電動ガンお手入れのススメ!
皆様こんにちは! Gunsmithバトンです。新年度になり「サバイバルゲームに新規参戦!」や「久々に復帰してみようかな~」なんて方々を多く見かけるようになりました。今回はそんな方々向けに『分解を必要としない電動ガンの正しいお手入れの方法』をご紹介しようと思います。これを覚えてアナタの愛銃をフレッシュに保ちましょう!

1) クリーニングロッド
2) ウエスやガーゼ ※ティッシュはバレル内でボロボロになり余計なゴミを増やしてしまう可能性があるのでNG
3) シリコンスプレー
4) 眼を保護する為のアイウェア(バレル内を目視確認するため)
5) ペンライト等
6) サインペン
7) エアダスター
1) 外装の掃除
まずは外装やマガジンハウジング等のホコリ掃除。「外側なんだから大丈夫じゃないの?」と油断してはいけません。外装に溜まったホコリ等は放っておくとちょっとした隙間から内部に侵入してきます。
また、ハウジング内やHOPダイヤル周りの汚れは見落としがちな上に、チャンバーに近いことから直接内部に悪影響を及ぼしやすい部分ですので忘れずに。ここで活躍するのがエアダスター。軽いホコリはこれで吹き飛ばしてしまいましょう。エアダスターはアキバ店近辺ならPCを取り扱うショップで購入できるかと思います。後はお近くのホームセンターとかでしょうか。簡単に手に入るものですので是非用意していだければと思います。


2) ゼロHOPにしてバレル内を目視確認
外装がスッキリしたところでさっそくバレルを…と、逸る気持ちをグッと抑えてまず準備です。HOPを掛けっぱなしの場合最弱(ゼロHOP状態)にし、バレル内を目視で確認します。安全を確認してから、給弾口からライトで光を当て、銃口からバレル内を確認しましょう。
※勿論ですが、万が一に備えて眼の保護をし、バッテリーは繋がずキチンとセーフティが掛かってるのを確認してからです!(TOP等エアコッキングでも撃てる機種がありますからね)
バレル内はとてもデリケートな部分ですので、ここでキチンと『自分の手に負える』状態かを確認し判断します。なかなか珍しいことなのかもしれませんが、汚れの度合によってはオーバーホールが必要な場合もあります。今回は分解せずにメンテナンスをする方法のご紹介ですので、この時点で分解が必要と判断されましたら無理はせず、ここで思いとどまって下さい。
3) クリーニングロッドをどこまで挿し込めるかを確認
さあ、後はロッドにウエスだのを付けて突っ込むだけ! …と思っているそこのアナタ! まだです。焦りは禁物なのがバレルクリーニングなのです。
次はお手持ちのクリーニングロッドをどこまで挿し込めるのかの確認です。掃除するならガッツリ入るところまで差し込むのでは?と思われる方が多いのではないでしょうか。ではガッツリ挿し込んだ先にあるものは…そう、チャンバーですね。チャンバーも勿論掃除できればいいのでしょうが、今回の方法ですと逆にトラブルの原因になってしまう可能性があるのです。例えば、思い切り差し込んだウエス等がパッキンのリップを巻き込んでしまったりすると弾道の不安定化や弾詰まり等の原因となります。最悪、破損に直結するようなトラブルを引き起こしかねないので、実際に作業する前の確認と準備はとても大切なのです。
では、その方法ですが、まず何も付けていないクリーニングロッドを銃口から挿し込みます。この時に給弾口から覗いてロッドの先端が少し見えるところで止めてロッドにペンで印を付けます。

見辛い写真で申し訳ありません…給弾口にロッドの黒い先端が見えますでしょうか? これ位の所で印を付けます。


何故2つ印を付けたかと言いますと、1つ目の印は差し込める限界の位置を示したもの。2つ目は先端がパッキン手前辺りに届くまでの位置を示したものとなります。つまり、パッキンにかからないバレル部分のみを掃除出来る長さを示しているわけです。
3)ウエス(ガーゼ)の取り付け
ここでやっとロッドにウエス等を取り付けるのですがここでもいくつかの注意点があります。今回はウエスを取り付けるのですが、ガーゼ等でも手順は基本的に同じです。
まずサイズなのですが大体10mm×50mm位あれば十分です。
切り取ります。これを半分に折り、ロッドのリングに挿入して取り付けます。ただ挿し込むだけです。
こんなかんじです。巻きつけるように付けると余計に太くなってしまうので注意。
で、これを早速挿入!…するにはまだ早いです。繰り返しますがバレルクリーニングに焦りは禁物なのです。
とりあえずこの状態でバレルに少しだけ差し込んでみます。ここで少しでもキツイと感じたらウエスのを小さく切り取りなおして再度確認をして下さい。ここでキツイままクリーニングしてしまうとインナーバレルが回ってしまう可能性があるのです。くれぐれも無理はしないようにして下さいね!
4) バレルクリーニング開始!
さあ、ここで初めてバレルクリーニングの始まりです。
まず注意なのですがけっしてゴシゴシ擦る様に抜き差ししないで下さい! もしゴミが付いたままこれをしてしまうとバレル内部を傷つけてしまう恐れがあります!
では、肝心の挿入の方法ですが『一方方向に軽くねじりながらゆっくりと』です。この方法でまず手前に付けた印のところまで挿入します。
ここまで挿入しましたら一度引き抜くのですが、抜く際は『ねじらないで真っ直ぐゆっくりと』引き抜きます。抜きましたら少々勿体無いと思うでしょうが、ウエスを新しいものに交換しましょう。ゴミが付いたままのウエスで作業を繰り返しますと、結果的に先程注意したゴシゴシ擦ることと変わらなくなってしまいます。ウエスは惜しまず抜く度に交換しましょう。
それでは2回目の挿入なのですが、その前にウエスにシリコンスプレーを吹きます。


