ETAP-2 その5
RCPで1時間休憩後、小栗さんとシンヨさんはとっくに出ているので、また一人となって出発。「今度こそ、オンコース!」って思ってルートマップとにらめっこしていたんですけど、またもやロスト(自分の位置を見失うこと)…
同じくロストしているらしい、モンゴルドライバー運転のオレンジ色のピックアップとともに右往左往。同じ競技に出ているピックアップトラックと自分のバイクが正面からすれ違うこともあるぐらい、2台で迷走していたんです
ルートマップには「砂漠の小さなGS?」って書いてあったので、なにか人工物があるに違いないと思って、とりあえず、地平線の彼方に見える白い突起を目指して走りました。本当に草原で遥か彼方まで見渡せるので、突起を見つけてからもかなり走らないと近づかなかったです。…で、近づいてみたらゲルだったんですけど、どうみてもルートマップとは一致しない。
この走行もピストはなく、キャメルグラスやクラックを避けながら、3速から4速でたらたらと走っていきます。「さっき、オンコースを逃すまいと決意したのに、俺はなんてナビゲーションが悪いんだ…」って落ち込んでいたんですけど、実はこのミスコースが天佑だったんです
RCPを出発するとき、モンゴル人のスタッフさんに「この先、大きな水たまりがあるから、避けられたら避けたほうがいいよ」って言われていたんです。

“水たまり”って言ったから、「ピスト上に大きめの水があるのかな?」って思ってたんですけど、実は延々と続く、沼のような湿地帯でした w(*゚o゚*)w
(これは別にモンゴル人スタッフさんは悪くないですよ。きっと「湿地帯」とか「沼地」っていう日本語の単語を知らなかっただけだし、自己責任の競技中なのですから、こうして警告してくれただけでもありがたい話です ('-'*)アリガト♪ )
あとで小栗さんに聞いたら、「怖かったぁ! アクセルを開けても戻しても埋まるから、ずーっとハーフスロットルで何kmも我慢して走ったんだぜ。引き返してルートを変えようにも、戻りたくてももう戻れない。どこまで沼地が続くのかも分からないし、涙出そうだったよ…」って言っていました。あの小栗さんが泣きを入れるぐらいです
上の写真はAPIOさんのブログから。APIOのカイチョーさんのジムニーが沼地でどっぷりハマってます。そこを通過したライダーからは、「沼地で助けるクルマも近づけないから牽引も出来ないし、あのジムニーは脱出不可能だろうな…」って聞きました。そのぐらいひどい沼地だったんです。
※APIOカイチョーさんは翌日、自力で帰って来ました。カイチョーさんは御年60歳を超えていると思うんですけど、泥を掘って硬い地面を出して前に進む、という作業を数百メートル、夜中ずーっと続けて脱出したそうです。そうやってあきらめずに帰ってくる精神力恐るべし!
そんな湿地帯を、自分はミスコースしたことによりパスしていたんですよ。ホント助かったぁ
そしてちなみに、シンヨさんも同じくミスコースして沼地を回避していました。

写真奥の山の麓のほう、ホコリが立っているのがオンコース。自分もその砂埃を見ていたんですけど、すでに大きくミスコースしていたから、オンコースに戻るよりも、GPSポイントを目指したことが幸いしたんです。
災い転じて福となす、というかこのミスコースは本当にラッキー、ビギナーズラック以外のなにものでもありません
同じくロストしているらしい、モンゴルドライバー運転のオレンジ色のピックアップとともに右往左往。同じ競技に出ているピックアップトラックと自分のバイクが正面からすれ違うこともあるぐらい、2台で迷走していたんです

ルートマップには「砂漠の小さなGS?」って書いてあったので、なにか人工物があるに違いないと思って、とりあえず、地平線の彼方に見える白い突起を目指して走りました。本当に草原で遥か彼方まで見渡せるので、突起を見つけてからもかなり走らないと近づかなかったです。…で、近づいてみたらゲルだったんですけど、どうみてもルートマップとは一致しない。
またも諦めて、次のGPSポイントを目指すCAP走行に切り替えましたorz
この走行もピストはなく、キャメルグラスやクラックを避けながら、3速から4速でたらたらと走っていきます。「さっき、オンコースを逃すまいと決意したのに、俺はなんてナビゲーションが悪いんだ…」って落ち込んでいたんですけど、実はこのミスコースが天佑だったんです

RCPを出発するとき、モンゴル人のスタッフさんに「この先、大きな水たまりがあるから、避けられたら避けたほうがいいよ」って言われていたんです。
その水たまりがコレ↓

“水たまり”って言ったから、「ピスト上に大きめの水があるのかな?」って思ってたんですけど、実は延々と続く、沼のような湿地帯でした w(*゚o゚*)w
(これは別にモンゴル人スタッフさんは悪くないですよ。きっと「湿地帯」とか「沼地」っていう日本語の単語を知らなかっただけだし、自己責任の競技中なのですから、こうして警告してくれただけでもありがたい話です ('-'*)アリガト♪ )
あとで小栗さんに聞いたら、「怖かったぁ! アクセルを開けても戻しても埋まるから、ずーっとハーフスロットルで何kmも我慢して走ったんだぜ。引き返してルートを変えようにも、戻りたくてももう戻れない。どこまで沼地が続くのかも分からないし、涙出そうだったよ…」って言っていました。あの小栗さんが泣きを入れるぐらいです

上の写真はAPIOさんのブログから。APIOのカイチョーさんのジムニーが沼地でどっぷりハマってます。そこを通過したライダーからは、「沼地で助けるクルマも近づけないから牽引も出来ないし、あのジムニーは脱出不可能だろうな…」って聞きました。そのぐらいひどい沼地だったんです。
※APIOカイチョーさんは翌日、自力で帰って来ました。カイチョーさんは御年60歳を超えていると思うんですけど、泥を掘って硬い地面を出して前に進む、という作業を数百メートル、夜中ずーっと続けて脱出したそうです。そうやってあきらめずに帰ってくる精神力恐るべし!
そんな湿地帯を、自分はミスコースしたことによりパスしていたんですよ。ホント助かったぁ

写真奥の山の麓のほう、ホコリが立っているのがオンコース。自分もその砂埃を見ていたんですけど、すでに大きくミスコースしていたから、オンコースに戻るよりも、GPSポイントを目指したことが幸いしたんです。
災い転じて福となす、というかこのミスコースは本当にラッキー、ビギナーズラック以外のなにものでもありません

この記事へのコメント
なんというかもう・・・
ラリーって今までよく知らなかったんですが、
ただ不整地を早く走るだけの競技じゃないんですねー
まるで開拓時代の移住者のようだ・・・
でもハードだから面白いんでしょうねー
いいなー やってみたいなー
沼地のような水溜りでも景色はきれいですね・・・
;Φ∀Φ)
APIOカイチョーさん曰く、スタックからの脱出で過ごした夜、「星のキレイさは、いままで見たなかでも格別だったなぁ!」だそうですよ。
…もちろん、足元は泥。誰一人いない真っ暗の中その泥をひたすら掻くという気の遠くなるような作業を、一晩中、続けたわけです ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