですよ!
なので、アンシュッツ 1913 ストック の中古が出ているのを見つけて衝動買いしてしまい、シャチョー特権で社員に申し付けて、2ヶ月もかけてアプシュッツを造らせた次第です (^^ゞ
では、APSライフルシューターのみなさま、『 3月 28日 (土) JASG 主催 すみだ公式記録会ライフルクラス』でお会いしましょう ノシ
あれから 2年、2020シーズンに向けてさらなるカスタムを施工、ANSCHUTZ 1913 ストックを装着しました!
APS-2 流速☆極 + ANSCHUTZ 1913 ストック ということで、
( アプシュッツ )
『 APSCHUTZ 流速☆極 』
『 APSCHUTZ 流速☆極 』
と命名しました(^_-)-☆
エアソフトガンの APS-2 を実ストックに装着するとき、一番の問題となるのはマガジンです。ウッドストックだとマガジンの部分を掘ったりするのですが、アルミストックの切削は大変ですし、アンシュッツ 1913 ストック はアルミ鋳造で、穴を開けると強度が心配なので( 現行の 1918 ストックは鍛造 )、チューブラーマガジンに変更しました。
チューブラーマガジンは蔵前公房舎のAPS-1用を加工。マガジンとレシーバーの接続部はワンオフ製作し、チャンバーを回転させて装着しています。ムーバー競技が試射を含めて 22発なので、発射可能装弾数は 24発としました。
APS-2 のトリガーボックス部分はそのままボルトオンというわけにはいかないので、ストック内部を切削してあります。位置は APS-2 のコッキングハンドルがストックの切り欠きに合う位置で掘りましたが、アンシュッツ 1913 ストック は思ったよりも切削が少なくて済みました。
しかし、コッキングハンドル位置で合わせると、トリガー位置がグリップに近すぎるので、のちほどトリガーを作り直します ( 実ストックはグリップ位置をアジャストできますが、これで一番後ろに下げた状態 )。
もう一ヵ所、エアソフトガンと実銃の構造の違いで問題になるのがチークパッド。エアソフトガンはピストンをコッキングしなくてはならないのでボルトからチークパッドまでの距離が足りないのです。
なので、本来 2本あるチークパッドの足を 1本外し後ろに下げ、チークパッド裏面と基部を削り、さらに、APS-2 のボルト後部まで削って、ようやくコッキングできるようになりました。
前述のグリップ、チークパッドと並んで、パッドプレートを自由にアジャストできるのは実ストックならではのメリットです。
まあ、一度、位置が決まってしまえば動かすことはほとんどないので、蔵前公房舎のアルミストックでも自分に合わせて加工して調整しておけば問題ありません。
これは前からやっていたことですが、私の APS-2 はフロントサイトを 2つ付けてます。ブルズアイとプレートはフロントの可変インサートで穴径を調節して対応しますが、ムーバーは空中に狙いを定めなければならないので、ピープサイトでは無理があります… なので、集光サイトを追加してムーバー対策としているのです。
……もともと、ピープサイト(マイクロサイト)は黒丸のブルズアイを撃つためのものですから、白いプレートやムーバーを狙うのはかなり辛いんです( 実銃でもランニングターゲットはスコープを使いますし )。
このストックはかなり重いので、銃の重さは 4.4kg になったのですが、持つと重心が後ろよりで前が軽すぎました。エアソフトガンのアウターバレルは中空ですから、実銃に比べれば前が軽くなるのは必然なのです。
なので、バイポッドに 240g のウェイトを装着して前後バランスを合わせ、最終的に 4.7kg になりました。サバゲの銃として考えると重いと思うでしょうが、精密射撃ではトリガープルやリコイルで ( エアソフトガンの場合はピストンの前進 ) 銃がブレないようにある程度の重さは必要なのです。私のエアライフル 『 ファインベルクバウ 800X 』 も 4.7kg なので、ちょうどいい重さに仕上がりました。
2月 22日の蔵前 APS 週末会 点取りでのブルズアイの結果です。下と右に外した着弾が多いのは、前述のようにトリガーが近すぎるので指を巻き込んでいてガク引きしてしまったためであり、性能的には前と変わらず、インナー 10点圏の 100点を出せる集弾性があります。
以上、APSCHUTZ 流速☆極 は、Gunsmith BATON APS カップ競技銃チューン担当のナベが製作しました。これで APS-2 を アンシュッツ 1913 ストック に載せることは可能と分かりましたので、この組み合わせで銃本体とストックをお持ち込みでしたら、工賃 6万円~(税別) [ チューブラーマガジンとトリガー移設(※)のパーツ代含む ] で承ります。
※トリガー移設は蔵前公房舎 ステンレストリガーの場合です。ノーマルトリガーは強度不足で加工できません。
※ 6万円で APSCHUTZ 流速☆極 と同じ形になるわけでなく、6万円は APS-2 を 1913 ストックに載せる加工工賃です。銃とストックの組み合わせが違うと(例えば TYPE 96 と アンシュッツ 1913 ストックとか、APS-2 と アンシュッツ 1918 ストックとか)、加工方法を考案することから始めなければならないので、他の組み合わせの場合は工賃 9万円~(税別) とさせていただきます。また、出来るかどうかは現物を見ないと判断できないので、現物を見てからお断りする場合もあり得ます。
APS カップ競技銃のワンオフカスタム・ワンオフチューンにご興味がある方は、弊社、ナベまでご相談ください。
PS.
……正直、実ストックを付けたところで、ボルトオンの蔵前公房舎アルミストックと実射性能は変わらないわけであり、ただの 盆栽カスタム です (;^ω^)
なんで私がこれをしようと思ったかというと、実は私の SB ( スモールボアライフル : 22LR ) が、まさにこの ANSCHUTZ 1913 なのですよ!
なので、アンシュッツ 1913 ストック の中古が出ているのを見つけて衝動買いしてしまい、シャチョー特権で社員に申し付けて、2ヶ月もかけてアプシュッツを造らせた次第です (^^ゞ
では、APSライフルシューターのみなさま、『 3月 28日 (土) JASG 主催 すみだ公式記録会ライフルクラス』でお会いしましょう ノシ