吹きましたら今度は挿し込める限界点の印近くまで挿入します。そう、パッキンに届くところまで挿し込むわけです。1回目と同様に『一方方向に軽くねじりながらゆっくりと』をお忘れなく。もしパッキン近くまで差し掛かって抵抗を感じるようでしたらそれ以上挿し込まず『真っ直ぐゆっくり』引き抜きましょう。しつこいようですが、絶対に無理をしてはいけません。
さて、ここで引き抜きましたらまたウエスを交換するのですが、この時点でウエスがまだ汚れているようでしたらキレイになるまでシリコンスプレーを吹いて挿入・引き抜きを繰り返します。
汚れがウエスに付着していないようでしたら仕上げの乾拭きを行います。この乾拭きは1回目に挿入したのと同じように手前の印の所までです。
お疲れ様でした、これで完了となります。簡単なようで意外と気を遣う部分が多かったですね。ですが、ポイントになる部分を一度覚えてしまえばけっして難しいことは無かったとおもいます。
因みになのですが、バレルクリーニングに関しては頻繁に行う必要はありません。というより、デリケートな部分ですので、むしろ頻繁に行うことはあまりオススメしません。ホコリが多かったゲームから帰ってきてからや、久々に引っ張り出した銃にしてあげるくらいが最適でしょう。
逆に頻繁に行って欲しいのは手順1で紹介しました外装の掃除です。これをキチンと行ってあげるだけで結構な効果がありますし、頻繁に愛銃を手にとってあげればそれだけ愛着も増すというものです。
さて、長くなってしまいましたがお付き合いありがとうございました。日頃からのお手入れを欠かさず、愛銃を常に最良のコンディションに保ちより良いサバゲーライフをお楽しみ下さい!
~ 必要なもの ~
1) クリーニングロッド
2) ウエスやガーゼ ※ティッシュはバレル内でボロボロになり余計なゴミを増やしてしまう可能性があるのでNG
3) シリコンスプレー
4) 眼を保護する為のアイウェア(バレル内を目視確認するため)
5) ペンライト等
6) サインペン
7) エアダスター
~ 手順 ~
1) 外装の掃除
まずは外装やマガジンハウジング等のホコリ掃除。「外側なんだから大丈夫じゃないの?」と油断してはいけません。外装に溜まったホコリ等は放っておくとちょっとした隙間から内部に侵入してきます。
また、ハウジング内やHOPダイヤル周りの汚れは見落としがちな上に、チャンバーに近いことから直接内部に悪影響を及ぼしやすい部分ですので忘れずに。ここで活躍するのがエアダスター。軽いホコリはこれで吹き飛ばしてしまいましょう。エアダスターはアキバ店近辺ならPCを取り扱うショップで購入できるかと思います。後はお近くのホームセンターとかでしょうか。簡単に手に入るものですので是非用意していだければと思います。
見落としがちなHOPダイヤル周り。
マガジンハウジング内はライトを使って要チェックです。
2) ゼロHOPにしてバレル内を目視確認
外装がスッキリしたところでさっそくバレルを…と、逸る気持ちをグッと抑えてまず準備です。HOPを掛けっぱなしの場合最弱(ゼロHOP状態)にし、バレル内を目視で確認します。安全を確認してから、給弾口からライトで光を当て、銃口からバレル内を確認しましょう。
※勿論ですが、万が一に備えて眼の保護をし、バッテリーは繋がずキチンとセーフティが掛かってるのを確認してからです!(TOP等エアコッキングでも撃てる機種がありますからね)
バレル内はとてもデリケートな部分ですので、ここでキチンと『自分の手に負える』状態かを確認し判断します。なかなか珍しいことなのかもしれませんが、汚れの度合によってはオーバーホールが必要な場合もあります。今回は分解せずにメンテナンスをする方法のご紹介ですので、この時点で分解が必要と判断されましたら無理はせず、ここで思いとどまって下さい。
3) クリーニングロッドをどこまで挿し込めるかを確認
さあ、後はロッドにウエスだのを付けて突っ込むだけ! …と思っているそこのアナタ! まだです。焦りは禁物なのがバレルクリーニングなのです。
次はお手持ちのクリーニングロッドをどこまで挿し込めるのかの確認です。掃除するならガッツリ入るところまで差し込むのでは?と思われる方が多いのではないでしょうか。ではガッツリ挿し込んだ先にあるものは…そう、チャンバーですね。チャンバーも勿論掃除できればいいのでしょうが、今回の方法ですと逆にトラブルの原因になってしまう可能性があるのです。例えば、思い切り差し込んだウエス等がパッキンのリップを巻き込んでしまったりすると弾道の不安定化や弾詰まり等の原因となります。最悪、破損に直結するようなトラブルを引き起こしかねないので、実際に作業する前の確認と準備はとても大切なのです。
では、その方法ですが、まず何も付けていないクリーニングロッドを銃口から挿し込みます。この時に給弾口から覗いてロッドの先端が少し見えるところで止めてロッドにペンで印を付けます。

