セローでGO!
連載4話目にして、ようやくバイクが出てきます(^^ゞ
今回のモンゴルで使用するレンタルバイクは、ガイドも含めて全員が『YAMAHA SEROW225』です。
いまはセロー250にモデルチェンジされたけど、225は1985年から2004年まで生産された人気オフロードモデルで、最大の特徴は「小型・軽量」であること。「二足二輪」というコンセプトで、低シート高、ハンドル切れ角が大きく小回りが利き、軽量であるのでとっても扱いやすく、トレールバイクながらトライアルバイクのような走りも出来るし、小柄な女性にも大人気だったんです。
自分のような体の大きさだとさすがに小さいんですけど、でも、タイムを競う競技ではないし、軽くて扱いやすいマシン、振り回せるマシンって、やっぱり走っていて楽しいものです。225ccですけど、ダートを80km~90kmぐらいで巡航できるパワーではありますから、十分です (^_-)-☆
1895年発売のセローですけど、レンタルバイクはすべて、セルが装備された2型(3RW)以降の形でした。ただし、さすがに使い込まれているだけあって、ちょっとボロイ (^^ゞ
さっそく、ノビさんがキャブからのオーバーフローを発見し、慌てて出発前に整備してましたし、自分が借りたマシンはセルがほとんど効かなかったです(たぶん、スイッチの接触不良)。自分のはキック併用だったので助かりました。
さて、いよいよ、出発の準備をし…
モンゴルツーリングスタート!
このときは、まだみんなウエアが白くてきれいですが、これから5日間、洗濯は出来ないので(気温が低くて、走行後、夜、洗っても朝までに乾きません)、だんだんホコリにまみれていきます。
ちなみに、着替えは人それぞれですが、運び込める荷物の制限が厳しいこともあって、基本的にみんなそのまま5日間過ごしています。風呂は2日目のツーリストゲルに泊まる日しかないので、それぞれ体を拭くウェットタオル等を持ってきていますし、デオドラントスプレー、ファブリーズなどを駆使して「臭い」を抑えます。
ただ、モンゴルは乾燥しているので、それほど身体は臭くならなかったです(もしくは、みんなが臭いから、臭いになれて気づかなかっただけかもw)
ツーリングは、現地ガイドが先頭を走り、うちらが付いていきます。モンゴルのピスト(オフロードの道)に道路標識はないですし、あったとしてもモンゴル語だけですからまったく読めません(モンゴル語の文字は、ロシアのキリル文字で表記されていて、英語の補助表記などもないので、まったく理解できないです)。だから、うちらだけではどこにも行けないので、モンゴル人ガイドが必須なんです。
ホテルを出発し、すぐにピストに入りオフロード走行開始!
…しかも、いきなりオフピスト走行(ピストを外れて走ること)。ピストはまがりなりにも道ですので、穴があいていたり崩れたりしていても、なんとなくワダチの出来方で分かるのですが、オフピストだと、草むらなどを走るので、どこがどうなっているか分からず怖いんです。
「むー、いくらオフロードを走りたくてモンゴルに来たとはいえ、いきなりオフピストはサービス良すぎるんじゃない? …というか、あぶねぇ ( 一一)」
って、思ったんですが、これはサービスではなく、ガイドさんがいきなり道を間違えていただけでした (;´∀`) ちょっと走って、舗装路に出てUターンしました。
モンゴルでの道路の障害物は、路面の破損だけでなく…
牛や羊、馬に阻まれたり…
いきなり道が水没していたりします (*_*)
動物たちに会ったときは怖がらせないように、ゆっくりゆっくり通過します。特に子供はお母さんに向かってまっしぐらに走るので、子供と親の位置関係を把握しておかないと、いきなり目の前に飛び出してきたりして危険です。
上の写真の水たまり、うちらは道の横にエスケープで来たから良かったですが、前から来たトラックは、この後、スタックしてました…
8月末のこの時期、モンゴルの昼間は20℃以上に上がりますが、朝晩は一桁台まで下がるので、暑さ対策より寒さ対策が必須です。走行風による体力低下を防ぐためにも基本的にライディングジャケットを着て、暑くなる午後だけ、ジャケットを脱いでいました。
ツーリングですから、写真撮影も楽しみの大きな部分を占めるものであり、みんなで写真を撮りあっていました。GOさんとノビさんは走行中も写真や動画を撮ってます(自分はそこまで上手くないので、止まって撮ります)
写真の上手なキタムラさんもアレコレ撮ってます ノシ
この日は曇っていたんですが、キタムラさんは、ちょっとイジってますね (^_-)-☆
そして、広大なモンゴルなので、あちこちでパノラマ写真も撮りました。パノラマ写真ってモニターで見る以外使いずらいんですが、縦置きにしてみましたので、スクロールしてご覧あれ (*^_^*)
まだまだ続く
この記事へのコメント
モンゴルで地平線ばかり見ていると、山や川で地形の変化があったり、ゲルがあったり、街が見えたりすると、とても嬉しくなります (#^.^#)
人間って、常にないものねだりで勝手なもんですw
「走行風による体力低下」とありますが、風を受けるにあたってこちらの抵抗が大きいと疲れる、という事なのですか(?_?)
それでなくとも長時間運転をするだけでだいぶ消耗すると思われますが…
レースなどでよく見る「つなぎ」は空気抵抗を減らす為の物なんでしょうか(*_*)?
プロテクションや空気抵抗とはまた別の話で、身体に風を受けていると疲れるんです。
だから、ツーリングバイクは空気抵抗を低減する目的ではなく、ライダーの体にあたる風を低減するために大きなカウルを付けています。ロードで革ジャンを着ると見た目やプロテクションはもちろんですが、風をしっかりガードするので疲れが少ないです (^_-)-☆
オフロードウェアは普通はジャージで、機能性・発汗性を考えたものですが、自分はツーリングやラリーで長距離を走り、出来るだけ疲労を減らしたいときはジャケットを着ます(もちろん、プロテクションの意味もありますし、体温調節の意味もあります)