見辛い写真で申し訳ありません…給弾口にロッドの黒い先端が見えますでしょうか? これ位の所で印を付けます。
更にこの位置から5mmほど引き抜いた所にも印を付けます。
こんなかんじで2つ印をつけます。
何故2つ印を付けたかと言いますと、1つ目の印は差し込める限界の位置を示したもの。2つ目は先端がパッキン手前辺りに届くまでの位置を示したものとなります。つまり、パッキンにかからないバレル部分のみを掃除出来る長さを示しているわけです。
3)ウエス(ガーゼ)の取り付け
ここでやっとロッドにウエス等を取り付けるのですがここでもいくつかの注意点があります。今回はウエスを取り付けるのですが、ガーゼ等でも手順は基本的に同じです。
まずサイズなのですが大体10mm×50mm位あれば十分です。
切り取ります。これを半分に折り、ロッドのリングに挿入して取り付けます。ただ挿し込むだけです。
こんなかんじです。巻きつけるように付けると余計に太くなってしまうので注意。
で、これを早速挿入!…するにはまだ早いです。繰り返しますがバレルクリーニングに焦りは禁物なのです。
とりあえずこの状態でバレルに少しだけ差し込んでみます。ここで少しでもキツイと感じたらウエスのを小さく切り取りなおして再度確認をして下さい。ここでキツイままクリーニングしてしまうとインナーバレルが回ってしまう可能性があるのです。くれぐれも無理はしないようにして下さいね!
4) バレルクリーニング開始!
さあ、ここで初めてバレルクリーニングの始まりです。
まず注意なのですがけっしてゴシゴシ擦る様に抜き差ししないで下さい! もしゴミが付いたままこれをしてしまうとバレル内部を傷つけてしまう恐れがあります!
では、肝心の挿入の方法ですが『一方方向に軽くねじりながらゆっくりと』です。この方法でまず手前に付けた印のところまで挿入します。
ここまで挿入しましたら一度引き抜くのですが、抜く際は『ねじらないで真っ直ぐゆっくりと』引き抜きます。抜きましたら少々勿体無いと思うでしょうが、ウエスを新しいものに交換しましょう。ゴミが付いたままのウエスで作業を繰り返しますと、結果的に先程注意したゴシゴシ擦ることと変わらなくなってしまいます。ウエスは惜しまず抜く度に交換しましょう。
それでは2回目の挿入なのですが、その前にウエスにシリコンスプレーを吹きます。
吹きましたら今度は挿し込める限界点の印近くまで挿入します。そう、パッキンに届くところまで挿し込むわけです。1回目と同様に『一方方向に軽くねじりながらゆっくりと』をお忘れなく。もしパッキン近くまで差し掛かって抵抗を感じるようでしたらそれ以上挿し込まず『真っ直ぐゆっくり』引き抜きましょう。しつこいようですが、絶対に無理をしてはいけません。
さて、ここで引き抜きましたらまたウエスを交換するのですが、この時点でウエスがまだ汚れているようでしたらキレイになるまでシリコンスプレーを吹いて挿入・引き抜きを繰り返します。
汚れがウエスに付着していないようでしたら仕上げの乾拭きを行います。この乾拭きは1回目に挿入したのと同じように手前の印の所までです。
お疲れ様でした、これで完了となります。簡単なようで意外と気を遣う部分が多かったですね。ですが、ポイントになる部分を一度覚えてしまえばけっして難しいことは無かったとおもいます。
因みになのですが、バレルクリーニングに関しては頻繁に行う必要はありません。というより、デリケートな部分ですので、むしろ頻繁に行うことはあまりオススメしません。ホコリが多かったゲームから帰ってきてからや、久々に引っ張り出した銃にしてあげるくらいが最適でしょう。
逆に頻繁に行って欲しいのは手順1で紹介しました外装の掃除です。これをキチンと行ってあげるだけで結構な効果がありますし、頻繁に愛銃を手にとってあげればそれだけ愛着も増すというものです。
さて、長くなってしまいましたがお付き合いありがとうございました。日頃からのお手入れを欠かさず、愛銃を常に最良のコンディションに保ちより良いサバゲーライフをお楽しみ下さい!